スターバックスコーヒージャパンは15日、オフィスコーヒー市場に参入すると発表した。コーヒーマシンを自社開発し、オフィス内やホテル、レジャー施設などこれまで出店が難しかった場所でコーヒーを販売する。店舗と同じ豆を使い、品質の高さとブランド力を売りにする。5年で500カ所での導入を目指し、先行するネスレ日本やUCC上島珈琲などに対抗する
新サービスは「ウィ・プラウドリィ・サーブ・スターバックス」。米国では約20年前から導入しており、世界30カ国、約3万6千カ所で展開している。日本では16年に複数のオフィス内で試験導入していた。日本独自のブレンドの調整で、このほど「コーヒーのクオリティーを確保できた」(水口貴文CEO=最高経営責任者)として、全国での展開を始める。
まずオフィス内の社員食堂のカフェなどで販売する。ラテなど約20種類をそろえ、1日に100〜200杯の提供を想定する。現状では有人での販売だが、クレジットカード決済などを活用して無人販売も今後検討する。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26931350V10C18A2HE6A00/