コロナ違反でアルゼンチン6選手を追放、ラグビーチャンピオンシップ
【AFP=時事】ラグビーの南半球4か国対抗戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2021)
に出場するアルゼンチン代表の選手6人らが29日、
新型コロナウイルスの公衆衛生命令に違反して許可なく豪クイーンズランド(Queensland)州から
ニューサウスウェールズ(New South Wales)州に出かけたため、大会から追放された。
静養のためチームが拠点を置くゴールドコースト(Gold Coast)を離れて
バイロンベイ(Byron Bay)に向かった選手6人とスタッフ2人は、
29日夜に州境を越えてクイーンズランドに戻ろうとして足止めされた。
新型コロナウイルスの規制下では、ニューサウスウェールズのような感染拡大エリアから
クイーンズランド入りする場合、許可を得ていなければ強制隔離下に置かれることになる。
SANZAAR(南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチンの4か国からなるラグビー連合協会)は、
「今回の州境を超えた外出は、現在のクイーンズランド州政府の公衆衛生命令および、
SANZAARのラグビーチャンピオンシップにおけるバイオセキュリティー計画に明確に違反している」とし、
「大会規定に違反したため、この集団の全員は今後のラグビーチャンピオンシップの参加資格を失った」と発表した。
44選手が豪入りしたアルゼンチンは、10月2日にゴールドコーストで行われる第6節でオーストラリアと対戦する。
大会から追放されるのはセバスティアン・カンセリエレ(Sebastian Cancelliere)、
ホアキン・ディアスボニーラ(Joaquin Diaz Bonilla)、
フェリペ・エスクラ(Felipe Ezcurra)、
パブロ・マテラ(Pablo Matera)、
サンティアゴ・メドラノ(Santiago Medrano)、サ
ンティアゴ・ソシノ(Santiago Socino)の6選手、
そしてマネジャーのルーカス・チッカレリ(Lucas Chioccarelli)氏、
映像分析担当のロドリゴ・マルティネス(Rodrigo Martinez)氏だという。
プロップのメドラノとナンバーエイトのマテラはレギュラーで、
8-27でオーストラリアに敗れた前週末の試合にも先発出場し、ソシノは途中から起用された。
アルゼンチンラグビー協会(UAR)は、ニューサウスウェールズで足止めされている選手とスタッフは
「全員が完璧な健康状態」にあるとし、処分が決まるまでホテルに隔離されていたと明かした。【翻訳編集】 AFPBB News
https://news.yahoo.co.jp/articles/b533e6c207a81e6c7d2818514a4d6b5b6845b995