環太平洋火山帯の地震は古くから関係があるとして、
統計地震学は当然、損害保険業などを中心とした金融業界
で統計調査されてきました。(大西洋など、他の海域も同様)
地球の反対側まで相関があるので注意して下さい。
(南半球の豪州や、南米チリまで)
特に欧米の金融業界では、環太平洋火山帯を一体として、
「地震・火山活動」の「活発化の周期」などを統計的手法で予想してます。
関係するグループ ※中国のチベット側はインド洋周辺諸国と関連
↑○日本(全域、特に関東〜西日本・琉球)・韓国・台湾・中国※
↑○小笠原諸島・ミクロネシア(マーシャル諸島/カロリン諸島)
↑○東南アジア(特にインドネシア・フィリピン諸島)
↑○豪州・パプアニューギニア・メラネシア
↑○NZ・ケルマディック諸島・トンガ・ポリネシア
↑○中南米(メキシコ)〜南米西海岸(チリ)
↑○北米西海岸サンフランシスコとアラスカ
↑○千島列島・カムチャツカ半島・アリューシャン列島
↑○日本(北海道・東北など北日本)
距離が遠い遠隔地の地震が原因で、他の地域の地震が
発生することを「リモートトリガリング」と呼びます。
・遠隔誘発現象(リモートトリガリング)
・動的誘発作用(ダイナミックトリガリング)
>9.2のスマトラ島沖地震と翌年2005年にMw8.6を記録したニアス島沖
>地震は、短期間に集中して発生する巨大地震のクラスタリングの典型として
>よく知られている。
※ニアス島はスマトラ島から130kmも離れた沖に存在(地図だと至近に見えるが遠い)
検索キーワード
「環太平洋火山帯」「統計地震学」「マイクロプレートテクトニクス」
「リモートトリガリング」「地震クラスター」「リンク法」
○論文の例1
「遠地地震により遠隔誘発された硫黄島火山の微小地震」
○論文の例2 (熊本→北海道)
>2016年4月16日の熊本地震では、表面波による誘発地震(動的トリガリング)が非常に広域で発生した
>(Enescu et al., 2016)
>誘発された活動は遠くは北海道の阿寒湖火山にまで及び
○論文の例3
小笠原硫黄島で観測される火山性地震のリモートトリガリング
○SNSのコメント欄への返信などで「無関係を強調する組織的な勢力」が居ますが、
それらは「反社会的勢力」や「大企業関連ネトウヨ」が多いです。
↓
「反社会的な治安関係者」にも注意して下さい。
とくにようつべに多く見られるようです。
・防災啓蒙活動動画のアップロード(OK!)・・・防災関係者など。
・同調する個人のコメント(OK!)・・・地震がコワイなど、普通の方々。
↑
コメントへの返信で同調者に「無関係」/「反論」を強調する反社会的勢力(NG!)←こいつらです。
注意して下さい。
南半球の地震・火山活動は、北半球に相互に影響を与えますが、
マイクロプレートテクトニクスにて地殻の応力分布の影響と考えて下さい。
↓
板のはじっこに影響があれば、もう片方のはじっこに影響が発生するのは
当たり前なのです。 プレートA⇔プレートB⇔プレートCという形です。
↓
最終的に巡り巡って、地球全体の殻(地殻)が影響があるね、というのが
地球科学という学問となります。
北半球と南半球の例
2010年 チリ地震津波
2011年 3.11
例えば2016年熊本地震で、熊本地方と阿蘇地方、大分県の(中央構造線の延長上)
の「関連地震」や「余震」などを、地震クラスタリングとして、
(先日のコロナウイルスのクラスター=群)と同じ意味ですね。
同じ「群れ」として、扱って、統計的な手法(ETASモデルとか)・・・で解析したりします。
これが狭い意味(狭義)でのクラスタリングです。
一方で、グローバルな金融業界が行っているような、環太平洋火山帯全域に
ついてまとめて調べるような統計的手法を、広義(広い意味での)クラスタリングと
ということになります。
グローバル企業なので、国では無く、世界地域全体として見るわけです。
周期=サイクルという英語ですが、一連のイベントは、常に同じパターンとは限らないのです。
A→B→C→Dと連鎖する地域が分かっていたとしても、
それが、数日間で連続的に起こる短期間のサイクルもあれば、数年間という長期間の
サイクルもあるのです。
それらが例えば、「南海地震」、「東南海地震」、「東海地震」の「連動性の評価」といった形で、
研究されているわけです。
また、防災啓蒙の観点から、過去の歴史観をモチーフに貞観パターンとか、
安政パターンとか、明治→大正→昭和パターンなど、
似たイメージから、分かり易く伝える、ということも行われています。
似ているだけで、過去のパターンが完全に繰り返されるわけでも無いのです。
>2010年 チリ地震津波
>2011年 3.11
に関しても、明治、大正、昭和の頃は、チリ地震と三陸津波はかなり時間差がありましたが、
平成では、数カ月で関連性が出ました。 これらの関係性を、プレート理論や熱理論や、
統計的手法や力学的な手法で、探索している、といったことのようです。
>>1-20 まったくおっしゃる通りです。学問分野は多岐に渡りますからね。
保険数理からの知見は非常に興味深いです。
地球科学分野も地質学とか土木の測量学とか、地震学よりそちらの方が先ですからね。 > 現在、電子基準点は全世界を覆い、巨視的な視点から観測データの比較分析が可能とのこと。
>「北半球で巨大地震が起きるときには、南半球でも前兆現象があることが、
>測量学ではわかっています。
>ところが、地震学では活断層など局所的な議論にとどまっている」と村井氏は話す。
地質学は、工業(というか農業)利用の目的で、青銅や鉄などの発見に必要でした。
また、原始的な測量学は、治水事業や区画事業から、ピラミッドや古墳など、
王墓の巨大建築まで古代1万年くらい前から存在していたようです。
また、地震の前兆現象に関しての多くの知見も地質学などから来ていますし、
結局、地殻変動ですから、土砂崩れとかと、似ているんですね。
>>1-21
また地球の反対側という意味から言えば、イタリアのアマトリーチェでの地震や、
バミューダ海域での自然現象など、「大地動乱の時代」という名著を、より広い意味で
捉えると、地球全体としての関連性が強く存在しているのです。 >>6 ああ、すいません、すでに多くのリンクがありましたね。 周期と一口に言うけれど、地球では同時に沢山の周期が進行している。
それを一覧にしてみたよ。
地球の周期の10段階
レベル0 数十億年・・・地球年齢の話題
レベル1 数億年・・・・・・・・・・・氷河期が過去3回はこの周期
レベル2 数千万年・・・・・・・・・・・・・・・日本列島形成の話題はこのスケール
レベル3 数百万年・・・・・・・・・・・・間氷期とか、人類の進化はこのスケール
レベル4 数十万年・・・・・・・・・ホモ・サピエンスの誕生
レベル5 数万年・・・・・・・・・現在、氷期に入りつつあるとはこのレベル、原始人など
レベル6 数千年・・・・・・・国の誕生
レベル7 数百年・・・・・王朝の交代など国の歴史
レベル8 数十年・・・大地動乱の時代、地球温暖化はこの程度の話
レベル9 数年〜10年程度・・・保険会社の経済予測、気象の長期予測での暑い寒い
地球が暑い寒いといっても、10段階くらいあって、
冷えているのに温暖化?とか、温暖化なのに、厳しい寒さ?ってのがあるわけで、
それはこういった理屈から来るわけ。
レベル1 数億年・・・・・・・・・・・氷河期が過去3回はこの周期
レベル3 数百万年・・・・・・・・・・・・間氷期とか、人類の進化はこのスケール
レベル5 数万年・・・・・・・・・現在、氷期に入りつつあるとはこのレベル、原始人など
レベル8 数十年・・・大地動乱の時代、地球温暖化はこの程度の話
レベル9 数年〜10年程度・・・保険会社の経済予測、気象の長期予測での暑い寒い
主な地層とか、大陸や列島の形成はこのくらい、大昔の話。
>レベル2 数千万年・・・・・・・・・・・・・・・日本列島形成の話題はこのスケール
→人類はまだ猿と同じ。石炭はもう出来ている。石油の形成中か。
>レベル3 数百万年・・・・・・・・・・・・間氷期とか、人類の進化はこのスケール
→人類からようやく類人猿になったイメージ。石油も完成している。
>レベル5 数万年・・・・・・・・・現在、氷期に入りつつあるとはこのレベル、原始人など
>レベル6 数千年・・・・・・・国の誕生
→大昔の超巨大地震や隕石衝突、カルデラ噴火はこのレベル
で、地震考古学は、基本的には数百年前〜古くても2万年くらい前まで。
>レベル7 数百年・・・・・王朝の交代など国の歴史
>レベル8 数十年・・・大地動乱の時代、地球温暖化はこの程度の話
>レベル9 数年〜10年程度・・・保険会社の経済予測、気象の長期予測での暑い寒い
>レベル8 数十年・・・大地動乱の時代、地球温暖化はこの程度の話
→で、地震の活動期とか、静穏期といっているのは、この話がその1
これは半世紀の活動期、半世紀の静穏期など、基本的に50年前後と考えれば良い。
>レベル9 数年〜10年程度・・・保険会社の経済予測、気象の長期予測での暑い寒い
→保険会社は、直近の数年を見ることが多いので、この辺。
>レベル10 数カ月〜1年程度
→地震の静穏化といっているのは、この周期の話。短くて数日から数週間、
何も無くて、落ち着いた後に、地震の本震が来るという話。
本スレの「海外と日本の地震の関係(遠隔誘発) 」というタイトルだと
>レベル10 数カ月〜1年程度
・・・が基本であり、
>レベル8 数十年・・・大地動乱の時代、地球温暖化はこの程度の話
>レベル9 数年〜10年程度・・・保険会社の経済予測、気象の長期予測での暑い寒い
・・・は環太平洋火山帯が全体的に、活動期だね、とか静穏期だね、という意味での、
「海外と日本の地震の関係(遠隔誘発) 」ということだと理解するべきだ。
もちろん、先週、バヌアツに地震が来たら、今週、日本でも地震が来た、とか
火山が噴火した、なんてこともあるでしょう。
それら全体の周期をまとめて、相関がある、ということになる。
レベル10 数カ月〜1年程度
レベル11 数週間〜1カ月程度
------------------------------------------------------------
レベル12 数日間〜1週間程度 連動地震が、ほぼ同時に来た場合。
------------------------------------------------------------
レベル13 数時間〜1日程度 チリ地震津波など、遠い外国の津波は時間が掛かる。
レベル14 数十分〜1時間程度 地震が発生した後の津波のスケール
レベル15 1分〜数分程度 沿岸で地震が発生したら津波はすぐに来る。
------------------------------------------------------------
レベル16 数秒〜数十秒程度 P波とS波の時間間隔
地球の周期の16段階
レベル0 数十億年・・・地球年齢の話題
レベル1 数億年・・・・・・・・・・・氷河期が過去3回はこの周期
レベル2 数千万年・・・・・・・・・・・・・・・日本列島形成の話題はこのスケール
レベル3 数百万年・・・・・・・・・・・・間氷期とか、人類の進化はこのスケール
レベル4 数十万年・・・・・・・・・ホモ・サピエンスの誕生
レベル5 数万年・・・・・・・・・現在、氷期に入りつつあるとはこのレベル、原始人など
レベル6 数千年・・・・・・・国の誕生
レベル7 数百年・・・・・王朝の交代など国の歴史
レベル8 数十年・・・大地動乱の時代、地球温暖化はこの程度の話
レベル9 数年〜10年程度・・・保険会社の経済予測、気象の長期予測での暑い寒い
レベル10 数カ月〜1年程度
レベル11 数週間〜1カ月程度
------------------------------------------------------------
レベル12 数日間〜1週間程度 連動地震が、ほぼ同時に来た場合。
------------------------------------------------------------
レベル13 数時間〜1日程度 チリ地震津波など、遠い外国の津波は時間が掛かる。
レベル14 数十分〜1時間程度 地震が発生した後の津波のスケール
レベル15 1分〜数分程度 沿岸で地震が発生したら津波はすぐに来る。
------------------------------------------------------------
レベル16 数秒〜数十秒程度 P波とS波の時間間隔
まとめ・・・地球の周期の16段階
レベル0 数十億年・・・地球年齢の話題
レベル1 数億年・・・・・・・・・・・氷河期が過去3回はこの周期
レベル2 数千万年・・・・・・・・・・・・・・・日本列島形成の話題はこのスケール
レベル3 数百万年・・・・・・・・・・・・間氷期とか、人類の進化はこのスケール
レベル4 数十万年・・・・・・・・・ホモ・サピエンスの誕生
レベル5 数万年・・・・・・・・・現在、氷期に入りつつあるとはこのレベル、原始人など
レベル6 数千年・・・・・・・国の誕生
レベル7 数百年・・・・・王朝の交代など国の歴史
レベル8 数十年・・・大地動乱の時代、地球温暖化はこの程度の話
レベル9 数年〜10年程度・・・保険会社の経済予測、気象の長期予測での暑い寒い
レベル10 数カ月〜1年程度
レベル11 数週間〜1カ月程度
------------------------------------------------------------
レベル12 数日間〜1週間程度 連動地震が、ほぼ同時に来た場合。
------------------------------------------------------------
レベル13 数時間〜1日程度 チリ地震津波など、遠い外国の津波は時間が掛かる。
レベル14 数十分〜1時間程度 地震が発生した後の津波のスケール
レベル15 1分〜数分程度 沿岸で地震が発生したら津波はすぐに来る。
------------------------------------------------------------
レベル16 数秒〜数十秒程度 P波とS波の時間間隔
>>1 外国と日本の地震の「遠隔誘発」の関係性も「熱移送モデル」なら、
説明できる部分があるようです。
フィリピンの地震から、火道を通ったマグマなどにより熱が移送され、
1年後に予測されたルートで日本の地震が発生したという話がありました。 >>21 地震学でも、普通に日本と海外の誘発地震ということで、
地震研究所から情報が出ているそうです。 「2011年 東北地方太平洋沖地震 過去に起きた大きな地震の余震と誘発地震」
という情報が地震研究所から出ているとのことでした。
Wikiの昭和東南海地震に
>本震に影響を受け、震源域及び余震域から離れた地域でも
>規模の大きな誘発地震が発生している。
という記述があります。
1944年の昭和東南海地震に誘発された地震には海外と国内で以下があるそうです。
>誘発地震
>1944年12月19日 満州国(当時)と朝鮮(当時)の国境付近、西朝鮮湾近傍で M6.8の地震
>1945年1月13日 三河地震(愛知県蒲郡市付近を震源M6.8)
>1946年12月21日 昭和南海地震
>1948年4月18日 1時11分 和歌山県南方沖(M7.0)
>1948年6月28日 福井県嶺北地方を震源とする福井地震(M7.1)
>外国と日本の地震の「遠隔誘発」の関係性も「熱移送モデル」なら、
>説明できる部分があるようです。
>フィリピンの地震から、火道を通ったマグマなどにより熱が移送され、
>1年後に予測されたルートで日本の地震が発生したという話がありました。
さすが名誉教授になるだけあるね。