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怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第6夜YouTube動画>1本 ->画像>5枚


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1名無しさん@ピンキー2011/10/25(火) 00:09:51.22ID:pEeklbii
タイトル通り怪盗が警察などに捕まってあんな事こんな事に遭う作品はここに投下してください。
長編短編バッドエンドグッドエンド一次二次どちらでもOK。
とにかく住人たちの心を盗む怪盗求む。
【前スレ】
怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第5夜
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1239186929/

【注意事項】
○sage進行でお願いします。
○職人さんは特殊嗜好の作品の場合は投下前に注意書きをお願いします。
○職人さんが投下しづらい雰囲気はやめましょう。供給があってこそのエロパロ板です。
○好みに合わない作品や意見はスルー(読み飛ばし)を推奨します。
○荒らし、煽り、広告はスルーしましょう。

2名無しさん@ピンキー2011/10/25(火) 00:11:44.12ID:FXdZVniI

落ちてたのか……

3名無しさん@ピンキー2011/10/25(火) 00:12:10.31ID:pEeklbii
【過去スレ】
怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第4夜
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1209305940/
怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第3夜
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1202151285/
怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第2夜
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1198052206/
怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1148309887/

【保管庫】
http://kuma.usamimi.info/kaito/

4名無しさん@ピンキー2011/10/25(火) 00:40:57.72ID:0P/eVP1m
>>1再建乙

なんで落ちたんだろ?と思ったら容量が480に到達した後数日書き込みがなかったからか
今回の戦訓はちゃんと容量チェックはしておきましょうだな

5名無しさん@ピンキー2011/10/25(火) 11:19:04.56ID:7skxZjHU
立てようかどうか迷ってた
>>1
乙です

6名無しさん@ピンキー2011/10/26(水) 22:25:27.68ID:4uvZrDbw
>>1おつ

7名無しさん@ピンキー2011/10/27(木) 01:08:57.20ID:9Ci+CYom
>>1
しかし前スレ落ちてからスレ立てまでここまで時間がかかるとは本格的に過疎だな

8名無しさん@ピンキー2011/10/27(木) 01:55:26.63ID:biQWsVzP
確かに過疎や……

9名無しさん@ピンキー2011/10/28(金) 02:23:50.62ID:RiZV0BJZ
やっぱり義賊の美少女、美女が腐れ外道のエロ親父共に嬲られる王道展開が大好きだ

10名無しさん@ピンキー2011/10/28(金) 12:35:25.31ID:gRt8Vx6X
その後自分を慕っていた民衆に輪姦されれば、実にグッドだ。

11名無しさん@ピンキー2011/10/31(月) 11:21:59.38ID:wWQ2yUHv
age

12名無しさん@ピンキー2011/11/02(水) 00:10:19.32ID:in7K1aSw
正義感溢れる美少女怪盗を捕まえてズタボロにしてやりたい

13名無しさん@ピンキー2011/11/03(木) 05:21:38.25ID:ZR8yJomy
ギャラリーに好かれてる美少女怪盗もいいと思うの

14怪盗ルナの末路 絵画の檻2011/11/08(火) 00:09:41.32ID:ZWHOR088
若くして亡くなった著名な画家、東雲雄一が残した最後の作品である十数点の絵画。
見る人が見ればわかると言われた作品であったが、
それを見た誰もが、ただの真っ黒な絵という感想で一致していた。
しかし、彼はこれを自身の最高傑作と言い残し、美術館の一室を買い取って展示するよう遺言を残していた。

「警備がほとんどされないわね。舐められてるのかしら?」
東雲雄一の最後の作品をいただくと予告状を出した怪盗ルナ。
しかし、警備員こそいるものの、美術館に特別な警備はされていなかった。
彼の作品は生前から多くの怪盗に目をつけられ、盗み出されて世間から姿を消していた。
しかし、最後の作品として残された品は、これまでとは逆に、狙った怪盗が次々と姿を消していた。
てっきり完全な警備態勢で迎えられると思ったが、あっという間に展示されている部屋の天井裏まで来ていた。
「時間は…、もうすぐね、3、2、1…」
重苦しい音を立てて、静まり返った部屋の扉が開く。
電灯で照らしながら警備員が入ってくるけど、数秒で異常がないことを確認すると、すぐに出ていってしまう。
「………。なによあれ、予告状出したんだから、少しは真面目に警備しなさいよ」
普段と変わらぬ警備態勢で、これで朝まで見回りに来ることは無い。
警備員が離れて行ったことを確認すると、展示室に降り立ち、その姿を現す。
全身を覆い隠す黒のコスチュームに身を包み、長い髪を一つに纏めた姿の怪盗ルナ。
身体にフィットしたコスチュームは胸やお尻の身体のラインがそのまま出てしまい、
薄い生地は光の中に出ると、胸とショーツのところ以外は肌が透けて見えてしまうセクシーなデザインだった。
「罠もないみたいだし、これは思ったより簡単だったかな」
展示室の中を確認していくけど、特に罠らしいものは見当たらなかった。
壁には額に入れられた十数点の真っ黒な絵が飾られ、
一番奥には画架に固定されたままの作品と東雲が愛用した画材一式が展示されていた。
「なんど見ても奇妙な部屋。さっさといただいて…っ!」
どこかから女の子が声を漏らしたような音が聞こえてビクッとする。
振り向いて背後を確認するけど誰もいない、自分以外には誰もいないはずの部屋で警戒していると、また声が聞こえて。
『…ぁぁ……ぃゃぁぁ……』
耳を澄まして声の方を警戒しながら確認していき、その正体に気付く。
画架に固定された絵から声が聞こえていることに気付いて、怖くなって後ずさりする。
「なに…、だれかいるの?」
『……出してぇ……ここから出してぇぇ…』
目を凝らして見ても誰もいなくて、仕掛けを探しても何も見当たらない。
悪寒が走り一刻も早く離れないといけないと全身で危険を感じているのに身体が動かない。
『…はぁぁ……あぁんっ…あぁっ…』
いやらしい感じになってくる声が頭の中に響いて来ると、何かに獲り憑かれたみたいに気が遠くなってくる。
目の前が真っ白になってきて、それからどうなったのか私には分からなかった。

15怪盗ルナの末路 絵画の檻2011/11/08(火) 00:11:24.64ID:ZWHOR088
「う…うぅ…」
気だるい感じで目を開けると、場所は変わってなくて正面には展示室の扉が見えた。
「なにがあったの? わたし、どうして…、えっ?」
身体を動かそうとするけど、身体は石になったみたいにピクリとも動かなかった。
拘束されているわけではなく、ただそこに立っているだけ。
それなのに、身体は動かず、倒れることもなく、そこに固定されていた。
「あれ、なんで、動けない!? なに、一体どうなって…」
いつの間にか展示室には明かりがついていた。
視線を動かすと壁にかけられた絵を照らすための明かりで、照らされた絵を見て驚愕する。
真っ黒だった絵には、半裸や全裸の女性の姿が描かれていて、どの女性もあられもない姿で、淫らな姿を晒していた。
そして、何より驚いたのが、その女性たちの全てが嬌声を上げ、まるで生きているみたいに喘いでいた。
「ま、まさか…」
ここに盗みに入って行方不明になった怪盗たち。
その特徴に似たコスチュームを着ている女性もいることに気付いて、
絵に描かれているのが捕らわれた怪盗たちの姿であることは明らかだった。
「うそでしょ。こんなことって…」
私も彼女たちと同じように絵の中に閉じ込められて捕らわれていた。
まったく動けず、ただ立っているだけの姿で、どうにか脱出しようにも何もできない。
時間だけが過ぎて、展示室に人が入ってくる。
気を失っている間に夜は明けていたのか、時計は開館の時間を示していた。
「どうしよう、こんなところ見つかったりしたら」
ただの真っ黒な絵にも関わらず、この展示室への見学者は多かった。
東雲雄一の作品ということもあったが、
何度も盗みに入られているにもかかわらず、盗まれずに怪盗が姿を消す謎の絵画として有名にになったからだ。
今日も私の予告状の話を聞いて、盗まれたのか確認しに来た見学者が美術館に集まっていた。
「だめ、動けない…、あぁぁ、来ないで…」
隠れたくても名案は思い浮かばず、見学者が私の前に集まってくる。
私は惨めに捕らわれた姿を見学者たちの前に晒してしまう。
「…? あれ? どういうこと?」
私を見たはずなのに、作品があることを確認しただけみたいに見学者たちの様子は普段と変わらなかった。
同じように他の怪盗が捕らわれた絵を見た見学者たちも、ただの真っ黒な絵を見たときと同じ反応をしていた。
「気付いてないの? どうして…ひぁんっ!」
気付かれないことを疑問に思っていると、そばに置かれていた筆がひとりでに動いて、私の絵の胸のところに触れてきた。
私に触れたわけではなく、私が捕えられている絵に触れただけ。
私と筆は触れてはいないはずなのに、私の胸は実際に筆に触られたみたいに刺激を受けてしまっていた。

16怪盗ルナの末路 絵画の檻2011/11/08(火) 00:12:33.16ID:ZWHOR088
「な、なにを…、あぁっ、んんっ!」
向こうからは自分の姿も筆の様子も見えていないみたいだが、そんなことは関係なく。
衆人環視の中で胸を筆で刺激されてしまう。
「ひぁっ、んんっ!! なによこれっ! いやぁぁっ!」
今度は水で濡れた筆で触れられると、刺激はだんだんと強くなってきて、
なんとかしようにも、避けることも隠すこともできず、無防備に晒された胸を筆で撫でられる。
筆責めを続けられていると、胸に冷たい感触が当たって、まるで肌に直接触れられたみたいに感じて。
「あぁっ! やめっ、んんっ! えっ、えぇっ!?」
見るとコスチュームの胸の所に丸く穴があいて、白い乳房とピンク色の突起が姿を現していた。
「いやぁぁっ! なにっ、なんで!?」
その質問に答えるように濡れた筆はもう片方の胸も撫でていく。
すると、筆に撫でられていた部分がボディペイントだったみたいに溶けて、
右の乳房も同じように露出させられてしまう。
「うそ…、こんなことあるはずない。こんなのが現実なはずない」
見学者は作品が偽物とすり替えられていないか疑って覗きこんできて。
見えていないみたいでも、私の胸は確かに見学者たちの前に晒されていて。
「やだ、そんな、見ないで…」
別の筆も動いておへそや足の付け根に触れて、絵を濡らして消していくみたいに、コスチュームを溶かしていく。
「あぁぁ、待って、やめてよぉ!」
多くの視線に晒された状態で、ノースリーブのレオタードのような形にコスチュームを消され、
恥ずかしい姿が強調されるように、肩や手足が黒いコスチュームに隠されたまま白い肌を晒し、
本来ならもっとも隠していたところを露わにされてしまう。
「あぁぁ、こんな、恥ずかしすぎ…ひぁぁっ!」
無防備な身体を筆は容赦なく攻め立ててくる。
柔らかい胸のふくらみを、胸の先端を中心に円を描くながら回って、固く尖った乳首を筆先で刺激してくる。
「ひぁんっ! あっ、あぁっ! そこはっ、だめぇぇっ!!」
誰にも見られたことも、ましてや触れさせたこともない乙女の秘部が見学者たちの前で筆が撫でてくる。
わずかに開いたまま閉じることのできない腿の奥、陰毛に隠された割れ目は筆によってピンク色の無防備な姿を晒される。
「そんな、あっ、あぁぁっ! こんなことって」
陰毛もコスチュームと同じように溶かされてしまい、
こんな姿を大勢の見学者に見られているとおもうと、おかしくなってしまいそうで。
「あぁっ! だめっ、やめてぇぇ! ひぁぁっ! もっ、もう許してぇぇっ!」
乾いた筆の毛先の一本一本が無防備に晒された割れ目をチクチクと刺激してくる。
じわじわと責めてくる筆と、次々とやってくる見学者の無数の視線に、割れ目から淫密が溢れてしまい。
羞恥に震えながら、一日中、筆に淫密を吸われ続けていた。

17怪盗ルナの末路 絵画の檻2011/11/08(火) 00:21:22.63ID:ZWHOR088
とりあえずここまで。

18名無しさん@ピンキー2011/11/08(火) 01:21:01.98ID:v1MU9Tv6
久々に作品が来た!
乙です

19名無しさん@ピンキー2011/11/08(火) 09:00:17.12ID:Q0NXrCV5
投下乙です。
微妙にホラー要素もあって、引き込まれました。

20名無しさん@ピンキー2011/11/08(火) 12:50:51.80ID:SMLv2cU7
メトロポリタン美術館・・・!

21名無しさん@ピンキー2011/11/08(火) 19:50:04.19ID:vUlPxOuP
トラウマソングとして有名ですね


オリジナルじゃないけど大体一緒

22名無しさん@ピンキー2011/11/09(水) 20:06:09.65ID:Y7EDkEzp
>>14-17
GJ
ホラーっぽい部分もあって続き気になる

23名無しさん@ピンキー2011/11/12(土) 04:16:50.21ID:1RCXesZ2
ホラーとは新しく、それでいて羞恥もあってよかった
どう続くのか気になります

24名無しさん@ピンキー2011/11/17(木) 11:41:36.22ID:OHV3FVSK
age

25名無しさん@ピンキー2011/11/30(水) 20:40:30.67ID:p8HHpXhk
>>14-17 GJよー。
美術品を盗みに入った怪盗自身が美術品に・・・て、展開もいいなあ。
美術品として、人前に飾られて痴態を晒し続ける羞恥プレイも美味しい。
前にも出た話題かもしれないけど、『怪盗モノ』ならではの
エロシチュって、どんなものがあるだろう。

26名無しさん@ピンキー2011/12/08(木) 02:43:50.24ID:GKriKjpH
ローラみたいな感じの怪盗が主人公の話を見てみたい

27名無しさん@ピンキー2011/12/09(金) 11:04:54.56ID:HpUOnn9t
ロリ少女が美女怪盗に変身するような話ってないですか?
大人の姿に変身してお宝ゲット!とか…。

28名無しさん@ピンキー2011/12/12(月) 00:00:45.67ID:WJk7zMwx
巨乳美少女がロリ怪盗になるマンガなら…

29名無しさん@ピンキー2011/12/12(月) 01:06:04.50ID:XGdutbRX
その漫画のライバルキャラが主人公だった成人向け短編漫画は、その逆パターンだったよ

30名無しさん@ピンキー2011/12/12(月) 01:06:43.79ID:VSY5R3im
それ(ジグラット)描いてる作者さん、逆(ロリ少女が美女怪盗に変身する)作品も描いてるよ。
確か短編で。

31名無しさん@ピンキー2011/12/17(土) 01:21:11.09ID:tN64pEP+
タイトルとかわかります?

32名無しさん@ピンキー2011/12/18(日) 13:34:47.73ID:bEytezFS
保管庫のスレが4で止まってます

33名無しさん@ピンキー2011/12/19(月) 23:33:23.26ID:4h5nqyws
>>30
タイトルを教えて下さい。

34名無しさん@ピンキー2011/12/20(火) 14:38:16.20ID:LcQwCb3M
The Midnight Heart

35名無しさん@ピンキー2012/01/06(金) 00:01:49.30ID:dFyjRYnf
>>30
>>34
まさかその短編がジグラットと繋がっているなんて予想もつかなかった・・・

36名無しさん@ピンキー2012/01/09(月) 23:54:41.16ID:xfEPO1lo
泪が冴子に捕まってあんな事こんな事
→一瞬の隙を突いて形成逆転
→今度は冴子が泪にあんな事やこんな事

37名無しさん@ピンキー2012/01/11(水) 07:00:19.65ID:JLfqJAtm
訂正
×→今度は冴子が泪にあんな事やこんな事
○→今度は泪が冴子にあんな事やこんな事

38名無しさん@ピンキー2012/01/11(水) 08:57:55.16ID:188AZniv
昔読んだ後ろ手に手錠を掛けられて電マ椅子に座らされたセイントテールが、
快楽に耐えながら必死に何時もは簡単に開けられる筈錠を針金で開けようとして苦戦する話は最高だった

39名無しさん@ピンキー2012/01/15(日) 14:14:21.82ID:b7UmofdM
保管庫更新してー><

40名無しさん@ピンキー2012/01/25(水) 02:30:48.81ID:x8kY1U0E
巷では宇宙海賊なるものが流行っているらしいではないか
このスレにおいても宇宙怪盗のジャンルを開拓できないだろか?

41名無しさん@ピンキー2012/01/25(水) 09:14:34.23ID:dcFP0YpV
宇宙か……パッと思いつくのは無重力を使ったエロやトラップとかか?

42名無しさん@ピンキー2012/01/25(水) 10:58:16.45ID:YhuUmFxB
それよりも先に粘液とか触手のギミック満載な宇宙生物が浮かんだ

43名無しさん@ピンキー2012/01/25(水) 20:06:49.34ID:WIa0iraC
宝石だと思って盗んだのが触手エイリアンの卵で孵化して大変な目に遭わされたりとか

44名無しさん@ピンキー2012/01/25(水) 20:15:09.89ID:AW4+eJsT
ピンチにはAI搭載の光学遮蔽艦が助けに来ます

45名無しさん@ピンキー2012/01/25(水) 23:42:40.77ID:BvYMZCWU
無重力なら表面張力で液体が身体に纏わり付きやすいな

46名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 23:06:23.98ID:k7rR7lX8
コスチュームが色々ネタになると思う

47名無しさん@ピンキー2012/02/08(水) 16:43:02.04ID:T/KrpQ4b
ピチピチの宇宙服がコスチュームだろうな
宇宙じゃ露出できないし

48名無しさん@ピンキー2012/02/12(日) 15:00:10.59ID:co1vaBmc
宇宙をかける少女みたいな感じかな

49名無しさん@ピンキー2012/02/13(月) 18:37:19.19ID:7h9Sb+Pz
ゼロスーツサムスとか

50名無しさん@ピンキー2012/02/16(木) 23:00:58.08ID:Li5lLgdF
敵の思惑通り罠にはまった美少女怪盗
壁のみならず床も天井もガラス張りの小部屋に閉じ込められてしまう
汗ばんだうなじ、肩越しにのぞく形のよい胸のふくらみ、靴底から一直線に伸びる美脚のその奥にはレースをあしらった純白のパンティ、あらゆる角度からギャラリーの無遠慮な視線に晒される
熱のこもった視線に気がつきあわてて三角地帯の裾を引っ張り押さえ、手のひらでおしりを隠すも時すでに遅く、ぴたりと膝をとじ合わせ羞恥に困惑する美少女怪盗の姿は男達の嗜虐心を煽るだけだった
ガラス床には9つの○印が描かれ、それぞれ1から9の数字が当てはめられている
脱出条件は、
・4桁の数字をあてれば解放される
・両手両足で4つの数字を選択し30秒キープするとあたり判定がされる
・着衣1つに付き20回の挑戦が可能
・1回挑戦する毎に数字の位置はランダムに変化する

偽物語みててツイスターいいよなーと思って、こんな妄想してみました
絶賛冬眠中のAM氏の罠シリーズの扉の一つになればと思います

51名無しさん@ピンキー2012/02/18(土) 18:06:02.51ID:dj7Aq504
着衣1つに付き挑戦権より、
8つの頂点よりマジックハンドやネコじゃらし、ローター等の付いた棒が見学者によって操作できる
の方が楽しそうかと

52名無しさん@ピンキー2012/02/22(水) 14:17:46.84ID:56BQIuoa
げっ、落ちてたのか。きずかなかった・・・・道理であまりにも更新されないと思った

53名無しさん@ピンキー2012/02/24(金) 20:49:45.64ID:qj634m2O
>>50
そこまで書けるなら自分で書けばいいのに。

54名無しさん@ピンキー2012/03/03(土) 22:17:59.97ID:cYqksAKC
番犬に捕らえられるのは定番だが他に怪盗を捕まえることができる動物ってなんだろうな
鳥とか面白そうだけど虎とか単純に強いのはちょっとつまんないかな

55名無しさん@ピンキー2012/03/03(土) 23:01:25.23ID:Pys/NGDQ

56名無しさん@ピンキー2012/03/03(土) 23:22:20.46ID:yOBvvmmc
番コアラってのはダメ?
「カワイー!!」
敵陣にありながらも思わずもふもふしたコアラを抱きしめてしまう。怪盗とはいってもやはり16才の乙女はカワイイものには弱いのだ。
組んだ腕の中に収まるコアラは怪盗少女の胸にしがみついている。
怪盗少女は仕事を達成し後は脱出だけなのだが、そんなことはお構いなしにコアラの頭に顔を埋めクンクン匂いを嗅いでみる。ユーカリの葉しか食べないその動物はなにか植物の香りがした。
「ホントぬいぐるみきたい。持って帰りたいくらい」
むにゅむにゅとなにかを探して蠢くその小動物の様子は、まるでおっぱいを探す赤ちゃんの様だ。
コアラはフンフンと捜し物がみつかったかのように乳首に鼻をすり寄せ、不意に怪盗少女の突起に向かって食らいついた。
「ひァッ!…えッ!!やッ!…ぁ、ンッ!」
ちゅうちゅうと吸い付くようにコアラは乳袋から放れようとしない。鍵爪がコスチュームに食い込んでいるのだ。
「あっ!ヤぁ…!」
今度はミニスカートから伸びる太ももに別のコアラがしがみついてきた。
すり寄せてくるコアラの濡れた鼻先が、内ももを伝ってジリジリと上に上がってくるのを感じる。
慌ててスカートを押さえると、胸にぶら下がるコアラがDカップはあるだろうおっぱいを揉みしだき始めるのだったッ!

57名無しさん@ピンキー2012/03/04(日) 00:19:37.86ID:eTg1HgIs
だからそこまで書けるなら書けってw
誰も書かないのなら、俺が書くぞ。

58名無しさん@ピンキー2012/03/04(日) 10:58:35.07ID:ifNFSEdy
「オーストラリア産のカワイイ小動物なら怪盗少女も油断するだろう/するカナ?計画」は放棄した。だれか続きを書いてくれ
他にも
「少しでも目鼻の位置がズレると奇妙な物体になるリボンをつけた楕円形の白い猫」
「版権にうるさく金にがめつい、そんな夢の国のソルジャーであるアメリカ鼠」
でもいいかも

59名無しさん@ピンキー2012/03/05(月) 10:34:35.66ID:AUQqSzv2
なんだこいつ

60名無しさん@ピンキー2012/03/07(水) 11:52:58.52ID:zpxNXJRz
最近の怪盗もののエロゲーってないかしら

61名無しさん@ピンキー2012/03/11(日) 21:27:21.06ID:Bb3KTW2S
保管庫って放置なの?

62名無しさん@ピンキー2012/03/13(火) 17:51:27.99ID:1xk6h3eX
>>61
管理人がどっかいっちゃったからなー

63名無しさん@ピンキー2012/03/13(火) 19:10:58.12ID:wc96iApA
書き手さん達もどっかいっちゃったよ・・・

64名無しさん@ピンキー2012/03/14(水) 11:23:40.14ID:2ofYUPJp
そうか…

65名無しさん@ピンキー2012/03/18(日) 00:15:27.79ID:lWTTu+VM
2ちゃんねるのほうに誰かまとめてくれないかなと他力本願。

66名無しさん@ピンキー2012/03/19(月) 21:26:14.29ID:voPJJBEF
書き手さんは実は怪盗で盗みに行ったっきり捕まって帰ってこれない説!
今ごろ書き手さんたちあんな事こんな事されてるんですかね〜…。

67名無しさん@ピンキー2012/03/21(水) 12:09:36.19ID:GadZgqnm
ハートを盗んだまま消えるなんて罪なお人

68名無しさん@ピンキー2012/03/22(木) 23:41:35.87ID:ADupXMsN
>>67
ダメだジブリ作画が頭に浮かんできやがる
帰ってくるかしら書き手さん…
(BGM炎のたからもの)

69名無しさん@ピンキー2012/04/05(木) 03:09:24.65ID:I/WeR3l+
書いたことが訳分からなかったから誰も書かなくなってしまった…
すまぬ

70名無しさん@ピンキー2012/04/15(日) 01:19:13.87ID:tOVAsHzN
保守

71名無しさん@ピンキー2012/04/27(金) 22:42:07.09ID:UAv5JXPL
マスコットっていうかサポートキャラにやらせるんじゃあっさり過ぎるから鍵のエキスパートな女の子とかどうか

72名無しさん@ピンキー2012/04/27(金) 23:21:47.61ID:USYfIshp
>>71
どこにつながってるレスかわかんない
AM 氏の新作待ちで裸なんだが、ゴールデンウィークくらいは外にデタイ…

73名無しさん@ピンキー2012/05/06(日) 01:35:55.92ID:n55Fg4pJ
age

74名無しさん@ピンキー2012/05/10(木) 18:36:30.24ID:SuUo26fu
いつまで全裸でいればいいんだろうな…

75名無しさん@ピンキー2012/05/13(日) 21:52:37.75ID:c5shDH1n
つ腰みの
戻って来た時に全裸になればいいさ

76名無しさん@ピンキー2012/05/18(金) 01:40:34.46ID:PzuTcGNw
夏は全裸になりやすいから助かる
怪盗も夏だな

77名無しさん@ピンキー2012/05/28(月) 01:37:27.14ID:giQSvOlS
age

78名無しさん@ピンキー2012/05/30(水) 01:19:38.51ID:tr9Zyo7D
「ほーら怪盗ちゃん……気持ちいいんだろ?『お○んこ気持ちいい』って言ってごらん? 」
「…く…ぅ…」
「言わないと抜いてあげないよ?ま、俺としてはどっちでもいいけど」
「…………………で…す」
「あぁ!?んな小さい声で聞こえるか、怪盗処女ま○こに男咥え込んで気持ちいいですって叫べや!」
「……っ…………いい、です!処女ま○こに、男咥え込んで……気持ちいい、ですっ……!」
「うっ……きゅ、急に締め付けてきやがった……で、出るっ!」
「ぇ、ぁ……ぁあっぁぁぁぁぁぁッ…………!!」
「……嘘、つき……」
「くくく、嘘なんかついてねえさ。ちゃんと“抜いて”やっただろ?」
「そん、な……」
「さてと……オイお前ら!怪盗ちゃん気持ちいいみたいだから、早い物勝ちでくれてやる!」
「………ッ………!!」

79名無しさん@ピンキー2012/05/30(水) 03:44:21.19ID:IoNjHlkT
!?
すぐさま私は一糸纏わぬ正座で応戦しようッ!

80名無しさん@ピンキー2012/05/30(水) 06:25:28.77ID:nJ8pgs3C
ここってレッドリボンのまとめに保管されてたっけ?
されてないなら元々の保管庫が放置されてるから依頼した方がよさげ

81名無しさん@ピンキー2012/05/31(木) 10:55:29.25ID:iQlj9cQp
>>80
依頼頼むわー

82名無しさん@ピンキー2012/06/13(水) 15:39:42.80ID:ozIK6yF6
age

83名無しさん@ピンキー2012/06/18(月) 10:52:34.66ID:jrDdi26W
age

84名無しさん@ピンキー2012/07/02(月) 01:52:41.10ID:tr54UWIA
梅雨やね

85名無しさん@ピンキー2012/07/11(水) 08:19:20.46ID:PICnG9ER
あげ

86名無しさん@ピンキー2012/07/11(水) 15:51:42.33ID:0L1b1NLB
お宝を頂くために大人の姿に変身する怪盗っていますか?

87名無しさん@ピンキー2012/07/13(金) 23:54:20.66ID:gElU0iFG
成長系は知らないな
若年怪盗全体にありがちだが、物を盗んでいるという意識が薄そう
大人っぽく振舞ってみても、盗みが犯罪であることを強調されると
涙目になってしまうのかもね

88名無しさん@ピンキー2012/07/14(土) 02:08:03.06ID:d1T+/fsy

89名無しさん@ピンキー2012/07/29(日) 17:19:44.34ID:9yd5OsnT
あげ

90名無しさん@ピンキー2012/08/07(火) 03:09:07.58ID:BN/ny9Bx
怪盗物のアニメって実際どれくらいあるの?
そんなわけであげてってみようぜ!
お願いしまーす

91名無しさん@ピンキー2012/08/07(火) 09:39:54.63ID:PyBfyhuH
丸投げすぎワロタ

92名無しさん@ピンキー2012/08/09(木) 06:48:39.02ID:/w6vXzQv
怪盗セイントテール
神風怪盗ジャンヌ
キャッツアイ
怪盗レーニャ
ルパン三世
怪盗きらめきマン
ついでにとんちんかん

93名無しさん@ピンキー2012/08/25(土) 16:17:36.05ID:jpEBgqL2
あげ

94名無しさん@ピンキー2012/08/28(火) 04:14:26.08ID:lNhu4MV+
意外とあるようで少ないのな怪盗系アニメ
世の中の怪盗系同人に一言物申すー!
ちゃんと怪盗部分も書いてくれー!
ただ犯されるだけじゃ怪盗のアイデンティティーが消え失せている!
お願いしまーす!

95名無しさん@ピンキー2012/08/28(火) 17:22:31.19ID:uYplGvVI
捕まってからどうこうよりも捕まるまでの過程の方がいい
侵入中に罠にかかって誰も見ていないところでひとり苦しんだり

96名無しさん@ピンキー2012/08/28(火) 18:29:50.45ID:qTNypGdt
盗みやって活躍してるよってのは大事だよな。書いてる途中だけどPC規制が解けない。

97名無しさん@ピンキー2012/08/28(火) 23:36:20.85ID:Pf/tAbHB
このスレのSSは罠をきっちり描いていることが多くて尊敬している
犯されるまで安易に持っていきがちなんで

98名無しさん@ピンキー2012/08/31(金) 18:54:27.48ID:6+hv2ywS
キャー何するのよ離しなさい!
から始まった時点ですごくがっかりする

99名無しさん@ピンキー2012/09/08(土) 02:11:32.73ID:7IEHEryS
なんかねえかなーネタ
ゼルダの伝説の時のオカリナの世界って狭いよなぁー意外とあれで狭いよなぁー
なんか狭い世界のエロっていいなーって思ったわー
今すごくエロいこと思い付いたけど怪盗に盗まれたわー
あーーーーーーー
職人ーーーーーー!早くきてくれ〜ーーーーーーー!

100名無しさん@ピンキー2012/09/08(土) 18:30:26.86ID:IWk5LF9G
>>97
犯されてなんぼな考えの俺としては
罠の描写に力入れるのは良いけど、力入れすぎて中々犯されるまで行かないのもアレな感じ
後は陵辱系なら二次元エンドはダメ絶対

101名無しさん@ピンキー2012/09/08(土) 21:56:55.72ID:4SP56U16
わからないでもない

102名無しさん@ピンキー2012/09/09(日) 00:11:05.59ID:AwHaPgVJ
二次創作は総じて普段の活躍の様子は本編で見ろとしておいて
描きたいところだけ描けて楽だというのは分かる
しかし許せるわけではない

103名無しさん@ピンキー2012/09/15(土) 01:10:12.70ID:GGpD3Ega
怪盗自体をコレクションするために
餌になる秘宝を集めている偏執的な大富豪とか好き

104名無しさん@ピンキー2012/09/15(土) 15:53:15.61ID:3MWWTK1y
アクアメロディを快楽でよがらせて、複数人で輪姦したいお
最近そんな事ばかり考えてる俺がいる

105名無しさん@ピンキー2012/09/16(日) 00:16:30.82ID:J88irpFE
アクアメロディ続かねえかなあ…

106名無しさん@ピンキー2012/09/17(月) 16:33:02.33ID:DhLqK1/A
各敵とのBADルートとかみたいよね
誰か書いてくれないかな・・・

107名無しさん@ピンキー2012/09/18(火) 00:52:07.32ID:/M3O22HW
まとめ更新されないよね…
誰かまとめてくれー!まとめる役を俺から盗みにきてくれー!

108名無しさん@ピンキー2012/09/18(火) 01:47:30.67ID:rPVQ/v8R
まとめ人が消えてるみたいだから、
もうwikiで新しいのを作った方がいいんじゃね

109名無しさん@ピンキー2012/09/23(日) 00:32:24.66ID:GsmEoGRF
モバマスにも怪盗さん、というか怪盗コスの子がいるよなー

110名無しさん@ピンキー2012/10/02(火) 23:13:12.42ID:IMIVoHI/
まとめの更新って2年くらい止まってるな

111名無しさん@ピンキー2012/10/13(土) 20:18:27.90ID:x73o/Kgi
あげ

112名無しさん@ピンキー2012/10/19(金) 00:23:38.34ID:5HZmwQiB
今年中に投下はあるのか

113名無しさん@ピンキー2012/10/19(金) 22:41:58.37ID:FiDoJjrE
書いたよー。このスレは初めてなのでいろいろ教えてください。
オリジナルです。凌辱、機械姦?金髪美乳で小柄な美少女怪盗の話です。

114名無しさん@ピンキー2012/10/19(金) 22:42:59.22ID:FiDoJjrE
 3日前、ある美術館に手紙が来た。
『10月19日 貴館に保管されているダイヤ 女神の涙をいただきにまいります。
                           怪盗 ロワール』
 当然、美術館は騒然となった。
 怪盗ロワール。狙った獲物は必ず手に入れると巷でも有名な怪盗である。魔法のように盗んでしまう為、その正体を知る手がかりすらない。
 つまり、名前は有名だが本人が男なのか女なのかすらわからず噂だけが一人歩きしている。だが、狙われたものは現実に消えていた。
 それでも美術館としては盗まれるわけにはいかない。美術館の館長は警察に連絡してから個人的にも多数のガードマンを雇った。ある国から「対人鎮圧用」の機械も買い配備もした。
それなのに、「ダイヤ 女神の涙」は盗まれてしまった。
「なにをしているはやく探せええ」
 少しふくよかな体をした館長は顔を真っ赤にして叫んだ。時刻は午前0時15分。少し前に19日になったところだった。
 美術館は昨日から100人以上の警備員と警察を動員してショーケースに入っているダイヤを監視していた。数十の目がショーケースを見て多くのライトがダイヤを照らしていた。
 0時になった瞬間。一瞬だけライトが落ち。数十秒で回復した。
 まさかと思った館長が確認すると、見事ダイヤは盗まれていた。それが今の状況。
「さがせ、さがせ、さがせ」
 半狂乱になって館長は警察の責任者に食って掛かる。責任者は責任者でメンツもあり、部下に「探せ」と怒鳴っていた。
 あわただしく人が動いていく。
 それに紛れて黒髪で小柄なスーツ姿の男がダイヤのあった部屋から出て行った。男は少し早歩きで周りに合わせて、隙をみて人気のない部屋に駆け込む。
 男はドアを閉めて、ふうと息を吐くといきなり髪を「取った」。そして顔の皮を「取る」。
 「男」は綺麗な金髪をちょこんとまとめた少女になった。
 それは合成委繊維でできた変装道具。髪は単なるカツラだ。
「ちょろい、ちょろい」
 少女は変装道具をスーツの内側に付けた隠しポケットに入れて。ゆっくりと部屋を出た。
 怒号が飛び交う廊下を少女は進む。たまに目にあった警官なり警備員なりには深刻な顔を作ってはぺこりとお辞儀して歩いた。
 彼女こそが怪盗ロワール。文字通り逃げも隠れもせずに悠々と逃げ出していた。
 知らぬ者のいないとはデマだ。隠さないことが過ぎて誰も気づかない。

115名無しさん@ピンキー2012/10/19(金) 22:43:51.20ID:FiDoJjrE
「頑張ってください」
 ロワールは道行く人々にたまに声をかけて歩いた。怪しむより前にそれで毒気が抜かれてしまうのだ。美術館の職員かなにかと思ってしまう。
(探し物はここにあるよお)
 内心では馬鹿にしているが顔には出さない。盗んだダイヤが入り、少しだけ重くなった内ポケットがロワールの心を弾ませ。
必死な顔で探し物の前を通り抜けていく人々の愚かしさが彼女を和ませる。 
 ロワールはエレベーターの前について、一度後ろを振り向いた。
「ばーか」
 小声でそう言う。階段は混雑して使いたくない。
 エレベーターには一人で乗った。
 ロワールは笑いをかみ殺すのに必死だった。一応監視カメラもついているエレベーター内で変なことはできない。
とはいってもたかが3階建て程度のエレベーター。10秒もあれば下に着くだろう。
 そう思ったロワールは油断していた。
 ガクンとエレベーターが揺れて、電気が消える。
「な、なに」
 ロワールはうろたえてしまったが、すぐに電気は点いた。しかしエレベーターが動かない。回数表示も「2階」で止まっていた。
 備え付けられた電話が鳴る。ロワールは内心で舌打ちして出た。出ない方が怪しい、そう思ったのだ。
『こちら、コントロールルームだ』
 電話の先から男の声が聞こえる。
「え、エレベーターが動かないんです。たた、助けてください」
 ロワールはできる限り不安そうな弱々しい声をだした。
『わかっている。あの怪盗が電気回路いじくったせいでいろいろ不具合が起きてるだけだ。落ち着け』
 ロワールは顔には出さないが自分の迂闊さに恥ずかしくなった。
『すぐにでも復旧できる。その前に疑うわけじゃないがあんたの身分を証明してほしい。そこの上に監視カメラが付いているから身分証をだして、名前とプロフィールを言ってくれ』
「はい」
 ロワールは短く答えて。先に盗んでおいた美術館職員用のカードを取り出して見せた。そして悪びれることなく偽名と偽のプロフィールを名乗った。
 しばらくして。
『これは暗号だ。身分聞かれたら、一律に「わからない」という手はずだったんだよ。怪盗さん』
 男の声が途切れた。

116名無しさん@ピンキー2012/10/19(金) 22:45:13.61ID:FiDoJjrE

 しくった。ロワールは思った。
 完全なる手抜かりである。昨日までそんな情報はなったということは直前で決めたのだろう。
「しかたないか」
 ロワールはガムを取り出して噛んだ。いくらか噛んで吐き出すと白いガスが出るガムである。これから捕まえに来るであろう警官がドアを「開けてくれたら」吐き出して逃げる、と彼女は思う。
 ロワールはガムを噛み終えると奥歯の後ろに仕舞った。これでいつでも使える。
 ただ、今まで謎だと言われていた伝説が消えることだけが少し残念だった。
 がが
 何か物音がした。上からだ。
 ロワールは身構えた。上からなのは逃げにくいだろうがこの程度なら何とかなる。ガム以外にもいくらかの道具もあった。
 ばきと天井の通気口のふたが落ちた。
「なに……これ」
 あいた小さな穴から入ってきたのは人ではなかった。円盤のような形をした機械だ。それはまるで自動で部屋の掃除をしてくれる市販のロボットに近い。
 だが2、3、4と次々に入ってくる。吸盤でくっついているのか壁も走った。
「ロワールヲカクニンシマシタ。あなたにはもくひけんなどのけんりがみとめられています。とうこうしてください」
 一つの円盤がロワールの前に来て言った。機械音声だが対象に聞かせるところは肉声に近い。
「はっ。ポンコツなんかに私を捕まえれるわけないでしょ」
「トウコウキョヒヲカクニン、コレヨリ ブソウカイジョ モードニイコウシマス」
 ロワールに投降を呼びかけた円盤の中からマジックハンドが出てきた。それに合わせてほかの円盤からも出てくる。
「カハンシンパーツBノジョキョヲカイシ」
 マジックハンドがロワールのズボンを掴み、下におろそうとする。ロワールは驚いて、
「なに、すんのよ」
 と目の間の円盤を蹴り飛ばした。円盤は壁に飛んでいき音を出して壊れた。
「な、なんだ。全然弱いじゃないの……」
 急に後ろから引かれる力をロワールは感じた。円盤の一つが後ろに回り込んでロワールのズボンを掴んでいる。

117名無しさん@ピンキー2012/10/19(金) 22:48:09.05ID:FiDoJjrE
 
「あんたも、けっとばして」
 やるとロワールが言い終わる前に前からも引かれる。ほかの円盤のマジックハンドだ。
「つっ」
 マジックハンドがロワールのズボンを下ろそうと引く。ロワールは反射的にズボンのベルトを抑えた。
「あんたらいい加減に」
「ベルトヲカクニンシマシタ。ハイジョシマス」
 急な声が下と同時にマジックハンドの一つがロワールのベルトを掴んだ。
 バチと音が鳴る。ベルトが切れる。マジックハンドの指にきらりと光るカッターが仕込んであった。
「やっ、やだ」
一瞬の隙。ロワールが驚いている間にマジックハンドたちは一気にズボンを引き下ろした。
 ピンクのパンツと白い太ももが見えた。パンツは布で、少し子供らしい。
「いやああああ」
「カハンシンパーツBノ ハイジョ ニセイコウシマシタ。ツヅイテパーツA ノ ハイジョヲ カイシシマス」
真っ赤になって叫んだロワールを無視して円盤の中から電子音声が流れる。
 ロワールは今の状況が信じられなかった。今まで一度もミスしたことはなかったはずだ。
「エングンヲ カクニン データノキョウユウヲカイシ」
円盤が通気口から次々と入ってくる。しかし、ロワールは気づかず、体を折り曲げて絵ぶつぶつと独りごとをいう。
「嘘だ、嘘だ。こ、こんな屈辱。嘘だ」
 ずしりと肩に力を感じた。
「ひっ」 
 見ると両肩に一つずつマジックハンドが乗っている。そのままぐっと下に押された。不意を突かれたからかロワールは地面にしゃがみ込むように抑えられた。
彼女はふわりと浮力をは感じる。マジックハンドが彼女の腰を掴んで浮かび上がらせたのだ。その隙に足に引っかかっていたズボンを引き抜かれた。
「あっ」
 驚くロワールの声を無視してマジックハンド達は彼女のパンツに手をかける。ロワールは悲鳴を上げて自らのパンツを脱がされないように抑えた。
「やめ、やめてえ」
 ロワールは涙声で抵抗した。虚勢を張る余裕すら彼女にはない。
 だがそんなことは円盤たちにはどうでもよい。マジックハンドがパンツを引く、
指を滑り込ませる余裕がある分だけパンツの中に手を入れた。腰回りだけでなく、足周りにも「引っ張れる場所」はある。

118名無しさん@ピンキー2012/10/19(金) 22:49:44.19ID:FiDoJjrE
「タイショウノ テイコウヲ カクニン ハイジョシマス」
 マジックハンドが2つ片手ずつロワールの腕をつかむ。
「えっ?」
 ロワールの腕が上がった。マジックハンドに引っ張られたのだ。その瞬間ロワールのパンツがするりと膝元まで下りる。彼女のピンク色の秘所が露わになった。
「あああああああああああああああ」
 真っ赤になって泣きながらロワールは暴れた。 膝をできるだけ広げパンツがそれ以上下りないように抵抗する。
 マジックハンドが2つロワールの両足を抑えた。そしてむりやり足を合わせてパンツを脱がす。パンツは一つの円盤が回収した。
「カハンシンパーツA ノハイジョニセイコウシマシタコレヨリ ジョウハンシンパーツハイジョ オヨビ」
 無機質な機械音が続ける。
「ケンサ シマス」
「やあああああああああ、かえるもうかえるうううう」
 ロワールは聞いてはいない。両手両足を抑えられて彼女にはなすすべがなかった。ただただ泣くしかない。
 スーツのボタンにマジックハンドが手をかけた。必死に腰をひねって暴れるロワールをあざ笑うようにすいすいと外していく。中の白いブラウスが見えた。同じようにブラウスのボタンをはずしていく。
「にゃ」
 ロワールは急に声を出した。また浮き上がらせられたのだ。今度は腰もマジックハンドがしっかりと支える。もう動くことすらできない。
 両足が開くように力を入れられた。ロワールは足に力を入れて閉じようとするが多勢に無勢、いくつものマジックハンドがももや足首などを掴んで開かせる。
 抵抗むなしくMの字に開脚させられた。またお尻が地面につかかないようにしっかりとつかまれている。
「ゆ、ゆるひて」
 ロワールの口から出たのは謝罪の言葉だった。大粒の涙が彼女の頬を伝い、哀れにも機械に許しを乞う。
 マジックハンドがロワールの上着とブラウスを掴んで胸が出るように開けた。中のブラジャーは真ん中にリボンのついたかわいらしいものだ。
「ゆるして。本当に、もう、しません。許してくださいおねがいしますう」
 マジックハンドがロワールの服の下をまさぐりぱちんとブラジャーのホックを開ける。同時にロワールの胸からブラジャーがはずれて、そのかわいらしい姿を見せた。
 大きさはまんじゅう程度。ピンク色の先端が少女らしさを出してはいるが、少しだけ反っている。

119名無しさん@ピンキー2012/10/19(金) 22:51:35.12ID:FiDoJjrE

 ロワールは唇を噛んで俯いた。何を言ってもどうしようもない。
「これより けんさ のやりかたをせつめいします」
 ロワールに聞かせるためか、肉声に近い音を円盤の一つが出した。だがロワールはぴくりともしない、
もうどうにでもしてくれと自嘲気味に思っただけだった。
「これより チツないけんさ および こうもんけんさ にあわせりょうむねのけんさ を お
こないます。やりかたは まず ちつ および こうもん じゅんかつゆ としてろーしょんをながし 」
 俯いていた少女の目が大きく開かれる。今円盤の言っていることが自分に起こることだと彼女は即座に理解した。
「まっまって。そんな、そんなことしなくてもいいでしょ。わ、わたしもうどうしようもない……」
「この とっきを ちつ および こうもんに いれます」
 マジックハンドが一つロワールの前に来た。そして真ん中から割れ、中から男性器を模したような紫色の突起が現れた。
大きさはロワールの腕程度あった。さらに表面にはざらざらした小さな突起がある。
「いや。むり。むりいい。わたし、男の人と、やったことないよおおお」
「また それにあわせての むねの けんさ はハンドでりょうむね をしげきして そのはんのうをみます 
じんこうぶつのかのうせいを はいじょするためです」
「聞いてよ。ねえ。わたし、こ降参するから。手錠でもなんでもかけててもいいから」
「けんさへの ごりかい をおねがいします」
「いやあああああああああああ」
 とたんにロワールの両胸とブラジャーの間にマジックハンドが滑り込んできた。軽く揉む。
「くううう」
 ロワールは身をよじらせた。いきなりのことで多少快感があった。そのことが恥ずかしい。だが次の瞬間ロワールの顔が凍った。
「な、なによそれ」
 円盤のから伸びるマジックハンドの一つに大きな注射を持っている者がいた。中には黄色い液が詰まっている。
 腰と足を掴んでいるマジックハンドの力が強まる。
「あんしん してください このちゅうしゃは はり などは つかいません」
 ぐいとロワールの体がまえにだされる。注射が近付く。
「いやよ、そんなの、やめて」
 注射の先がロワールの「下の口」に入る。そして、中に入っていた液体が彼女の中に入っていく。
 ひんやりとした感覚がロワールの下腹部を襲う。じゅううと音をだして順調に注射器の中から粘液のある液体が減る。
「ひゃ、ひゃああ」

120名無しさん@ピンキー2012/10/19(金) 22:53:02.31ID:FiDoJjrE
 ロワールの体は完全に固定され。腕は拘束されている。彼女には声を出すことしか許されていない。
「あああ、つめたいよおお。やめてええ」
 空になった注射器が引くと、マッジックハンドがロワールの割れ目に指を入れる。なじませるように中でグニグニと指を折る。
「ぎ」
 ビクンとロワールの体が跳ねた。いつの間にか口からは唾液を流している。
 ぐちゅぐちゅとロワールの中をマジックハンドが「あさる」。そのたびにロワールが動き、彼女の股から黄色い液体と彼女の「自前」の蜜が零れ落ちていく。
 マジックハンドが手を引き抜いた。はあはあと涙を流してロワールは呻く。
「やめてぇ」
 何度目だろうこの懇願は。だが円盤たちは新しく液を注射器に補充して、再度近付く。
ロワールは少し腰をあげるように持ち上げられた。彼女の肛門に注射器が入る。
 今度はお尻である。ロワールは冷たい感触を、歯を食いしばって耐えた。
 注射器が離れマジックハンドが指を、入れる。
「うううううん」
 ロワールは懸命に声を出さないように口を閉じる。お尻の中で指が動く。
「あん」
 声が出た。感じたことのない感触がお尻の穴から感じてしまう。
 なじませ終わったのか指をマジックハンドが抜く。

「じゅんび おわりました 4つんばいにして てすと します とう てすとは たいしょうの せいきへの ぶきの いんとくを しらべるためのものであります」
 機械音がなると急にロワールの体がひっくり返った。受け身を取ろうにも変わらず手は動かない。だが多数のマジックハンドが彼女の体を支えた為には全く痛みははなかった。
 ロワールは4つんばいにされてから両手を後ろに引っ張られた。体が倒れないように円盤達が「その手」で支えている。そのままスーツとブラウスをはぎ取られる。白い肩とうっすら肉の乗った鎖骨が見えた。
 ロワールはもはや抵抗しない、虚ろな目で目の前の円盤を見ている。思考しているのかしていないのか。どちらでも大して意味はないが。
 ブラジャーが外された。もはや彼女の残された衣服は靴下しかない。靴はいつの間にか脱げて、円盤たちに回収されていた。手は地面へつけられ完全に4つんばいになった。犬のように。
 円盤が2つ彼女の背中に乗った。そこからでたマジックハンドがロワールの下乳を支えるように持つ、そして他からまたマジックハンドが伸びてきて、彼女の乳首をつまむ。
「では てすと かいしします」
 ロワールのお尻に突起が入る。

121名無しさん@ピンキー2012/10/19(金) 22:53:55.27ID:FiDoJjrE
「ひゃああああああああああああああああああああああああああああああ」
 ロワールの思考が強制的に呼び戻される。ローションを滑って入る突起があまりにも気持ちよかった。だから、
「でぇめええええええ。入れないであああああ、もういっぽんいれっれたらあああああたしいいいい。狂う、くるううううううううううううううう」
 容赦なく、もう一本がロワールのヴァキナにはいる。ぐちゅとローションを潤滑油に中へ滑り込む。
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
 言葉にならない。ロワールは叫んだ。涙と唾液を垂れ流して恥も外聞もなく叫ぶ。そうしなければ耐えれなかった。気持ち良すぎて本当に狂いそうだった。
 事実、ロワールは知らず知らずに笑っていた。妖艶には程遠いが、男を誘うには十分「色」のついた笑い。少しずつロワールの心を快感が侵食していく。
「あん、あっあっ」
 突起が動く。わずかにピストン運動を繰り返しロワールの中を「調査」する。
 頭がしびれる、本物の犬のように舌が出る。ロワールはもう何がなんだがさっぱりわからない。ただ突かれれば律儀に声を出した。
 だから落とした。口の中からあの「ガム」を。それが地面に落ちた瞬間白い煙エレベーター内に充満する。ロワールにはもうどうでもいい、円盤体には今更意味はない。
 しかし、円盤たちの目的は「武装解除」にある。
「けいこく たいしょうは きけんどDのぶそうを しょじ ぼっしゅうにかかります」
 円盤の声が白い世界にこだまする。途端にロワールの開いた口にあの注射器が入れられる。
「も、もが」
 口の中にねっとりとした液体が入れられる。ほんのりあまく、粘っこい。そしてすぐに注射器が抜かれ、口の中に突起が入れられる。
「……」
 突起の先からは空気がでて無理やりロワールの肺に送り込む。これで彼女は窒息しない。
「たいしょうの ぶそうかいじょから せんとうふのうに もくてきを へんこうします。十分かんのらんくE ごうもんをかいしします」
 すでに戦闘どころか思考すら危ういロワールの「拷問」が始まった。元々入っていた二つの突起はそれぞれヴァキナと肛門をリズムカルに突く。そして下が付けばロワールの口に入れられた突起が引く、下が引けば逆に突き喉を犯す。
「ぶぶう」
 わずかな隙間から、ロワールの声が漏れた。
 彼女の胸は下乳から揉みに揉まれ、性行為で敏感にさせられた乳首を、マジックハンドハンドが捏ねる。

122名無しさん@ピンキー2012/10/19(金) 22:54:27.67ID:FiDoJjrE
 そこにはあわれな小娘がいた。体中から愛液をだし機械にこれ以上ないほどに犯されつつづけるただの少女。
 彼女は怪盗ロワールと呼ばれていた。
 ただ明日からは一つの役割が加わる。
 日本製「人道的対人制圧用ロボ RX−45」に鎮圧された。最初の獲物と。

123名無しさん@ピンキー2012/10/19(金) 22:57:00.85ID:FiDoJjrE
おわりです。どうでもいいのですがカタカナの名前使うと読みにくいですね
書いているだけなら別になんですが。これは教訓にしたいと思います。
もし感想とかあれば、どんなものであれ嬉しいです。個人的には批評して
もらっても構いません。ではまた

124名無しさん@ピンキー2012/10/20(土) 01:02:17.21ID:qsFuWvSD
久々の投下マジGJ
でも、台詞とか短すぎるのと、それに反して後半の叫び声の多さが個人的には気になった

125名無しさん@ピンキー2012/10/20(土) 01:22:16.40ID:t9Xp6w31
状況説明がとてもわかりやすいけど、文章の大半がそれメインになっているんで
エロ描写その物にもうちょい割いてくれると嬉しいかも
あと、今まで失敗しなかったのが不思議なくらい、ただの粗忽でお間抜けな素人の小娘にしか見えなかったw
無論それはエロパロ作品としての評価を下げるものではないけど

126名無しさん@ピンキー2012/10/20(土) 04:39:32.57ID:/O8PakU8
GJ!

127名無しさん@ピンキー2012/10/22(月) 14:58:23.29ID:Uva2gLV5
あげあげ

128名無しさん@ピンキー2012/10/22(月) 20:54:11.20ID:REnwlv8D
イェーイ!加速しれ!

129名無しさん@ピンキー2012/10/22(月) 23:12:28.78ID:FioaP5vU
GJ

130名無しさん@ピンキー2012/10/23(火) 12:06:14.25ID:V5n9vuKk
よかったよ!保管所更新はよ

131名無しさん@ピンキー2012/10/25(木) 12:52:51.93ID:6mpMVWuc
過去スレって読めないかな

132名無しさん@ピンキー2012/10/27(土) 13:00:59.55ID:2fDOa+cV
>>131
datでよければ
http://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/388840.zip&key=kaito
初代スレって6年も前だったんだな…

133名無しさん@ピンキー2012/10/31(水) 08:17:07.08ID:F1o/tg4C
>>132
ありがとうございます

134名無しさん@ピンキー2012/10/31(水) 18:55:41.49ID:eDVHerer
ジグラットの三巻マジエロかった
男達が囃し立てる中、透けた下着一枚で犬散歩とか、襲われかかる所とか
誰か襲われVerをお願いしまっす!

135名無しさん@ピンキー2012/11/01(木) 19:48:26.03ID:8Z5aGHDs
GJだぜぃ

136名無しさん@ピンキー2012/11/01(木) 21:31:24.53ID:BnnOJcfi
ロワールの作者です。読んでくれてありがとう。批評してくれた方の意見は
とても参考になります。
なんか私にリクエストとかあれば書きますよー。私でよければですが。
あっもしあるのならくやしく設定を教えてください。

137名無しさん@ピンキー2012/11/03(土) 19:25:27.94ID:P9CM2sYq
じゃあさっそく・・・
とリクエストしようと思ったが、自分で温めているネタは
どれだけ時間がかかっても自分で書きたいと、思い直した

138名無しさん@ピンキー2012/11/06(火) 01:53:03.82ID:paQwXLU7
>>136のオリジナルな次作品を待ってるぜ!

139名無しさん@ピンキー2012/11/07(水) 20:36:26.82ID:Z44qlrNl
>>137 がんばれえええ
>>138 ありがとよおお。
ところで怪盗セイントテールって「悪い人」とか自分勝手に決めて
盗みとかしてるよね。法治国家では許されませんよね。ぐへへへへ
どう思う?

140名無しさん@ピンキー2012/11/07(水) 22:51:33.57ID:Qju7wLwA
St.テールといい、ジャンヌといい、法を踏み外してるくせに、神の名を免罪符にするとは許されんな

141名無しさん@ピンキー2012/11/08(木) 00:56:38.37ID:0qNFI0qe
>>140
法律と法は全くの別物だから……(震え声)
ぶっちゃけ十字軍が虐殺してたくらいだし、盗みなんて大した事じゃry

142名無しさん@ピンキー2012/11/08(木) 07:16:10.08ID:z9ygRV/D
まぁ、窃盗が犯罪なのは当然で、このスレで罰を与えましょ。
ロワールの作者さんのオリジナルを楽しみにしています。
ただ、リクエストとしては、このスレの代表格的とも言える、AMさんのアクアメロディなんかどうでしょう?
作者さんもオリジナル展開OKしてたはずですし、敷居が高いのか誰も書きませんでしたけど。
詳しくは過去スレを見たほうが早いっすね。

143名無しさん@ピンキー2012/11/11(日) 21:50:53.63ID:vPwfA9RQ
寸止め無限ループのあれか

144名無しさん@ピンキー2012/11/11(日) 23:04:25.33ID:rGKwrQkd
だからこそ、最期まで犯っちゃうSSの需要が高い

145名無しさん@ピンキー2012/11/12(月) 15:47:37.26ID:XIf/PTM8
寸止めもいいものだぜ
いつ捕まるか、または仮面を剥がれるかわくわくするからね

146名無しさん@ピンキー2012/11/13(火) 02:05:29.63ID:wD6DJnn9
二行目は寸止めで終わらないという前提があるから成り立つことであって
寸止め無限ループはちっとも良くねえわ

147名無しさん@ピンキー2012/11/17(土) 02:44:56.11ID:58hHhltq
寸止め自体はいいけど、段階があるよね。
捕まってエッチなお仕置きをされて、でも逃げる。
ここのお仕置きの度合いが最初は身体を触る、次に胸を見せる、下着が無くなる等
いつ最後に行くのかと期待させるのならいい寸止め作品だと思うんだよね。
アクアメロディは本番は無かったけど敵の前で全裸になったり、全裸で夜道を帰宅したり、
最後は生中継お漏らしのあとの顔割れか?というところで終わったし、いい寸止め作品やったと思うよ。
今は結局助かったifエンド話が途中で止まったままだけど。

148名無しさん@ピンキー2012/11/17(土) 02:55:27.47ID:PtobC0ex
正直、リアルタイム当時ですら微妙に荒れた話題を、今さらのように引っ張るのはやめてほしい
「俺は好きだったよ」程度で良いのに、寸止めの素晴らしさとか語ってる奴は何がしたいんだ・・・
わからん人にわかるわけがないし、実際にそれが理由でスレが多少だが紛糾してたのに
またここで再現したがってるのは、なんなんだ?

149名無しさん@ピンキー2012/11/18(日) 01:22:47.51ID:+2cg5MyI
日付またいでID変わったからって話題続けないようになw
怪盗少女の敵は、金持ち成金と、その罠(機械や動物含む)ってのがこのスレの定番だが
他の怪盗(あるいはもっと危険な強盗)、探偵、はたまた怪人の類と色々バリエーションが考えられるな

150名無しさん@ピンキー2012/11/27(火) 01:15:35.30ID:+Oakiao9
色んな女怪盗を捕まえて犯すことを趣味としてる全裸探偵とかも悪くないな

151名無しさん@ピンキー2012/11/27(火) 02:23:43.39ID:8rCHWI7f
近いのは考えたな
怪盗少女を誘拐してコレクションしている怪人とか

152名無しさん@ピンキー2012/12/05(水) 02:40:22.81ID:UL6Z0LrB
あげ

153名無しさん@ピンキー2012/12/12(水) 22:16:54.08ID:wuYqN6PV
決めゼリフとかある怪盗とかいるじゃん?または投げキッス
したりとかさ。そんな子達の調子にのっているところをビデオ
とかに映してさ。怪盗捕まえて、徹底的に「教育」した後に
そいつの目の前でビデオ上映したい、これはだれでしょうというかんじで
どうだろう❓

154名無しさん@ピンキー2012/12/20(木) 02:51:43.65ID:zsAqhDvq
あげ

155名無しさん@ピンキー2012/12/22(土) 17:23:49.13ID:9Zu2hoOq
>>154
あげるだけじゃなくて話題をおくれ
バイブ、ローター、媚薬かある状態で怪盗に仕事をさせたらそそるなあ

156名無しさん@ピンキー2012/12/23(日) 10:44:53.15ID:5iVi5ZPI
>>155を適当に
あらすじ:前回侵入した闇の組織ダークシンジケートに捕らえられた女怪盗ナイトキャットは磔台に拘束され敵幹部達の前で素顔と裸身を晒してしまう。
羞恥と屈辱に喘ぐ彼女に首領のサタンキングは媚薬を注射して輪姦させた後、ふたつの肉穴に極太バイブを挿入してそのまま世界一の金持ちゴールドリッチの宝物を盗んでくるよう命じたのだった。
成功すれば媚薬の解毒剤を注射してもらい解放されるが、もし失敗すれば彼女の快感に悶え喘ぐ醜態を収めた動画ファイルが全世界に発信され、組織の性奴隷にされてしまう。
リモコン爆弾付きの首輪を嵌められたナイトキャットは全身を舐めまわすような快感を必死にこらえながらゴールドリッチの屋敷に向かったが・・・

黒ずくめの衣装を纏い黒いパラシュートで屋敷の屋根に降りたまでは良かったが、不意に快楽の唸りを上げだしたバイブのせいでキャットは思わず膝をついてしまった。
(チッチクショウあいつら、まだあたしを弄び足りないのか・・・!)
シンジケート幹部の手には爆弾のリモコン以外にも両バイブの無線起動装置があるのだ。
バッテリーの容量は2時間程度だが、迅速が要求されるこの仕事では邪魔をするのに充分だった。
それに、いつもなら事前に綿密な侵入計画を立ててから盗みを行うのだが、今回は強制された突発的なものだけにほとんど準備できていない。
プロのガードで固められ防犯設備が満載のこの屋敷から、見取り図もなしに宝物を奪うのは途方もない難事だった。
(あいつらは暗視装置付きのカメラで気楽にあたしを眺めながらいつでもバイブのスイッチを入れて邪魔できるってのに・・・ああっ、こ、今度はお尻のほうもぉっ!!)
両の肉穴から急激にこみ上げてくる蕩けるような痴悦に膝をガクガクと情けなく震わせながら、キャットは屋根の上を懸命にはい回る。
だが集中力を欠いていたためにせっかくの探査ゴーグルも役に立たず、センサーに引っかかってしまった。
警報のベルは鳴らない。その音に脅えた侵入者がすぐに逃げ帰ったりしないようにという配慮からだ。
屋敷の主のゴールドリッチは自邸に侵入した犯罪者を拷問して愉しむのが趣味の男だった。
(あたしは逃げ帰れば即組織の性奴隷・・・なんとかここを突破しないと!)
用意の銃が腰のホルダーにあるのを確認して、キャットは廷内に侵入する。
これまで殺人などの荒事はできる限り避けてきたが、この際やむを得なかった。
最上階の絨毯を敷き詰めた廊下を走りながら周囲を素早く見回す。
と、突然足元の床が消失し、キャットは闇の中へ転落した。
「きゃああああああーーーっ?!」
派手な水音が鳴り、彼女は自分が巨大な水槽の中に囚われていることを悟る。
そこへ、赤い目を光らせた無数のピラニアが彼女に襲いかかってきた。
(!!)
溺れまいと必死に浮き上がろうとしているところにそんなものに襲われてはひとたまりもない。
心の中で悲鳴を上げているあいだに、彼女の黒い服は次々に食い破られていった。
(服の次ぎに身体が食べられる前に、なんとか脱出しなくてはっ!!)
「ホッホッホ、心配はいりませんよ。そのピラニアは品種改良と調教によって人間の服だけを食べるようになっています。命の心配はいりませんよ」

157名無しさん@ピンキー2012/12/23(日) 10:46:27.00ID:5iVi5ZPI
(ゴ、ゴールドリッチ!!)
水槽の片面のシャッターが開き、その向こうの部屋に現れたのはこの屋敷の主であり世界一の金持ちであるゴールドリッチその人である。
初老の彼は部下が用意した椅子に深々と座ると、葉巻をくゆらしながら次々と服を喰い剥がされ裸に近づいていく怪盗美女を鑑賞した。
「監視カメラで侵入者がかの有名な女怪盗 ナイトキャットとわかりましたのでね。いささか歓迎の趣向を凝らせてもらいました」
専用のマスク以外はほとんど身ぐるみ剥がされ、しかし溺れないよう両手は水を掻かねばならず、隠すこともできない裸身を晒す無力にキャットは唇を噛みしめる。
だが屈辱の儀式はまだこれからが本番だった。
「さて、面白いものを充分堪能させてもらったし、次はアマゾン産の天然肉食ピラニアを放つとしましょうか」
「!!!」
「おや、お嫌なようだ。猫が魚に食われるのはさすがに体面が許さないというところでしょうか」
今度は本物≠ノ喰われるかも知れないという恐怖に震え上がり、泳ぎながら夢中で首を振るキャットを楽しげに眺めつつ、ゴールドリッチは二本目の葉巻に火を付ける。
そしておもむろに言った。
「一つ助かるための条件を出しましょう。私は寛大なのです」
「!?」
「その中でオシッコをしなさい。その水の中には尿素に反応する特殊な薬品が入っていて、ピラニアを撃退する液体へ化学変化するようになっています。ピラニアでお漏らしするような情けない泥棒猫なら殺す価値もないですからねえ」
その言葉と同時に部下がボタンを押し、獰猛な魚がキャットの元へ殺到してくる。
その恐怖のあまり、彼女は冷えて膀胱にたまっていた大量の尿を思わず失禁してしまった。
「ホーッホッホッホ、言い忘れてましたが、化学変化するとその水は黄色くなります。・・・おや、どうにか間に合ったようだ。可愛いピラニアがあなたの臭いオシッコにめげて逃げ帰ってしまった。おまえ、汚れた水を抜いておやり」
「はっ」
ごぼごぼと音がして、床に空いた穴から汚水が抜けていく。
キャットは水槽の床にへたり込み、やむを得ないとはいえ恐怖失禁してしまったこととその醜態の一部始終を見られた恥辱に打ちのめされていた。
「ほほーう。どうやらだいぶこの屋敷を舐めていらしたようだ。まさかそんなものを挿入して愉しみながらおいでになるとは」
「ち、違・・・こ、このバイブはっ・・・あひいいいいいいっ?!」
まさにその瞬間、溺れているあいだは沈黙していた淫具が一気に甦り、同時に激しく振動して媚薬に火照っている女体を絶頂させる。
キャットはその白い太ももを夥しい蜜液で濡らしながら、心の中でシンジケート幹部を呪った。
「なるほど・・・そんなあなたに相応しい、ぴったりの歓迎方法があります。今夜はお互い愉しみましょう。あなたが死ぬか、屈服して肉奴隷になると啼いて誓うまでねぇ」
丁寧な口調とは裏腹の冷酷な宣告に、キャットの心は激しい恐怖と苦悩でいっぱいになる。
資産家の部下である屈強なゴリラが彼女を水槽から引きずり出し、肉奴隷達の喘ぎで満ちた調教室に連行した後もその瞳に光が戻ることはなかった。

とか?

158名無しさん@ピンキー2012/12/23(日) 23:03:41.86ID:Q+99ldsD
奇才あらわる

159名無しさん@ピンキー2013/01/03(木) 05:53:48.31ID:uXp8+lpP
クリスマスプレゼントでもお年玉でもいいから続きを!老い先短い俺に希望をッ!

160名無しさん@ピンキー2013/01/09(水) 12:28:12.06ID:+VfNWQGb
サンタの格好して子供達のプレゼントを盗むサンタ怪盗なんてのはどうだぁ?

161名無しさん@ピンキー2013/01/09(水) 23:13:32.03ID:eIqQ20je
>>160
最高

162名無しさん@ピンキー2013/01/23(水) 00:41:13.49ID:G/VU8Cvi
リア充に嫉妬してバレンタインにチョコを盗む怪盗

163名無しさん@ピンキー2013/01/23(水) 23:56:44.70ID:I+1j4qtB
>>162
最終的に溶けたチョコを被っちゃったところを捕まってそれを舐められて正体がばれちゃいそう的な

164名無しさん@ピンキー2013/02/06(水) 23:51:39.48ID:P+RuYitT

165名無しさん@ピンキー2013/02/21(木) 11:36:48.44ID:ktrpej2q
ほしあげ

166第30話 ◆4esfMXj44o 2013/02/26(火) 05:22:19.39ID:rOshHfXx
age

167名無しさん@ピンキー2013/03/11(月) 00:46:19.30ID:r4uOHVCY
来期も怪盗アニメはなしか……

168名無しさん@ピンキー2013/03/26(火) 02:47:25.99ID:CMTInQGu
今年に一本あるか怪しいジャンルでしょうよ

169名無しさん@ピンキー2013/04/01(月) 06:42:17.57ID:Y8bSo9mh

170名無しさん@ピンキー2013/04/17(水) 19:21:10.20ID:KVl737in
ほしあげ

171名無しさん@ピンキー2013/04/21(日) 22:19:49.77ID:zsk5fyhA
ああ

172名無しさん@ピンキー2013/04/21(日) 22:31:24.62ID:zsk5fyhA
すまそ。上の分はミス。
誰かいたら感想くれーい

173大切なものはしまいましょう2013/04/21(日) 22:33:33.58ID:zsk5fyhA
怪盗セイントテール。それはここ聖華市を賑やかにさせる夜の影。
 その彼女が今日もポニーテールをなびかせて月の影を横切っていく。口元は薄く笑い。軽やかに屋根をとびうつっていく姿は美しいとさえいえた。
 今日の彼女の目的はある資産家が保有するという宝石。その資産家はとてもあくどく、ほとんど脅しに近いような形で宝石をある人物から奪ったという。それを取り返して元の持ち主に戻してやろうと言うのが彼女の目的の動機。
 
場所は郊外の屋敷。その近くにある森の木の上でセイントテールは中を伺う。心の中には純粋な正義感と人を脅してまでものを奪おうとする人間への小さな怒りがあった。彼女は警備員が少なくとも視界内にはいないことを確認して屋敷へ飛ぶ。
盗みに入ると宣告する予告状を出したのに警部が薄いことに、一抹の不安を覚えながらではあった。
拍子抜けにほどがあろう。屋敷の庭にも、中にも警備どころか人っ子一人いないのだ。
セイントテールはもしかしたら、と宝石が別のところに移されているのかとも思ったが下調べの時にはそんな兆候はなかった。それでも警察すらいない不気味である。彼女は屋敷内を警戒品しながら進みつつも首を傾げざるを得なかった。
 
ドアノブを開けてセイントテールはある部屋に入る。この部屋が宝石の保管されている金庫のある部屋。さすがにここには、とセイントテールは警備員を身構えていたが、ここにも誰もいなかった。
中はいくつかの窓がある。月光が其処から入り、部屋の中を明るく照らす。部屋の中央に黒い長方形の金庫がある以外は何もない部屋。罠はどうかと地面も壁もセイントテールは調べてみたが全く異常がない。人が隠れるペースもない。それどころか彼女は驚くべきことに気ついた。
普通に窓が開いた。防犯警報も何もない。しかもその先には赤い屋根が続いている。すなわち絶交に逃走経路といっていい。
「なんなのよ……」
 さすがにここに至ってセイントテール、こと羽丘 芽美(はねおか めいみ)は深いため息をついた。あらゆる下準備を、逆の意味で嘲笑われたような。かといってあまりに簡単でほっとしているような気持ちに芽美はなってしまう。
彼女はそのつややかなな茶髪をかき分けてから金庫に近づいた。その時ひらひらとスカートが動く。
「まあ、さっさといただいちゃいますか」
 芽美は少しおどけた口調で金庫のダイヤルに手をかけた。今更ダイヤルと言うのもアナグロチックな感じがしないでもない。耳を金庫につかえてちきちきと音を確認しながら芽美はダイヤルを回す。

174大切なものはしまいましょう2013/04/21(日) 22:34:49.79ID:zsk5fyhA
 かちっと音がした。芽美は心の中で「よし」とつぶやいて体をはなし、金庫のドオを開ける、少し重たいドアが滑らかに開き。そこから手が出てきて、芽美の細い肩を掴んで中へ引きずり込む。そして開いた金庫が音をたてずに素早く閉まった。
 悲鳴は金庫の中で、外には漏れない。

 暗闇である。芽美には何も見えない。しかし自分の肩を掴んでいる手の感触だけは分かった。
「な、なん! なに?」
 パニックになって芽美は暴れる。狭い金庫内で暴れたものだから体や頭を金庫の壁で打ってしまう。もちろん「手の主」の体に当たった感触もある。
 ぐいと芽美は引き寄せられた。
「!!」
 唇になにか固いものが当たる。そして顔に生暖かい息が吹きかかる。芽美は口で息ができない。じゅううと唇が「何かに」吸われていることを脳が理解することを拒んでいる。だがキスされているなんて、わからない方がいい。
「うぅう?」
 芽美は抱きすくめられた。唇は尚も吸われている。くさい息がかかる。彼女の腕を巻き込みぐっと包み込んだ何者かの手は弾力があり、柔らかい。女性の柔らかさ、などという優雅なものではなくもっと単純なぜい肉の柔らかさだ。
 芽美はなおももがくがこの狭い空間ではさしものセイントテールの力も意味がない。その唇がなにか太ったものに吸われることに彼女には抵抗の方法すらない。暗闇の中で彼女は涙を流す。声は出せない。
 芽美は金庫の壁に押し付けられた。そのあと何かに抑えられるような圧迫感を感じ、自分を抱きすくめていた手が動いていくことが分かった。
 胸を、掴まれる。
「!!!ぁ」
 くぐもった声、いや息とも判別のつかない芽美の小さな悲鳴。
 それでも彼女の胸を掴んだ手は胸を手のひらで包み込んで服の上から揉む。小さな胸についたささやな肉が揉まれる。芽美は混乱しながらも身を反らすが無駄である。それどころか彼女の衣装の脇のあたりから手が入って来た。服の中へ。
芽美は言い知れぬ嫌悪感を感じてさらに暴れるが、
手は彼女の衣装の中へ入っていく。そして彼女の下着の中へ。
 
 くり
 ビクンと芽美は体を震わせた。今彼女は自分の胸が直に捕まれて、その先っぽをつままれていることを感じていた。彼女は唇を噛んで、わけのわからない恐怖を耐えようとした。彼女は中学生である。何故自分の体を「手」の主が触ってくるのかわからないことが幸か不幸か。
 芽美の両胸が鷲掴みにされた。そのまま激しく揉まれる。しかも彼女の唇に張り付いたものをさらに深く押し付けられながら。
(い、痛い)
 芽美は心の中で絶叫する。彼女の未発達なふくらみが大きな手に嬲られていることにたいするものだ。それでも手は止まらない。芽美が暴れようと、もがこうと彼女の体を楽しむことをやめないのだ。
 ぐちゅと音をたてて芽美の唇から何かが離れた。圧迫感を失い芽美は肺にたまった空気を吐き出した。それは「手の主」も同じだ。はあはあとそれは荒い息をたてる、時折にくちゅくちゅと何か水音がするのはその唇を舐めているのだろうか。

175大切なものはしまいましょう2013/04/21(日) 22:35:42.32ID:zsk5fyhA
「っ!」
 芽美が何かを言う前に、引っ張られるのを感じた。しかし対面している者は彼女の衣装の中に手を入れているのだ。つまり彼女の服を中から引っ張って引き寄せた。
「は、はなして」
 金庫の中に入れられて初めて芽美は悲鳴を上げた。声なき悲鳴はどれだけ叫んだかはわからないが初めて声を出した。
 芽美のスカートが引かれる。そして「手」がパンツに中に入ってきた。彼女は、やっと自分が襲われているのだと自覚する。
「いやあああ、いや、いやあ。はなしてええ」
 芽美のパンツが暗闇の中で下される。見えなくても芽美は自分のことだ、良くわかる。しかし、次に匂ってきた匂いは良くわからなかった。
それは「手」の主が自分の性器を露出させたために匂いがでたのだ。
もちろんそれをいれる場所は芽美だ。
 
 怪盗セイントテールの肩が掴まれて引き寄せられる。次の瞬間彼女の下半身になにか異物が挿ってきた。
「いたい、なに、ないにい??」
 きゅっと彼女は膣を締める、中の棒を締める。だがもう入っていた、棒が動き。彼女の体を突き上げる。その間にむき出しのお尻が掴まれて逃げられなくなった。元から逃げられないのだが。
 「手」の主が動く。芽美は動かされるたびに下半身に刺激が来る。だんだんと気持ち良くなってくるなど認めたくはない。
「もうやだあ、にがしてえ」
 怪盗が泣く。その体を堪能する「手」の主はその耳もとで答えた。
「ぐふふふ、もうにがさないよ」
 芽美の唇がふさがれる。体が震えて、からピストン運動を「手」主が行う。やがてその子宮に子種が入って行った。
 怪盗セイントテールは金庫に仕舞われた。
 

176大切なものはしまいましょう2013/04/21(日) 22:37:30.07ID:zsk5fyhA
おわりです。見てくれた人はありがとうございます。

177名無しさん@ピンキー2013/05/02(木) 15:29:39.71ID:HU3xoTeE
age

178名無しさん@ピンキー2013/05/05(日) 22:17:55.02ID:hGGYuEIf
>>175
なかなか良かった
挿入以降のシーンが短いのは少し残念。力尽きたか?
逃げ出せるかもしれない希望と、それが叶わなかった時の絶望感の起承転結が欲しいところ
表現とネタはすごい好み

179アルカナスレから出張2013/05/06(月) 16:14:01.15ID:yBRq3CTV
GJ、懐かしいねセイントテール
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1198589215/666-673
別スレだけれど怪盗モノってことで。

180名無しさん@ピンキー2013/05/09(木) 18:14:56.02ID:3P6RzQL3
作者です。読んでくれてありがとう。
もっとストーリー練らないといけないと思いました。参考に致します。

181名無しさん@ピンキー2013/05/28(火) 10:37:44.99ID:kGpA8Wsi
保守

182名無しさん@ピンキー2013/06/09(日) 21:22:40.61ID:K3HUPWmZ
今更だけどジャミングの作者ってAM氏だったのか
お世話になっています

183名無しさん@ピンキー2013/06/25(火) 09:09:58.43ID:a1RywT6X
アクアメロディを捕まえてパンパン犯したいお

184名無しさん@ピンキー2013/07/22(月) NY:AN:NY.ANID:o96qa3Y1
アゲ

185名無しさん@ピンキー2013/07/23(火) NY:AN:NY.ANID:rd9Vq5HB
下げ

186名無しさん@ピンキー2013/07/25(木) NY:AN:NY.ANID:1jrLK6S0
おう

187名無しさん@ピンキー2013/08/15(木) NY:AN:NY.ANID:d2RktEzt
怪盗というジャンル自体が廃れたんかな

188名無しさん@ピンキー2013/09/01(日) 18:16:41.33ID:T4VjSmSp
セイントテールとかジャンヌとかもはや化石レベルですからね.
燃料が少ないのでしょう

189名無しさん@ピンキー2013/09/01(日) 20:22:00.34ID:0Ht1ueof
ミルキーホームズが現役なのに……。怪盗はライバルサイドだけど
一応ツインエンジェルってのもあったぞ。あれもどっちかというと、ライバルサイドの方が怪盗っぽかったが

190名無しさん@ピンキー2013/09/02(月) 00:53:19.16ID:T3FFAuEY
現役だと、ジグラットくらいだしなぁ。

191名無しさん@ピンキー2013/09/02(月) 04:03:29.70ID:BATUy4Uq
一時的に大人に変身したりする奴っている?
一時的じゃなくてもOKです

192名無しさん@ピンキー2013/09/02(月) 15:33:34.30ID:H3ZQWWvI
ジグラットに登場するライバルのブラックハート(特殊手配犯7号)は、そういう設定
ただし、この設定が明かされるのはブラックハート自身が主人公の短編エロ漫画で
ジグラット本編では常に大人の姿。この話題も結構ループしてんな

193名無しさん@ピンキー2013/10/01(火) 15:57:41.72ID:2sOJQpDY
最近のジグラット微妙だな

194名無しさん@ピンキー2013/10/01(火) 20:05:42.17ID:bPsAbCN1

195名無しさん@ピンキー2013/10/01(火) 23:44:14.35ID:D5dLxsD8
>>191-192
ところでジグラットのヒロインって、結局生身の時の巨乳が本来の姿で
怪盗姿のロリっ子の方は仮の姿で良いのかな? その逆ではなく

196名無しさん@ピンキー2013/10/17(木) 11:43:55.90ID:VKAIW28R
しらんがな

197名無しさん@ピンキー2013/10/17(木) 12:29:34.25ID:tVAz5P1+
知っとけよそれくらい

198名無しさん@ピンキー2013/10/18(金) 02:41:37.04ID:oe6jbc9V
ほんとダメな奴だな

199名無しさん@ピンキー2013/10/18(金) 08:16:57.95ID:ODOaCzox
誰一人答えてない件

200名無しさん@ピンキー2013/10/19(土) 18:52:56.32ID:gbMkaUH1
なら教えて煎じよう

201名無しさん@ピンキー2013/11/06(水) 12:34:19.63ID:5gedEUfn
>>195
作者が明言してない設定を俺らに聞いても分かる訳ないだろ

202名無しさん@ピンキー2013/11/07(木) 02:26:45.14ID:JrHCoyel
作者が一切どこでも明言していないって情報を君は持っていて、相手は持っていなかった
なら、それを普通に教えてやれば良いだけだよ

203名無しさん@ピンキー2013/11/26(火) 12:49:54.96ID:WMVh7MfW
怪盗と聞くと泥棒三姉妹とか

204名無しさん@ピンキー2013/12/19(木) 14:20:37.02ID:mpGQBbqf
あんまり怪盗のキャラがいないから、もしもあのキャラが怪盗だったらって
妄想しない?

205名無しさん@ピンキー2013/12/24(火) 03:00:42.99ID:uGliGCnd
アルカナハートのドロシーみたいな、性別偽ってる怪盗が捕まって「お前、女なのかよぉ!(驚愕)」みたいに脱がされる妄想。
所で皆メリークリスマス。

206名無しさん@ピンキー2013/12/25(水) 09:03:25.49ID:+eZhq1rx
メリークリスマス

207名無しさん@ピンキー2014/01/01(水) 09:14:53.56ID:kgiuJbr2
>>204
オリジナルでもいいんだぜ

208名無しさん@ピンキー2014/01/20(月) 07:15:11.93ID:TqrkU1yC
現代世界における怪盗の供給不足について

209名無しさん@ピンキー2014/01/25(土) 09:42:30.21ID:UZhJe0kz
怪盗Xi(脳噛ネウロ)
……なお、主な活動内容は人間を原型が残らない肉塊にして箱詰めにすること。

210名無しさん@ピンキー2014/03/06(木) 01:57:47.55ID:6J2LMQQZ
過疎ってるなー

211名無しさん@ピンキー2014/04/13(日) 19:42:30.25ID:yD2LddYH
ほすあげ

212名無しさん@ピンキー2014/05/25(日) 00:05:36.25ID:vQ9VSxq8
(´・_・`)

213名無しさん@ピンキー2014/06/29(日) 14:28:05.08ID:w4ZY5Wje
(´・ω・`)

214名無しさん@ピンキー2014/08/15(金) 08:13:50.71ID:W3JafRmZ
保守

215名無しさん@ピンキー2014/09/16(火) 11:09:44.80ID:nnloSrt8
久々に来た
シーフイントラップの続きまだ来てないのね
でも何年でも待つわ

216名無しさん@ピンキー2014/09/24(水) 12:52:18.71ID:+FeHF7sY

217名無しさん@ピンキー2014/10/18(土) 17:24:31.18ID:lGKG+zwJ
か…怪盗キッド…

218名無しさん@ピンキー2014/11/02(日) 23:26:32.89ID:sIyIuk5P
か…【怪盗ジョーカー】…の…『怪盗クイーン』…

金有に捕まって、あんなことやこんなこと…

(´Д`)
ハァハァ…

鬼山警部の部下の婦警さん二人からあんなことやこんなことでもいいかな?

(´Д`)
ハァハァ…ハァハァ…

219名無しさん@ピンキー2014/11/03(月) 00:20:58.58ID:5ipCVo47
素晴らしい、その妄想を文章に叩き付けられれば完璧だ

220怪盗ジョーカー外伝 脆いダイヤモンド2014/11/03(月) 02:56:48.42ID:dxr0AWke
怪盗ダイヤモンド・クイーン
http://s.mxtv.jp/joker/chara_detail.php?name=queen

『今夜ミスター金有の秘宝焔(ほのお)の紅玉を頂きに参上する【怪盗ダイヤモンド・クイーン】』

金有「くぅーっ!ジョーカーといい!またワタクシをコケにするザマスね!」
悔しそうにする金有、しかし、すぐに薄ら笑いの表情に変わる
金有「しかし今度の相手はジョーカーの仲間のたかが【小娘】…そう、【小娘】ザマス…」

クイーン「フフッミスター金有の屋敷…一見すると警戒厳重に見えてもスキが多いわね…」
クイーン「相変わらず警備員達はあっち向いてホイをやってサボっているし…(汗)」
クイーン「さて何処から忍びこもうかしら…」

-警備員室-

クイーン「さて、睡眠ガスの玉を投げ込んでっと…」
コロン…

警備員「じゃんけんポイっあっち向いてホイっじゃんけんポイっあっち向いてホイっ」
警備員「ん?なんだ?この玉っころ?」
警備員が玉を拾う、そしたら…
シューッ!!
警備員「ぐがぁーっぐがぁーっZZZ」
警備員「すぅー…すぅー…ZZZ」

クイーン「ウフ♪よく眠ってるわ…おやすみ♪さて…?」
クイーン「テレビモニターでは、この部屋ね…【焔の紅玉】は」

221怪盗ジョーカー外伝 脆いダイヤモンド2014/11/03(月) 02:59:15.18ID:dxr0AWke
-金有の部屋-

鬼山「ミスター金有!!毎度毎度困ります!!予告状が届いているのにワシら警察に連絡しないなんて!!」

金有「今回は、その必要は無いと判断したまでザマス!」

鬼山「何故ですか!?」

金有「あーた達の相手は怪盗ジョーカーザマスでしょ?今回は怪盗ダイヤモンド・クイーンとか言う娘っ子、警察の手を借りる必要は無いザマス」

鬼山「我々は怪盗対策本部!怪盗である以上ジョーカー以外でも捕まえる義務があります!!」
鬼山「そして我々は警官である以上、怪盗でなくとも犯罪者は捕まえます!!」

ギンコ「そうだ!よく言った警部!」

モモ「かっくいーっ♪」

鬼山「ははっそれほどでもあるけどな…」

金有「はぁー…仕方がないザマスねぇ…」
金有「そこまで言うなら紅玉の警備を任せるザマス!そのかわり!ワタクシ達の邪魔はしないザマス!」

鬼山「はっ心得ております!」

-金有邸 紅玉の間-

鬼山「ほほぅ…これが【焔の紅玉】…」

金有「今はスイッチを切っているザマスが、スイッチを入れると赤外線とレーザー、そして体温探知機ですぐに察知するザマス」

鬼山「なるほど…これなら警備は万全ですなぁ…」

金有「フフフッそれに…」

鬼山「それに…?」

金有「おっと!これ以上は例え警察関係者でも言えないザマス!」

鬼山「はっ!それでは私達は扉の前を警備します!!」

金有「せいぜい足を引っ張らない様によろしく頼むザマスよ」

ギンコ(一言余計なんだよ!!)

鬼山(我慢しろ…クイーンを捕まえれば関係ない!)

モモ「そうだよ…♪捕まえちゃえば関係なし!」

222怪盗ジョーカー外伝 脆いダイヤモンド2014/11/03(月) 04:07:09.86ID:dxr0AWke
-紅玉の間 天井裏-

クイーン(なるほど…赤外線、レーザー、熱探知…)
クイーン(けれど、真上は死角…!)
スタッ
紅玉のケースの真上に乗る
クイーン(熱探知の方は、熱をさえぎる特殊な服を用意して着ているから無問題)
そして、吸盤をケースの真上にくっ付ける
クイーン(そしてケースをダイヤモンドの剣で…!)
シュピーン!!
クイーン(斬る!!)
透明ケースの真上が綺麗な円形に静かにスゥ…っと斬れる
そして、吸盤を引っ張りケースの円形に斬った部分が持ち上がる
そして、一旦天井裏に上がり
円形の部分を置く
クイーン(よし!後は紅玉を手に入れるだけ…)
ケースの円形に斬った大きな穴に手を入れ
紅玉に触れる、その瞬間…
紅玉が淡く光る…
クイーン「な…何…これ…何で光るの…」
クイーン(まあ、いいか…さっさと持ち上げよう!)
と持ち上げた時…!
カクンッ!!
クイーン「な…何…か…体が…ち…力が…!抜けていく…」
そして、クイーンは床にドッっと倒れてしまった
クイーン「まずい…赤外線に触れて…!センサーが作動して…!」
クイーン「…?警報が鳴らない!?何故!?」

金有「フフフッそれは警報を鳴らす必要が無いからザマス」

クイーン「金有…!?」

壁の隠し扉から金有が入ってきた
金有「さて…この【焔の紅玉】は返してもらうザマス…」
金有「そして、少し眠ってもらうザマス、カネ子!」

カネ子「はい…」
シュー…
催眠スプレーをクイーンの顔にかける

クイーン「う〜ん…」
クイーンが静かに眠る

金有「カネ子!その小娘をワタクシの秘密の部屋へ運ぶザマス!!」

カネ子「かしこまりました!金有様」
カネ子、お姫様抱っこでクイーンを持ち上げる
カネ子「かわいい娘…」

金有「早くするザマスよカネ子お楽しみはこれからザマスから…」
というと

カネ子「はい♪金有様♪」と言いながら顔を赤く染める

そして、紅玉の間から三人とも出る

223怪盗ジョーカー外伝 脆いダイヤモンド2014/11/03(月) 05:19:46.31ID:dxr0AWke
-金有邸 秘密の部屋-

クイーン「ん…んん…」
クイーンが静かに目覚める

金有「目が覚めたザマスね…【怪盗ダイヤモンド・クイーン】…」

クイーン「こ…ここは…?」

金有「ここはワタクシの秘密の部屋ザマス…」

薄暗いが真っ白の部屋…
そして…
クイーン「・・・!!?」
クイーンは今の自分の格好を見て驚愕した
全裸で立ったまま両手両足ともガッシリと鎖で縛られているのだ
クイーン「え…?え…?な…何!?これぇ〜!?」

金有「クックックッ…今から貴女をワタクシ好みの女の子に教育するザマス!!」

クイーン「な…何よコレ…!それに教育って何!?こんなことが自称セレブなイケメンのすること!?」
クイーン「捕まえたのなら、とっとと警察に引き渡せばいいじゃない!?この変態!!」

金有「フフッ何とでも言うザマス…しかし警察には引き渡しはしないザマス!」
金有「ところで紅玉に触ったとたんに力が抜けたのは何故だと思うザマス?」
と金有が紅玉を持って見せる

クイーン「あ、なんで貴方は何ともないの!?」

金有「この紅玉は不思議な魔力を秘めているザマス」
金有「こんな風に…」
と紅玉をクイーンのお腹にくっ付ける

クイーン「あ…!ああ!!あはあ〜ん!!」
クイーン「な…何コレ!?お…おかひく…なっひゃう…」
とクイーンが腰をクネクネと降る

金有「ホホホ!この紅玉は男が触っても何の効力も無いザマスが…この通り女が触れると」
とクイーンの股間に紅玉を押し付ける

クイーン「はあ〜ん!あっは〜ん!」
プシャーッ!!
クイーンのヴァギナから愛液が勢い良く吹き出す
クイーン「ひゃ…ひゃめてぇ〜!こ…こうひょくを近づけないひぇ〜…」

金有「あらあら〜…【怪盗ダイヤモンド・クイーン】とあろう者が【おもらし】とはみっともないザマスねェ〜」

カネ子「金有様、それはただの【おもらし】ではありませんですわ…あまりの気持ち良さで【愛液】が勢い良く吹き出しているのです」

金有「フフフッわかっているザマス…何せ最初に試したのはカネ子ザマスから」

カネ子「あら、いやですわ金有様ってば…!」
と赤面している
カネ子も全裸になっていた…

224怪盗ジョーカー外伝 脆いダイヤモンド2014/11/03(月) 05:21:43.43ID:dxr0AWke
金有「解るザマスか?何故この紅玉が【焔の紅玉】と呼ばれるか?」
金有「それは触れた女はみんな焔(ほのお)に燃え盛る様に体が性欲で燃えるからザマス!!」
金有「そう言えば【紅玉の間】の扉の前に二人の婦警が警護してるザマスね…」

カネ子「ご心配には及びませんわ金有様睡眠ガスで鬼山警部と共にグッスリ眠っておりますわ…」

金有「カネ子…ワタクシの考えが解るザマスね…」

カネ子「はい!二人の婦警も金有様の元へお運びしますわ!」

金有「ハハハ!!世界中のありとあらゆる【美しい女性】はこのワタクシのモノザマス!!」

カネ子「あの…その【美しい女性】は私も含まれているのでしょうか?」

金有「勿論ザマスよ!!でもその前にクイーンと二人の婦警を…確かギンコとモモザマスね…」
金有「時間はたっぷりあるザマス…そして五人でたっぷり楽しむザマス…」

クイーン(ど…どうしよう…わたしはともかく二人の婦警さんだけでも助けなきゃ…)
クイーン(助けて…ジョーカー…)
クイーンが一粒の涙を流す

225名無しさん@ピンキー2014/11/05(水) 21:29:48.89ID:HYzzWZuA
情景描写をいれろ
なれるまでは三人称で書いて文章に強弱を
ドラマやアニメを見ながら台詞を書きおこしたような文章

226名無しさん@ピンキー2014/11/05(水) 21:47:16.14ID:HYzzWZuA
登場人物が、全員おしゃべりなキャラ設定なのか?賑やかすぎる
セリフで物語を進めようとするからベシャリが多くなる
物静かな設定の女の子を登場させると、その友だちがその分2倍しゃべくらないと話が進まなくなるぞー
一人のシーンでも喋りまくるつもりなのか?
兎に角、全体の50%くらいはナレーションで情景描写\設定を書いてみ?
ウマイナーって思う文章とかだと80%くらいはナレーション、又は二人称でなら心象描写だから

227名無しさん@ピンキー2014/11/05(水) 23:59:57.31ID:hqJhfhOa
>>225-226
あんた怪盗ジョーカー知らないだろ?

228名無しさん@ピンキー2014/11/18(火) 09:59:04.86ID:hNOQ2uN1
>ドラマやアニメを見ながら台詞を書きおこしたような文章
アニメの二次創作に対するご意見がまさかそんな・・・・・・・・・

229名無しさん@ピンキー2014/11/26(水) 15:18:43.47ID:Bx5uiRV1
表向きには成功率100%と言われる世紀の大怪盗
実は毎回、ライバルの不良刑事に捕まっては一方的な「裏取引」で見逃され
涙目に捨て台詞で逃げ帰っていることを知る者は少ない
ってかんじのを希望

230名無しさん@ピンキー2015/02/07(土) 08:49:12.54ID:uSS60ruX
ほっすほっす

231名無しさん@ピンキー2015/02/22(日) 00:27:24.08ID:WP/VcZXx
保守

232名無しさん@ピンキー2015/04/15(水) 03:40:24.25ID:vcssvajt
キッズステーションで怪盗セイントテール放送してたから
久々に見てみたけどやっぱり女怪盗はいいなと改めて思いました

233名無しさん@ピンキー2015/04/17(金) 09:26:50.98ID:p6Q40Yxx
激しく同意

234名無しさん@ピンキー2015/05/23(土) 01:47:47.29ID:MqXjh1O7

235名無しさん@ピンキー2015/07/18(土) 22:28:30.62ID:Ri6sgsEe
時代や作品の壁を超えて暗躍し、数々の女怪盗の『処女』を華麗に盗む変態怪盗シリーズ
一応怪盗らしく暴力事は嫌い、ちゃんと本人に予告状を送って性々堂々と挑戦
手口としては事前にターゲットの次の犯行予告を調べて予告状を送付
事前に待ち伏せしノコノコ盗みに来た所をあの手この手で捕縛してその場で予告通りお宝ゲット
そのまま調教し新たなコレクションとしてお持ち帰りと言う流れ
スケベ特有の発想力とこれまで手に入れたHな魔法の秘宝で相手を追い詰め必ず屈服させる
「今夜12時、怪盗○○の大事なお宝を頂きに参上する―」

と言うネタを思いついたんだが誰かこのアイデアを盗んではくれないですかねぇ

236名無しさん@ピンキー2015/10/08(木) 00:12:19.02ID:OVrctrl8
女怪盗が敏腕女刑事に変装してお宝をゲット、
しかしそこへ本物の女刑事とかち合わせてしまい・・・・

237名無しさん@ピンキー2015/12/06(日) 10:36:59.81ID:PGZni7ch
トライアングルムーン…

238名無しさん@ピンキー2015/12/12(土) 03:11:42.70ID:Ikk674dY
>>237
それ普通に続きが読みたい

239名無しさん@ピンキー2016/03/18(金) 03:08:29.91ID:ANW9uScE
誰か

240名無しさん@ピンキー2016/05/21(土) 09:45:59.08ID:Fr2mUEIx

241名無しさん@ピンキー2017/02/02(木) 01:49:02.05ID:VNwGiKAH
若い頃名を馳せた女怪盗が現役を引退してから数十年たって40代になって訳あって復帰して活躍。
美魔女怪盗として再び有名になるも現役の時にライバルで肉体関係もあったオッサン刑事の息子の若手刑事に親子二世代に犯される.....
みたいなの読みたい。熟女怪盗のイメージは森高千里。若手刑事は永山絢斗。
その父の元オッサン刑事は岸部一徳で

242名無しさん@ピンキー2017/07/22(土) 01:11:56.44ID:khSgrmvf
あげ

243AM2017/11/01(水) 16:58:00.92ID:1IRGQ2LQ
未だ怪盗へのエロ衝動を持ち続けている皆さん、生存報告に参上しましたお久しぶりです
今確認したら前の投下が2011年の5月……約6年半ぶりということに
現在AMUの続きを制作中です。すでにある程度は書けているため近日投下できると思いますのでその時はよろしくお願いします

244名無しさん@ピンキー2017/11/01(水) 23:13:49.84ID:25Sqw2/g
まさかまさかの復活!感謝しかない。

245名無しさん@ピンキー2017/11/02(木) 05:54:46.51ID:hFvfWBGL
マジかマジなのか

246AM2017/11/03(金) 02:24:52.97ID:hgX6G2js
久しぶりなので投下予告。今日の昼くらいにAMUの8話を投下予定
盗み出されたエレメントジュエルのひとつを持つ男をからくも倒してからの話になります。詳しくは保管庫か過去スレ参照

247名無しさん@ピンキー2017/11/03(金) 06:25:33.70ID:nFXwa6Bv
期待

248AM2017/11/03(金) 11:16:45.66ID:hgX6G2js
では予告通り数分後に投下開始します
作品は「怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー 第八話」となります
注意:本作品には終盤まで本番エロ描写がありません。ガチエロ期待の方はごめんなさい。

249怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/03(金) 11:21:03.10ID:hgX6G2js
「警部、例のホテル婦女監禁事件の資料ですが……」
「向こうのデスクの上においてある。ったく、いくら人手が足りないからって管轄外の仕事を回すんじゃない!」
アクアメロディと火野の対決から三日後、警察署の一室で怒鳴り声が響く。
グリグリと忌々しそうに灰皿へ煙草を押し付ける上司、小銭の姿に苦笑。
だがそれも無理はないか、と小銭の直属の部下にして怪盗捕縛チームの副隊長である二階堂は嘆息した。
「俺らは怪盗専門なんだよ! 放火魔や婦女の拉致監禁は別の課の仕事だろうが!」
「まあ、あっちは最有力容疑者である火野が消えて手詰まりらしいですからね。猫の手も借りたいんでしょう」
「チッ……」
「それに警部は先月有名な怪盗ルヤン二世、その前は美女怪盗団キャッツイヤーを捕縛したじゃないですか。頼られているんですよ」
「……肝心の怪盗は捕まえられないままの俺をか?」
不機嫌そうに顔をゆがめた小銭にあちゃーと目元を手で覆う二階堂。
管轄外の仕事を回されたからこの中年上司は不満を抱いているわけではない。
怪盗捕縛チームの結成理由にして捕縛対象大本命である怪盗アクアメロディを捕まえられないことにイラだっているのだ。
半年前の事件を機に、プッツリと消息をたった女怪盗。
警察も手を尽くしてその行方を追ったが、情報は全く集まらなかった。
死んだのか、引退したのか、それとも侵入先で捕まったのか。
様々な説が警察内部でも飛び交ったのだが、結局ここ半年アクアメロディは姿を見せないままだ。
「本当、どうしちゃったんでしょうねアクアメロディは……」
「世間じゃあ引退だ海外進出だといわれているが、俺は信じねえ! 絶対にヤツはこの街に潜んでいるんだ」
「警部の勘は良く当たりますけどね、彼女が行動してくれないことには」
「クソッ! アイツツツ……」
「警部、興奮したら腰に障りますよ」
一週間前から腰痛を患っている上司を二階堂は心配する。
これでは仮にアクアメロディが出てきたところで満足に動けないだろう。
そういう意味では今の状況は悪くないのではないか。
そう内心でこっそりと思う二階堂と腰をさする小銭のもとに、一人の若い男が駆け込んで来る。
怪盗捕縛チームの一員の間貫だ。
「大変です!」
「どうした? 一昨日てんこ盛りの容疑で牢屋にぶち込んだ火野が脱獄でもしたか?」
「いや、どうも違うようですな」
「警部! や、奴から予告状が!」
「奴? 奴って誰だ? おい、まさか―――」
腰を浮かせる小銭、それは二階堂も同様だった。
そして間貫の口から出た言葉は、寸分違わず二人の予想と合致していた。

250怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/03(金) 11:25:12.58ID:hgX6G2js
「あ、明日の晩の二十二時。黒巣黄吉邸に参上、と」
その言葉を聞いた瞬間、先程まで不機嫌そうだった小銭の表情が見る見るうちに歓喜に染まっていく。
差し出された予告状にはかの怪盗の予告状の証である「♪」マークが記入されている。
間違いなく、これは怪盗アクアメロディの予告状だった。
「……やっと、やっと動き出し始めやがったか! オウチッ!」
「だから興奮しないで下さいってば。まあ気持ちはわかりますが……」
「ええいうるさい! 俺はとにかく詳しい情報をもらいに行ってくる、後は頼んだぞ!」
よたよたとふらつきながらも退室していく上司を見送りつつ、二階堂は溜息をつく。
こうなったら誰にもあの人は止められない、
それを一番知っているだけに、二階堂はこれからの苦労を考え憂鬱な気分になる。
何せサポートをするのは自分なのだから。
と、残っていた間貫がおずおずと報告を続けてくる。
「あの……実は変なんです」
「変? なにがだ?」
「この予告状なんですが、警察に直接届いているんですよ。勿論黒巣の所にも届いているらしいのですが」
「何?」
「しかもマスコミの各所にも届いているらしくて……」
「何だと!?」
思わず声を上げてしまう二階堂。
しかしそれも無理はない、それが何を意味するかわかってしまったからだ。
「既にマスコミのほうからは取材要請が入ってます」
「なんてことだ……アクアメロディは趣旨替えでもしたのか?」
天井を仰ぎつつ、二階堂は嘆息した。
マスコミにも予告状が届いている以上、明日の夜彼らが黒巣邸にやってくるのは間違いない。
今までは予告状が被害者の家だけに届く形だったから情報の流出は最小限に抑えられていたというのにこれでは騒動は免れない。
「これは警備が難しくなるな」
「あるいはそれが狙いじゃないんでしょうか?」
「確かにそれは考えられるが……今更だろう。それが狙いなら最初の盗みからそうするべきだしな」
「まさか、偽者?」
「その可能性も否定はできないな。単に何らかの狙いがあるだけなのかもしれないが……実物を見てみないことにはな」
忙しくなりそうだ。そうぼやきつつ、お茶を飲み干しながら二階堂は小銭を追って歩き出した。

251怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/03(金) 11:29:33.76ID:hgX6G2js
怪盗少女の予告状が方々に出回った次の日の夜。
満月に照らされた闇夜の中、黒巣邸には多数の人間が詰め掛けていた。
黒巣邸は敷地が広い割に邸宅がそれほど大きくないため庭が広大であり、また外観を崩すと塀を設置していない。
そんな黒巣邸を常日頃守っているのは邸宅の主人である黒巣黄吉が雇った警備員達だ。
しかし、今日に限っては数々の泥棒や企業スパイを撃退してきた彼らの姿は庭に見えない。
本来彼らがいるはずの場所には、アクアメロディを捕まえるべく派遣されてきた警官がひしめいている。
その外側―――黒巣邸の外周部には押し寄せたマスコミが撮影機器を構え、今か今かとその時を待っていた。
「ったく、予想はしていたが……なんだこれは。まるで祭のような騒ぎじゃないか」
「何せ久しぶりのシティのアイドルの登場ですからね。やはり皆注目しているのでしょう……と」
ギロリ、と不謹慎な軽口に反応して睨み付けてくる上司に口を噤みつつ、二階堂はやれやれと溜息をつく。
予告状を見た時はあれほど燃えていた小銭だが、今現在の彼は不機嫌さを隠そうとはしていなかった。
その理由は自分ら怪盗対策班が邸宅内部ではなく、庭側に回されたこととマスコミの防波堤を押し付けられたせいだった。
(まあ、気持ちはわかるんだけどな……単にこの配置は上の点数稼ぎだから)
各所に配られた予告状はマスコミのみならず警察にも影響を及ぼしていた。
マスコミが注目する中、知名度のある怪盗であるアクアメロディを捕まえればその功績は大きい。
その手柄に手が眩んだ上層部は、自分らの管轄である部署の人員を邸宅内部に待機させたのだ。
当然、そうなると割を食うのは独立愚連隊扱いである怪盗対策班である。
内部人員のフォローと言えば聞こえはいいが実際はマスコミに邪魔をさせないための外壁扱い。
せめて侵入前、逃走後に備えて、といきたくてもマスコミの数は半端ではなかった。
隙を見て自分達の網を掻い潜ろうとするマスコミ達を注意しつつ、二階堂はまるでアイドルのコンサートみたいだなと人事のように思い。
だとすると俺達は整理員か?
そう考えてしまい軽く落ち込み、小銭の心情に同情するほかなかったのだった。
「けど、実際のところ本当に本物が来るんですかね?」
「さてな、俺は来ない可能性のほうが高いと思っているんだが……」
疑問形でありながらも、いかにも「俺、期待してます!」といった感じの口調で間貫が二階堂に声をかける。
二階堂個人の予想では、本物かどうかは五分五分であった。
予告状自体は過去のものと合致するが、それ以外の部分に違和感が多いのだ。
アクアメロディの獲物は宝石専門であるはずなのに、ターゲットである宝石の名前が記載されていない。
これはターゲットをいつもハッキリと宣言していた彼女らしからぬ文面だ。
らしからぬ、と言えば宝石の持ち主だけではなく、警察やマスコミにも予告状を流した点も気になるところである。
正直、シティで名高い怪盗の名声を利用しただけの愉快犯や偽物の可能性のほうが高いと二階堂は考えていた。

252怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/03(金) 11:35:03.18ID:hgX6G2js
「いや、ヤツは来る」
一方、本物のアクアメロディがやってくると信じて疑わないのは小銭だった。
根拠は「勘」の一言だが、事犯罪関連で彼の勘が外れることは滅多にない。
それをよく知っている二階堂は抜けかけていた気合を入れ直し、間貫は喜びを露にする。
「オイ間貫。相手は犯罪者なんだぞ、そんなにあからさまな顔をしてどうする」
「だって二階堂さん! アクアメロディですよ!? 俺が大ファンなのは知っているでしょう!?」
「警察が犯罪者である怪盗の大ファンと公言するんじゃない……」
喜色を浮かべながらはしゃぐ間貫に対し、呆れの溜息をつく二階堂。
だが、彼ほどあからさまな態度を見せていないというだけで、怪盗対策班の大半はかの美少女怪盗に好意を抱いている。
というか、ファンでないのは自分と上司の小銭くらいかもしれない。
まあ、あの美貌とスタイルに愛嬌、何度も自分たちから逃走を成功させる実力を考えれば無理はないのだが
それでも節度というものをもう少し持ってほしいものだ、と思ってしまうのは贅沢なのだろうか。
ちなみに二階堂は熟女好き、小銭警部は愛妻家であることがアクアメロディに興味がない理由である。
「というかお前、風見の屋敷で会ったとかいう麗しの君(外伝参照)はいいのか?」
「愛する人とアイドルに対する好意は別物です!」
キリッ! と無駄に凛々しい表情を作ってアホなことを宣言する間貫に、二階堂は更に溜息を増やす。
と、そこで彼は先ほどから小銭が大人しいことに気がついた。
いつもならこんなアホ話をしていればすぐさま怒鳴りつけてくる上司なのに、これはおかしい。
疑問を抱き、視線を横に向けてみると、そこには厳めしい顔を更に厳つくした壮年の警部の姿があった。
「どうしたんですか、警部?」
「……もう、時間は過ぎている。なのに嫌に静かだなと思ってな」
「あ、確かにもう二十二時は過ぎてますね」
今気がついたとばかりに間の抜けた声を上げる間貫に影響されたかのように、二階堂は緊張感を減らしていく。
アクアメロディが本物であるならば、時間は厳守するはず。
だが、未だ邸内で捕り物騒ぎが起こっている様子はない。
これはやはり悪戯だったのでは? そう思いかけたが、よく考えれば静かすぎるということ自体がおかしい。
屋敷を囲う壁に阻まれて中は見えないが、予告時間が過ぎてもざわめきひとつ聞こえてこないのだ。
「警部、これはもしや……!」
「ああ、もう中の奴らはやられている可能性があるぞ! クソッ、管轄なんて知ったことか、突っ込むぞ!」
「えええっ!?」
「また始末書の山ですね、はぁ……」

253怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/03(金) 11:38:45.62ID:hgX6G2js
「くすくす、その必要はないわよ刑事さん」
『―――ッ!?』
イザ突入! と意気盛んだった小銭も、驚愕の声を挙げていた間貫も、溜息を吐いていた二階堂も。
そして、その周囲にいた警官やマスコミたちも頭上からその声が聞こえた瞬間、思わず息を止めてしまう。
黒巣邸の分厚い壁の一角。気がつけばその頂上に細身で、しかしメリハリのある女性のシルエットが出現していた。
まさかあれは―――!!
その場にいた誰もが同じ台詞を胸の内で浮かべた刹那、雲間から月明かりが差し込む。
そして照らし出されたのは半年前から姿を見せなくなった美少女義賊怪盗、アクアメロディその人だった。
「警察の皆さん、お久しぶり! そしてマスコミの皆さんははじめまして。アクアメロディ、参上!」
「こ―――『ウワワアアアァァァッ!!』ってうるさいわお前ら!」
茶目っ気たっぷりに、ペコリと一礼しながら登場したシティのアイドルに歓声が爆発する。
そのため、一人怒鳴り声を挙げようとしていた小銭と無言だった二階堂だけが耳を抑える羽目になった。
「ああクソ! おいアクアメロディ! 色々と聞きたいことはあるが、最優先で一つ聞かせろ」
「何かしら、小銭警部?」
「中の奴らは、そして黒巣さんはどうした!」
「大丈夫、ちょっと眠ってもらっているだけだから心配ないわ」
無事なんだろうな、ではなく、どうしたと聞いているあたりが怪盗少女に対する信頼度の高さを物語っており
やはりあれは本物なんだな、という確信を今更ながらに持つ二階堂。
久しぶりに見た宿敵の姿は見紛うことなく半年前のままだった。
闇夜に溶け込むように揺れるポニーテールの黒髪に、ディープブルーを基調とした衣装。
全体的な暗色の中で一際目立つ、ミニスカートとニーソックスの狭間に覗く肉付きの良い太ももの白さ。
幼さを残しつつも、大人への羽化を始めている美貌の上半分を隠す怪盗御用達の仮面。
外見から判断できるそのすべてが、まぎれもなく彼女がアクアメロディであることを示している。
唯一、バストが明らかに成長している点が変化といえば変化だが、熟女好きの二階堂に動揺はなかった。
「二階堂さん、胸が少しデカくなってますけどあれ絶対本物っスよ! 俺、異動しなくてよかったー!」
「……まあ、成長期なんだろ」
自分で口にしながら、何を馬鹿なことを言っているのかと思いつつ二階堂はサッと合図の片手をあげる。
久しぶりの美少女怪盗に見惚れながらも、そこは彼女との対決を何度も繰り広げた怪盗対策班。
手際よくサーチライトを壁の上へと向け、月明かりでは不十分だった光量を補い、対象の姿をガッチリと捉える。
「おお……!」
「初めて見た、すっげー美少女じゃねえか」
「あれがアクアメロディかっ。仮面の下の素顔はどんな顔なんだろ?」

254AM2017/11/03(金) 13:00:30.56ID:hgX6G2js
連投制限に引っかかった模様、なので続きはまた後日

255名無しさん@ピンキー2017/11/04(土) 00:56:12.86ID:E0q1wP4+
激しく乙です。支援したかった…
期待して待ってます

256怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/04(土) 11:45:34.51ID:83hE9DSs
アクアメロディの全貌が目視でハッキリと確認できるようになり、マスコミは感嘆の声を吐く。
小銭たち警察や被害者といったごく一部の者以外はシルエットが精々だった美少女怪盗が目の前にいる。
そのスクープ間違いなしの状況を見逃す者はいなかった。
慌てて彼らはカメラを構えると、シティのアイドルの姿を収めんと夢中でシャッターを切りまくる。
「こらっ! 撮影は許可を取ってからじゃないとダメよ!」
メッ! とウインクをするように片目を瞑って注意するアクアメロディだが、シャッター音は当然鳴りやまない。
むしろ、いい絵いただきましたとばかりに更に撮影の波が大きくなっていく。
これには流石の怪盗少女も困惑したのか、少し口元を引きつらせ、軽い怒気を見せる。
「も、もう……言うことを聞かない人たちには、こうよっ!」
流石にここまで注目を集めるのは予想外だったのか、仮面の下の素顔を照れの朱に染める怪盗少女。
そんな年齢相応の恥じらいにマスコミたちの興奮が一層高まるが、次の瞬間にその熱は一気に下降する。
腰に下げたポーチから何か球状のものを取り出したアクアメロディが、それをこちらに投擲してきたからだ。
「なっ、なんだ!?」
カツン、コロコロ……
ちょうど警察とマスコミの間の硬いアスファルトの地面にぶつかりながらも破損することなく着地した丸い何か。
それは野球のボールくらいの大きさの鉄球だったが、中央に数字が浮かび上がっている。
その数字はカチ、カチと音を立てながら60、59、58と徐々に数を減らしていく。
「お、おい、これってもしかして……」
「まさか、爆弾? いや、まさかだよな……」
謎の物体が刻むカウントダウンに不気味さを覚えたマスコミたちは口を引きつらせる。
冗談だよね? と救いを求めて壁の上に目を向けるが、怪盗少女は無言で笑みを浮かべるばかり。
数秒の沈黙。
その静けさに嫌な予感を覚えた二階堂は口を開こうとし、そしてそれは一歩遅かった。
「にっ、逃げろー!!」
恐怖心からそう叫んだのは最前列でアクアメロディの姿を撮りまくっていたカメラマンだった。
そして切欠ができれば、騒ぎが濁流となるには時間はかからない。
少しでも爆発物であろう鉄球から離れようと、マスコミたちは機材を放り出して逃走を始めてしまう。

257怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/04(土) 11:50:43.75ID:83hE9DSs
「お、落ち着きなさい! 大丈夫だ! 危険はない!」
一方、突然の場の混乱に焦ったのは小銭たち警察だ。
彼らはアクアメロディが対人において無用な被害を出さないことを知っているため動揺はしていなかったが
マスコミがこうも簡単に恐慌状態に陥るとは予想しきれていなかったのである。
しかも、元々小銭たちのほうが数が少ない以上、押し合いへし合い状態の彼らを沈静化させるのは至難の業。
そして当然、百戦錬磨の怪盗少女はその隙を逃さない。
「チャンスねっ」
「あ―――し、しまった!」
混乱するマスコミたちに小銭たちが完全に気を取られた瞬間、美少女怪盗は壁から身を投げ出していた。
本来ならば警官たちが構えたサーチライトがそれを追うのだが、光の直線はその場からピクリとも動かない。
照明班も喧噪の収拾に動きはじめていたため、虚をつかれてしまったのだ。
更に、ちょうどよいタイミングで再び雲が月光を隠してしまったため、先程までハッキリと見えていた
アクアメロディの姿がシルエット程度にしか見えなくなってしまう。
「クソッ、ヤツはあっちの壁下にいるはずだ! 逃がすな!」
それでもおおよその着地点を推測し、宿敵の怪盗娘を捕縛せんと命令を出す小銭だったが、いささかその指示は遅かった。
ブーツをローラーブレードモードに切り替えたアクアメロディは一気に加速し、混乱の最中に突っ込んでいく。
群衆に紛れて逃走しようとしているのは明白だったが、マスコミたちに動きを封じられた小銭たちは動けない。
それでも何人かの警官が行く手を遮るべく人の波を超えて立ちはだかろうとするが、そこで鉄球のカウントダウンが終了。
瞬間、轟音と強烈な光の渦が鉄球を中心に巻き散らかされた。
「うわあっ!」
「ほっ、本当に爆発したー!」
「畜生! やっぱりただの音付き閃光玉だ! ってクソ! 目が見えねえし耳も聞こえねえ!」
おそらくは足止め用の何かだろうと予測しながらも、モロに直撃を受けてしまった小銭が悪態をつくが後の祭り。
二階堂ら他の警官たちも目と耳を押さえてうずくまるのが精一杯でとても追跡に動ける状態ではない。
そんな中、一人悠然と群衆の中をすり抜けていくのは予め対策を取っていたアクアメロディだ。
「あっ、これをバラ撒くのを忘れるところだった……」
耳を抑えながら地面を転がるカメラマンや、蹲って震える記者に内心謝罪をしつつ
怪盗少女はウエストポーチの中から何十枚ものメモリーカードを取り出すと、夜空に向けて放り投げていく。
それらは風に乗ってマスコミや警官たちの手元へと流れていき、混乱の収まった後で拾われることになる。
小銭を筆頭とした警官たちもマスコミたちも気がついてはいなかった。
今夜のアクアメロディの目的、本当のターゲットこそがこのメモリーカードの中の情報であったということを。

258怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/04(土) 12:01:33.82ID:83hE9DSs
『怪盗アクアメロディ、半年ぶりに華麗に復活!』
次の日の昼。サクリファイスシティ警察署にて。
シティで一番有名な美少女の復活と、警察の敗北はマスコミに大々的に報じられていた。
どの新聞も、一面をデカデカと飾っているのは遂に光の下に姿を現したアクアメロディの全身像である。
半年前までは知名度こそあれど、実像がほとんど不明だった美少女怪盗のビジュアル初お披露目とあって
サクリファイスシティで発売された新聞の売れ行きは過去類を見ないものとなっていた。
「扱いが小さいって言うか、完全に引き立て役ですね、俺たち……」
「言うな、ヤツを取り逃がしたのは事実だ」
ムスッとした顔を隠そうともせずにお茶を飲む小銭に、二階堂は苦笑するほかない。
新聞のみならず、朝のニュース番組も復活したアクアメロディの話題一色だった。
おまけと言わんばかりに、小さく悔しそうな顔をした小銭の顔がたまに映っているのがまた切ない。
「で、でもまあ、警部も嬉しいんじゃないですか? これでまたアクアメロディを追えるわけですし」
「馬鹿モン! 犯罪者を追うのは俺たちの義務で、嬉しいとかそういう気持ちはない!」
部下の不謹慎な台詞に叱責の声を上げる小銭だが、その声音は普段よりも穏やかだった。
気を使っての台詞だったのはわかっていたし、何より図星でもあったからだ。

259怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/04(土) 12:03:47.81ID:83hE9DSs
(ヤツの復活はいい。しかし、同時に気になる点もいくつかある……)
予告状に獲物が記載されていなかったこと、マスコミにも情報を流したこと。
そして、何よりも昨夜の逃走劇の際、バラまかれたメモリーカードの存在。
その中に保存されていたのは、今回盗みの被害にあった黒巣黄吉の脱税の証拠や不正献金についてだった。
これが動かぬ証拠となり、彼は盗みを働かれた上逮捕までされるという二重苦を受ける羽目になっている。
元々半年前までも評判の悪い富豪ばかりを相手にしていただけに、アクアメロディを義賊視する者は多かったが
今回の件で悪を懲らしめる美少女ヒロインとしての評判はより一層上がったといえた。
(だが、ヤツは元々宝石専門の怪盗だったはず。一応宝石も盗まれてはいたようだが……)
今回黒巣邸から盗まれてた宝石はエレメントジュエルとはまったく関係がないものだった。
それはまるで、宝石もとりあえず盗んでおきましたとばかりのおざなりさで。
(ならば本命はあの情報だった? だが何故ヤツが? 今更変な正義感に目覚めたとでも……?)
今回の件は違和感だらけでどうにも釈然としないが、アクアメロディが復活したことは間違いない事実。
それで納得するべきなのだが、小銭はどうも納得いかないものを感じてしまうのだった。

260AM2017/11/04(土) 12:06:45.09ID:83hE9DSs
以上で投下終了となります。復活一回目の内容が復活話でエロ要素なしと肩透かしで申し訳ない
続きはできるだけ近いうちに投下予定なのでまたよろしくお願いします
……しかしスレに人が残っていてよかった、マジで
にしてもあと一レスというところで再び連投規制に…
半分ずつに分割したら投下できたけど、今後も一話で6〜10レスくらいを考えているのでそのたびに引っかかるのかなぁ

261名無しさん@ピンキー2017/11/06(月) 21:44:28.47ID:BDShlbAr
乙です。規制キツいですね…
エロが待ち遠しい…。次回、期待して待ってます

262AM2017/11/10(金) 11:01:50.28ID:5lcpOkQV
昼過ぎくらいから投下開始します
作品は「怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー 第九話」となります
なお、また規制に引っかかったら明日に繰り越すことになると思われ

263怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/10(金) 12:06:36.29ID:5lcpOkQV
「昨日で四件目! 一ヶ月の間にこの数ってことはもう完全復活って言っていいんじゃない?」
「確かにな。俺前から彼女のファンだったからすげー嬉しい!」
「前から〜? そんなこと言って、本当は外見が判明してからのにわかなんじゃないの〜?」
「ちっ、ちげーよ! 俺はそんなミーハーな気持ちじゃなくてだな……!」
「はいはい、まあ無理もないけどね。まさかここまでの美人だったとはあたしも思ってなかったし」
サクリファイスシティ中央区に建てられた男女共学高校のとある教室の一角。
そこでは、授業前の自由時間を利用し、朝の新聞とニュースについて語り合う少年少女の集団がいた。
内容は勿論、ここ一ヶ月の間お茶の間の話題を独占している存在、怪盗アクアメロディについて。
半年前までも悪徳富豪に痛い目を合わせる義賊として名高かった彼女だが、一か月前の復活劇を切欠に
メディアで公式にビジュアルが解禁されてからは人気に火がつく一方であった。
特に熱をあげている人間が多い年齢層はアクアメロディの外見年齢に近い高校生である。
自分たちと同年代の少女、それも美が頭につく、が富豪や警察をきりきり舞いさせているという事実は
日々を怠惰に過ごす彼らにとって憧れであり、恰好の暇つぶし話題材料であった。
「けど本当に若いよねアクアメロディって。どう見ても十代くらいだし……」
「元々噂でも若い女って話だったけど、マジだったとはなぁ」
「でもそうなると、彼女って普段は学生をやってる可能性が高いってことになるよね」
「ひょっとしてこのクラスにいるのかも!?」
んなわけねーだろ! と爆笑する集団の中、その冗談十割の台詞に心臓をドキリと跳ねさせた少女がいた。
少女の名前は水無月美音。言わずと知れた、怪盗アクアメロディの正体である。
(ま、また私がアクアメロディなんじゃないかって言われたらどうしよう……)
皆に合わせて笑い声をあげつつも、美音の心中は不安と緊張で軽く乱れていた。
前に一度、友人の一人がからかい混じりに鋭い一言を発した(外伝参照)のを思い出したのだ。
その時はまだ、アクアメロディの存在は都市伝説レベルのものだったのであっさり誤魔化せたのだが
今はシティ中の話題を占めている上、ハッキリとした容姿までもが公表されている。
髪型をポニーテールに変え、素顔を仮面で覆い隠している以上、そう簡単に正体がバレるはずがないのだが
ジッと見比べてみれば、あるいは美音=アクアメロディであることを疑う者も出てくるかもしれない。
勿論そんな可能性は皆無に近いのだが、この空気の中で冗談とはいえ疑いの声が上がるのはまずい。
それを切欠に本格的に疑いを持つ者が出るかもしれないし、そうなれば美音に止める術はないのだから。
「だよねー。ま、現実はそんなにファンタジーじゃないか」
だが、幸いにも不安視していた声は上がらなかった。
どうやら皆、前に美音の名前を出して揉め事になりかけたことを覚えていたらしい。
そんな級友たちの気遣いに、安心と謝意を覚える美音であった。

264怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/10(金) 12:11:08.26ID:5lcpOkQV
「おお、こ、これは……!」
「素晴らしい! 素晴らしいですぞ!」
「やはりアクアメロディはエロ可愛いですな!」
(……えっ?)
教室の隅からそんな聞き捨てならぬ台詞が聞こえてきたのは、話題が一段落してからだった。
気づかれぬようさりげなく視線を向けた先では、いわゆるオタクグループが集まって盛り上がっている。
彼らは一冊の雑誌を囲んで、先程の自分たちと同じくアクアメロディについて会話を繰り広げているようだが
エロ可愛い、などという台詞が出てくるあたり、どうにも方向性が異なっている様子。
話題の張本人としてはどんな会話をしているのか気になってしまい、美音は思わず聞き耳を立ててしまう。
「むう……この見えそうで見えないアングルは正に匠の技」
「絶対領域の強調具合と言い、わかっていますなー!」
(アングル? 絶対領域? い、一体何を見ているの……?)
彼らの口調から正体不明の悪寒を感じた少女は一計を案じ、ポケットから一粒のビーズを取り出すと
さりげなくそれをオタクグループたちのちょうど真上の天井に到達するように指で弾いた。
ピシッ―――
狙い違わず着弾したビーズは落下することなく天井に張り付き、内部に仕込まれた機能が発動する。
それに合わせ、友人に断って席を立った美音は女子トイレの個室に入り、そしてスマホを開いた。
画面に映し出されたのはオタクグループの少年たちの頭と、その中央で開かれている雑誌の内容。
そう、先程のビーズの正体は高性能の小型監視カメラにして盗聴器だったのだ。
(こんなことに使うのは気が引けるけど、気になるし……)
姿をメディアの前に堂々と見せた以上、情報のアンテナを張り巡らせておくことに越したことはない。
どんな義賊だシティのアイドルだと称えられていても、自分が犯罪者であることは変わらないのだ。
何よりも、一ヶ月前に知ることとなった「あの男」の存在のこともあるのだから。
(いけない、あの男のことはまた後で考えるとして、今はこっちを……)
思考が横道に逸れそうになったことを反省しながら、美音はビーズから送られてくる情報に集中する。
ズーム機能を使えば雑誌の内容は鮮明に見えるし、音声もクリアなので問題は何もない。
しかし、否、だからこそ問題は起こってしまった。主に美音の羞恥心を刺激するという意味で。
「え……ええっ!! こ、これって!?」
狭いトイレの個室の中で、少女の絶叫ともいえる声が上がった。
かなりの大声ではあったが、幸いにも他に利用者はいないらしく、非難の声が上がることはない。
しかし美音にホッとする余裕はなかった。何故なら―――

265怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/10(金) 12:16:45.53ID:5lcpOkQV
(なっ、なんなのこの写真!?)
画面に映っていたのは、アクアメロディに扮した自分の姿だった。問題なのはそのポーズとアングル。
警官の波を飛び越えながら空中で一回転している最中を撮影されたのだろう。
宙で膝を抱えて丸まっているシーンが掲載されているのだが、そのアングルがかなり際どいのだ。
恐らくは高層部から望遠レンズで捉えたのだろうが、ちょうどお尻が真上に来た瞬間が切り取られており
当然、黒のニーソックスと真っ白な太ももの対照的な競演が眩しい魅惑の両脚が強調されてしまっている。
更にはミニスカートもかなり危険な領域まで捲れ上がっており、かろうじて中身こそ見えてはいないものの
激しい動きによる下着の食い込みのせいで少しはみ出てしまったお尻の一部がチラリと顔を覗かせていた。
(こ、こんな写真が撮られていたなんて……!)
新聞やニュースは公共の情報発信源ということもあり、基本的に健全な画像ばかりだった。
しかし、彼らが見ているような低俗さを売りにするタイプの雑誌は自重などしない。
たとえ相手がシティのアイドルだろうが、遠慮をする気などまるでなかったのである。
『よし、次のページに行けよ』
『了解。今回はアクアメロディ特集とのことですからな。最初がこれとなると続きも期待できそうでござる』
(私の特集って……他にもまだあんな恥ずかしい写真が掲載されているの!?)
今の一枚だけでも顔から火が出るくらい恥ずかしかったというのに、まだ似たような写真があるというのか。
思わず教室に戻って彼らから雑誌を取り上げたい気持ちに駆られた美音だったが、すぐにそれを諦めた。
そんなことをすれば覗き見がバレてしまうし、何よりも雑誌はあれ一冊ではないからほぼ無意味だ。
発行部数自体は新聞やメジャー雑誌より少ないだろうが、数千を超える雑誌の回収など不可能なのだから。
『さて、次は……おお! 今度はおっぱいのドアップでござるか!』
『暗色で目立ちにくくはあるけれども、このボインと突き出たバストはド迫力だよね』
『拙者、写真の画像を分析してバストサイズを算出するアプリを使って調べてみたのでござるが
 それによると、アクアメロディのバストサイズは90センチをオーバーしているようでござる!』
『マジか!?』
『あと、カップはEでござるな。勿論パッドなんかで誤魔化されていた場合は正確ではないでござるが』
『いや、撲はアクアメロディを信じるよ! このおっぱいが偽物だなんて、そんなことあるはずがない!』
「に、偽物じゃないわよっ! というか、なんなのその破廉恥なアプリは!?」
そうだそうだ! と騒ぐ画面の中の少年たちに、美音は反射的に怒鳴ってしまう。
当然その声が届くことはないが、何よりも彼女を動揺させたのは胸のサイズを当てられてしまったことだった。
半年前まではDカップだった少女の胸は、アプリの算出通りつい最近Eカップへと到達している。
勿論、アクアメロディの正体を少年たちが知らない以上、美音のバストサイズは秘匿されたままだ。
しかし、それでも乙女の秘密の一部がクラスメイトの男子に知られてしまったことには変わりがないわけで。

266怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/10(金) 12:22:08.66ID:5lcpOkQV
(許せない……! 誰がこんな写真をっ)
オタクな少年たちを責めるわけにはいかない以上、少女の羞恥による怒りは撮影者へと向けられる。
そんな美音の怒りが天に伝わったのか、タイミングよく少年たちは件の人物への言及をはじめた。
『しかし相変わらず撮馬久留夫は攻めた写真ばかりを撮りますなあ』
『ああ、この人相手が政治家だろうが芸能人だろうがとにかく下ネタしかゲットしないもんな』
『この前はあのロリ系アイドルのパンチラ写真を掲載してたからなぁ』
『あれだろ、桃木―――『それ以上いけない』すまん』
『にしても撮馬久留夫はエロってもんをわかってるよな。これとか、発想が尋常じゃないぜ』
『アクアメロディのおっぱいが弾む瞬間を連写で捉え、並べて掲載だもんな』
感心したような少年たちの視線には、深青色の上着に包まれた胸のアップが映っている。
数十ぺージにわたってページの右下にズラリと並べられたそれは、一見すると同じ画像に見えるが、微妙に違う。
逃走の激しい動きにより、ブラの束縛を超えて上下左右に弾むEカップのバストが順番に掲載されており
ページを素早くめくっていくと、まるでパラパラ漫画のように怪盗少女の胸が弾む仕掛けになっているのである。
(バ、バカじゃないの……この撮馬久留夫って人……?)
羞恥心よりも呆れが上回った美音は、あまりに馬鹿げた仕掛けで紙面を無駄にする撮影者に目を丸くする。
だが、少年たちには好評なようで、彼らは何度もパラパラとページをめくっては胸が弾む様子を楽しんでおり
男が女性の胸に強い興味を示すことを身に染みてわかっていた少女からしても、それは理解不能な欲求だった。
『おっと、授業開始まで時間もないしそろそろ次に行かないとな』
『OKでござる。次は、と……うおおお!?』
『こっ、これ見えてるよね!? まさかアクアメロディのパンチラが拝めるとは……!』
『周囲が暗いから断言はできないけど、パステルグリーンかな? この色』
「なっ……!」
羞恥心も怒りも一時的に忘れ、男のバカさ加減に呆れる思考を現実に引き戻すその会話が耳に入った瞬間
美音は慌ててスマホの画面に集中し、そしてそこに映っているものを見て絶句した。
下着が写っている。それも自分のものだ、そしてそれを身に着けている姿が雑誌に掲載されている。
高所からの着地の瞬間らしく、しゃがみこんだ怪盗少女の横姿は、しかしスカートの後ろ側が風圧で捲れあがっている。
前側はスカートの布地が両脚に挟まれていて無事だったが、後ろ側はガードが甘かったのか
少年たちの言う通り、捲れ上がったミニのスカートからはパステルグリーンの布地が覗いており
全体の面積からすればほんの一部が見えている程度だが、ムチッとした桃尻を包むショーツがハッキリと確認できる。
(これ、あの雑誌を買った人皆に見られてるの!? は、恥ずかしい……っ)

267怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/10(金) 12:28:37.45ID:5lcpOkQV
際どいポーズや胸のアップの写真も十分に恥ずかしかったが、下着までとなるとその羞恥は段違いだった。
学年一とも噂されている美少女の顔は見る見るうちに赤に染まり、その変化は首にまで届こうとしている。
いくらアクアメロディが盗みの時限定の仮の姿だとはいえ、身体は同一人物のもの。
ゆえに、美音にとって怪盗少女が恥ずかしい姿を晒すということは、自分が辱めを受けているも同然。
ましてや、仮面を被ることで気が強くなっている変装時と違い、今は素の状態なのだ。
恋愛経験すらない一人の純な処女には、少年たちの言動はあまりに酷な羞恥責めとなってしまっていた。
『む! 次のページはお尻のアップでござるか! この突き出すようなポーズがたまらんでござるな!』
『こっちは壁を乗り越えるところかな? ちょうど両腕で胸を寄せる感じになってて谷間が凄い!』
『おほっ! またパンチラショットがあったぜ! 今度は横側が見えてる!』
『絶対領域という聖域を越えてチラリと見えるパステルグリーンの横布……素晴らしい』
(や、やめて! もう私の恥ずかしいところ、見ないでぇっ!)
真っ赤に染まった顔を両手で覆いながら哀願する美音の心の声も虚しく、ページは次々とめくられていく。
警官の突進を腰を振ってヒラリとかわす瞬間を、お尻にピントを合わせてシャッターを切った画像。
たどり着いた壁の頂上に上半身を持ち上げようと、両腕でバストを挟み込むようにしているところを正面から。
警官の隙間を縫って滑走しながらも、その速度ゆえに自然と浮いてしまったスカートの中身を。
あらゆる角度から何気ない動きの中の絶妙な瞬間を捉えた数々の画像はまるでアクアメロディという少女を
衣装の上から丸裸にしてやろうという撮影者の邪な意思が透けて見える様だった。

268怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/10(金) 12:31:35.08ID:5lcpOkQV
『さて、いよいよ最後のページでござるな』
『今までのパターンからすると、最後に一番過激なショットを配置するのが撮馬久留夫だからね』
『い、一体どんなお宝画像が……って!?』
最後のページを開いた瞬間、今まで散々好き勝手に騒いでいたオタクグループの声が止まった。
それもそのはず、皆一様に口に両手を当てて、出かかっている絶叫が周囲に伝わらないように抑えている。
だが、彼らの目は爛々と輝き、その視線は接着剤でくっついたかのように雑誌から離れない。
そんな少年たちのリアクションに嫌な予感を覚えつつ、美音は恐る恐る雑誌のほうへと目線を向けていく。
果たして、そこには―――見開きでデカデカと写されている、スカートの中身を全開にした自分の姿があった。

269怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/10(金) 12:32:45.00ID:5lcpOkQV
「や、やだぁっ!!」
そのあまりにも大胆な一枚に、思わずスマホを手から離して視界から遠ざける美音。
けれども、網膜に焼き付いてしまった映像は少女の脳裏から消えず、勝手に詳細を分析し始めてしまう。
ポーズ自体はなんの変哲もない、障害物を飛び越えてようとジャンプしている最中のものだ。
それは両腕と両脚を後ろに逸らしながらの跳躍という、走り幅跳びでよく見る体勢である。
だが、前方からの風圧を無防備に受けてしまったのか、思い切りミニスカートの前側が捲れあがってしまっており
大切な場所を覆うには頼りなく、しかし食い込み気味に乙女の聖域を守護する様が健康的かつ扇情的な色気を放つ
ピンクのリボンがワンポイントになっているパステルグリーンのショーツの全貌が丸見えになっていた。

270怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/10(金) 12:37:31.70ID:5lcpOkQV
まず滅多にはお目にかかれない、美少女怪盗のスカートの中身というお宝画像に興奮を隠せない少年たち。
『こ、これはもうパンチラどころかパンモロではないでござるか!?』
『もうお腹っていうかおへそが見えかけてるよな、正に御開帳って感じだっ』
『てか、フィーリング的にパンチラはセーフだけどパンモロはアウトだろ? 抗議とかこないのか?』
『いや、抗議ってアクアメロディがするわけないだろ。万が一してきたとしても無視すればいいだけだし』

271怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/10(金) 12:39:01.43ID:5lcpOkQV
被害を受けている当の本人としては抗議どころかネガごと撮馬久留夫を焼却処分してしまいたい美音だったが
いかにアクアメロディが市民から支持を受けていようとも、あくまで犯罪者であることには変わりはない。
雑誌の中で辱めを受けたとはいえ、誇りある怪盗である自分が抗議は勿論、報復などできるはずもなかった。
『流石は撮馬久留夫。どれだけ芸能事務所や政治家秘書からクレームを受けてもクビにならないだけはある』
『いや本当、なんでこの人業界から干されないんだろうね?』
『なんでも雑誌に掲載しているものよりも更に過激な写真を保持しており、それで相手を脅しているという噂が』
『ありえるでござるな。でも、そうなるとアクアメロディのそういう写真もあるのでござるかな?』
(―――っ!?)

272怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/10(金) 12:40:46.31ID:5lcpOkQV
恥辱に身悶えしていた美音だったが、ござる口調の少年の疑問には流石にヒヤリとしたものを感じざるをえなかった。
相手を脅せるだけの写真。それはすなわち今掲載されている以上に見られたくないシーンということになる。
だが、半年前や火野との戦いが撮影されているならばともかく、マスコミの前に姿を見せるようになってからは
怪盗衣装や下着が破られたり脱がされたりして、女の子の大事な部分を露出してしまったことはなかった。
いや、仮にそんなところが撮られたとしても、アクアメロディが低俗な脅しに屈することなどありえない。
しかし唯一、屈さざるを得ないことになるとすれば―――それは、正体がバレた時だけだ。
(でも、それはありえないはず……)
もし、撮馬久留夫が怪盗少女の正体を突き止めていたならば、とっくの昔に連絡があったはず。
マスコミの人間である彼が、十代の小娘一人の住所や連絡先を調べられないはずがない。

273怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/10(金) 12:43:04.96ID:5lcpOkQV
相手の重大な秘密を握っていながらそれを嬉々として盾にしないなどありえない。そのはずなのだ。
―――そう、秘密を握っている者に相手に特別な思惑でもない限りは。
(けれど、もし撮馬久留夫が「あの男」だったら……? ううん、確固たる情報もないのに早とちりはダメ)
撮馬久留夫への不安と疑惑の思考を振り払うように頭を振る美音だったがちょうどそこで予鈴が鳴り響く。
スマホの画面を見れば、オタクグループの少年たちも慌てた様子で雑誌を鞄に隠そうとしていた。
教師に見つかれば内容が内容なだけに、大目玉をくらうのは確実であるため彼らにとっては当然の行動であったが
無自覚のこととはいえ、散々辱められた美音がそれを許すはずもなかった。
なお、十分後の授業中に何故かオタクグループに所属するとある少年の鞄の口が手も触れていないのに勝手に開き
中身が盛大に床にぶちまけられてしまうという事件が起こったのだが、それは余談である。

274AM2017/11/10(金) 12:45:42.30ID:5lcpOkQV
以上で投下終了となります。かなり変化球ですが、前からやってみたかったんですよね、こういう
「正体隠して活躍しているヒロインが知り合いにエロい目で見られていることを知る」シチュエーション
セーラー戦士とかセイントテールとか絶対エロい目で見られてるよねと当時は思ったものです
正義の変身ヒロインや魔法少女でもやれるネタですが、悪事の分怪盗のほうが好き勝手言いやすいんだよなぁ
しかしやはり連投規制には引っかかるのか…
ある程度分割すればどうにか書き込めるようですが、無理に一回で纏めるよりは二日がかりにするべきか…

275名無しさん@ピンキー2017/11/10(金) 19:32:09.47ID:Not2UyD8
気が付けばどえらいことに。復活ありがとうございます。こういう変化球もいいですよね。
今回の敵はライティアということは雷(電気)?電子機器のエキスパートとか?
果たしてどんな痴態を拝ませてくれるのか楽しみに待ってます。

276名無しさん@ピンキー2017/11/11(土) 00:18:34.78ID:+pjnuMix
乙ー
これを機に見られてしまう事を意識してしまい動きに精細を欠くようになって余計に隙が生まれて的な悪循環を期待したかったり

277名無しさん@ピンキー2017/11/11(土) 10:03:16.34ID:b8qmsOHI
乙です!
丁寧な描写が素晴らしい…。毎回楽しみにさせてもらってます

278名無しさん@ピンキー2017/11/16(木) 01:30:39.51ID:N+2RBirs
ずっとずっと待ってました!!!
本当に待ち続けててよかった!
復活本当にありがとうございます!!

279AM2017/11/16(木) 10:43:23.00ID:q7zw5YTJ
昼以降に投下開始します
作品は「怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー 第十話」となります
なお、規制に引っかかったら明日に繰り越すことになると思われ

280怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/16(木) 13:07:35.78ID:q7zw5YTJ
「ふぅっ……疲れが溶けていくようでいい気持ち〜」
日が沈んで夜がシティに訪れる中、明かりのついた水無月家のバスルームには家の主の姿があった。
お気に入りの入浴剤入りの湯船に浸かりながら大きく伸びをした少女の若さに満ち溢れた肢体の胸元では
水の浮力によって水面に浮かび上がった双子島が呼吸のたびに柔らかそうにプカプカと上下に揺れている。
一人暮らしの寂しさ、学生としての苦労、怪盗としての重責、罪を犯しながらもそれを秘密にしている罪悪感。
その全てを忘れ去ってリラックスできるバスタイムは、美音にとって何物にも代えがたいひと時だった。
(それにしても、今日は凄く恥ずかしかった……まさか、あんな雑誌があったなんて……)
少女の脳裏に、自分のスカートの中の光景に興奮するクラスメートの男子たちの姿が浮かび上がる。
高校生の男子が異性の下着に興味を示すのは理解できるのだが、その対象が自分自身となると話は別だ。
いくら彼らがアクアメロディの正体を知らないとはいえ、慰めにはまったくならない。
(メディアに姿を見せた以上、色々と覚悟はしていたけれど……こんなことは予想外だってば……)
今まで怪盗アクアメロディとして活動してきて、恥ずかしい目にあうことは幾度となくあった。
七ヶ月前のエレメントジュエルを巡る戦いの中では、貞操の危機に陥ったことすらあったし
塔亜風見の時にいたっては、胸を責められて初めての性的絶頂を経験させられてしまっている。
元より色恋に対して純な性格だったがゆえに恋はおろか自慰もしたこともなかった美音だったが
あれ以降は意識的に性的な方面の話題や情報を避けるようになってしまっていた。
(火野との戦いの最中のは、その、フレイヤの力で強制的に変な気持ちにさせられただけで
 だから、あのオナ……あ、あれは私の意思じゃないものっ!)
二重の意味で火照った頭をブンブンと左右に振りまわし、無理やり発情させられた時の感覚を追い出す。
そう、今考えるべきはアクアメロディに向けられる邪な感情についてなのだから。
(今までは警察や警備の人ばかりが相手で、ただ倒すか逃げればよかったけどマスコミはそうじゃない)
立ちはだかる敵でも手助けをしてくれる味方でもなく、中立。
それが美音にとってのマスコミという存在の立ち位置だったが、考えが甘かった。
中には良識的な者もいるが、大半は売れればなんでもいいという考え方の強い者ばかり。
そんな彼らが、アクアメロディという格好の獲物を見つけてお上品なままでいるはずがなかったのだ。
(でも、いったいどうすれば……)
今まで自分の身体に欲望を向けてきた敵は何人もいた。
けれども、彼らとはいつも一対一だったし、どんなピンチの時も最終的には逆転勝利を掴んできた。
だから、どんな恥辱を味わっても耐えることができた、過去の恥辱を意識しないでいられた。

281怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/16(木) 13:11:55.33ID:q7zw5YTJ
だが、今回はマスコミに加え、発信された情報を得た者まで入れるならば相手は不特定多数。
仮に今回の元凶である撮馬久留夫をとっちめたとしても、なんの解決にもならない。
すなわちそれは、一方的に辱められながらも気持ちの落としどころがないということだった。
(これからはマスコミにも気を付ける? ……それはダメ! 注意が散漫になるだけ)
もし、マスコミの動きにまで気を張るようになれば、必ず警察や警備、罠への注意が低下する。
それは一度のミスすら許されない怪盗活動には致命傷になりかねない。
何よりも、他人の目を意識し、自分が「女」として見られていると意識するようになってしまえば
極端な話、スカートが捲れないようにと蹴りなどを躊躇うようになる可能性すらありえる。
そうなれば事実上激しい動きを自分自身で封じるも同じ。軽業が身上の怪盗としての死も同然であった。
(けど、今更厚着をしたり、スパッツやズボンに衣装を変えるのも……)
一番手っ取り早い解決策はコスチュームの露出度を下げることなのだが、それをすれば意識してます!
と、声高に叫ぶようなもので、負けず嫌いの気がある美音にはとることができない選択肢だ。
つまりは結局のところ、解決策など最初から「気にしない」しかないのである。
だが、それができないのが水無月美音という少女の乙女としての美点であり、一番の弱点でもあった。
(いっそのこと、またアクアメロディをやめてしまえば……ううん、そんなことできるはずがない!)
盗まれた全てのエレメントジュエルをもう一度集めるためには怪盗アクアメロディの存在は不可欠。
一人の女の子としての羞恥心など、本来ならば天秤にすら乗せてはいけないのだ。
けれども、不特定多数の異性にいやらしい目を向けられるのがたまらなく恥ずかしいのは確かで
その上、知らないところで自分の恥姿が欲望の捌け口にされていると思うと、眩暈すらしてくる。
しかし、恥じらいに身を震わせながらも、それでもなお美音の正義の使命感は萎えなかった。
エレメントジュエルを悪意ある人間が持てばどうなるかは既に実証されている。
もう二度と、あの特異な宝石の被害を出してはいけない。そしてそれができるのは自分だけ。
(第一、もう後戻りはできない。「あの男」からの電話を受けた時から、私に選択肢はなかった……)
使命感が一番の理由なのは明らかだったが、それだけが全てではない。他にも理由があった。
そしてその理由こそが、メディアへの突然の露出やターゲットの悪事のデータを盗み出しての公開という
アクアメロディらしからぬ行動の、全ての原因で―――
「すべては、あの着信からはじまったんだっけ……」
ポツリ、と美音は天井に向かって呟く。
その声音には、悔しさと情けなさ、そして嫌悪感といった負の感情が込められていた。

282怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/16(木) 13:15:44.15ID:q7zw5YTJ
一ヶ月前の火野との戦いの後。
なんとかホテルから脱出を果たし、クタクタの身体を引き摺って帰宅した直後
机の上に置いていたスマートフォンに、まるで監視していたかのようなタイミングで届いた非通知の着信。
気味の悪さを覚えながらも、出たほうがいいという己の勘に従って美音は通話を選択し
『やあ、アクアメロディ』
そのボイスチェンジャーを介して放たれた一言に驚愕した。相手は、通話先が水無月美音だと承知のはず。
なのに、こちらをアクアメロディと呼称した。つまりそれは、自分の正体がバレていることを意味する。
一瞬頭の中が真っ白になるが、当然その呼びかけに対し馬鹿正直も応えるわけにはいかない。
ここで肯定すれば、もし録音をされていた場合動かぬ証拠となってしまう。
かといって否定をすることにも意味はない。何故なら、相手の口調は明らかに確信を持っていたからだ。
一体どうすれば―――混乱に焦る中、しかし口調からして男であろう彼は、こちらの無言を気にした風もなく
軽い声音で自分がエレメントジュエルを盗み、火野にフレイヤを与えた犯人であると告白する。
「何が……目的なの!?」
自身の正体を知られているというショックも冷めやらぬ中、耳に入った思わぬ情報に咄嗟に少女は叫び
対する彼の返答は簡潔だった―――『君を僕だけのモノにしたい』
それは台詞だけを見れば情熱的な求愛だったが、告げられた側の美音は悪寒と困惑を隠せない。
わけがわからない。彼女の心情はその一言に尽きていた。
しかし少なくとも相手が残りのエレメントジュエルを保持していることは間違いないわけで。
ゆえに、美音はさりげなく求愛を無視する形で光闇地水風の宝石の所在を問いただそうとし
そしてそんな愛しの君の態度を待ってましたとばかりに、彼は嬉々として口を開いた。
『五回だ。一回につき一つ……簡単な話だろう?』
こちらの提示するミッションをクリアするたびに、ひとつずつジュエルを返す。
残る数は五個なので、ミッションの数も五。さあ、僕と勝負だ!
そう楽しそうに告げる彼は、早速ひとつめのミッションを開示する。
その内容は一ヶ月以内に指定した人物の屋敷から悪事の証拠を盗み出し、メディアに公開するというもの。
正直、これだけならば難しくはあっても不可能ではなかったが、問題はそれに付随する条件だった。
―――ただし、予告状は警察やマスコミにも出すこと。そして、マスコミの前に姿を見せること。
流石にこの条件には難色を示した美音だったが、その抗議の声はすぐに噤まれることになる。
拒否するならば、エレメントジュエルをそこらへんのチンピラにバラまき、暴走させる。
勿論ミッションを失敗しても同じことを起こす。そうなれば未曾有の被害になるのは間違いないね?
そう脅されてしまえば、最悪の被害を否定する少女には唯々諾々と従うしか道はなかったのだから。

283怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/16(木) 13:20:01.60ID:q7zw5YTJ
「あれから一ヶ月。昨日でひとつめのミッションは完遂できた」
回想を終えた美音は、言いなりになるしかない屈辱と、ミッション達成の安堵感の両方を感じていた。
未だ謎の男の意図は不明のままだが、今は黙々とミッションをこなしていくしかない。
そうすれば、いずれは形勢逆転のチャンスが巡ってくるはず。
(私は絶対にエレメントジュエルを取り戻す。それまではどんなことにも負けたりなんかしない!)
「とにかく、今は連絡を待つし……か……?」
そう前向きに結論を出したその時、視界が一瞬クラリと揺れる。
どうやら湯船に浸かったまま考え事をしている間に随分な時間が経過してしまったらしい。
「いけない、これ以上はのぼせちゃう……」
これ以上の長湯はまずいと判断し、美音は慌てて湯船から立ち上がった。
バスルームに灯る淡い光の下に現れたのは、水に濡れた肌を艶々と輝かせる少女のシミ一つない裸体。
激しいアクションをこなすための生命線である両の脚はスラリと長く、優美な脚線美を形作り
太ももにはほど良い筋肉を内に秘めた女性らしい触り心地のよさそうな柔肉がしっかりと乗っている。
そのすぐ上でたっぷりとした質量の存在感を示しているのは、85センチのヒップ。
極上の桃を思わせるふたつの丸みは、キュッとセクシーに引きあがったラインを見せている。
この下半身の充実は、ブランクの間にもトレーニングをかかさなかった成果であることは間違いない。
「ふぅっ……」
少しふらつく足を浴槽から出すと、普段は決して人目に触れることのない乙女の秘処が露になり
年齢の割にはやや薄めの恥毛と、いまだ男性を知らない清楚な割れ目の間を湯気がスッと通り抜ける。
そのすぐ上ではそこらのグラビアモデルでは太刀打ちできないであろうくびれを誇るウエストが
高校生離れした腰回りの艶っぽさを演出し、真ん中で鎮座しているおへそにすらも色気を与えていた。
たっぷり数秒かけて浴槽から出た美音は気怠さに逆らえず、一休みとばかりに両膝に手をつくが
上半身が下を向いたことによって、少女の巨乳が質量を増してぷるぷるっと弾み揺れる。
先週の身体測定の際、ついに90センチオーバーの大台へと突入したと判明したいまだ成長中のバストは
小玉メロンから砲弾型へと変化を遂げ、重力に従って無垢な柔肌を降りてきた無数の水滴が次々に
両胸の突端でぷくっとした尖りを見せる薄桃色の乳頭から滴り落ちていく。
ハッキリと言ってしまえば、こんな魅力的な肢体と美貌を仮面と薄手の衣装だけで隠しきれるはずがない。
そういう意味では不可抗力とはいえ、今の注目を集めている事態は彼女の自業自得でもあった。

284AM2017/11/16(木) 13:24:31.82ID:q7zw5YTJ
やはり長文は四レスで規制にかかる模様
あと四レス残ってますが、それはまた二十四時間以降に投下します

285名無しさん@ピンキー2017/11/16(木) 13:50:56.13ID:WP11WjTx
楽しみに待ってます!

286名無しさん@ピンキー2017/11/17(金) 01:10:16.95ID:IfvOIb2F
描写がエロくて、直接的なセクハラとかピンチとかないのに
もうすでに興奮している

287怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/17(金) 13:57:33.90ID:bNl/EUSR
「さて、今日は宿題もないし早く寝ようっと……ん?」
いつものようにバスタオル一枚という無防備な格好で髪を拭きつつリビングに戻ってきた美音。
しかし、そこには入浴前にはなかった違和感があった。
テーブルの上に置きっぱなしだったスマホの横に、自ら光を放つ小さな何かがある。
少女は瞬時に気がつく。それが盗まれたエレメントジュエルのひとつ、風のウインドルだということに。
「なっ……」
慌ててテーブルに駆け寄り手に取ってみるも、翡翠色に輝く宝石は間違いなくウインドルだった。
ゆえに美音は戦慄する。それは、入浴の間に何者かがこの家に侵入したことを意味しているからだ。
もしかしたらその犯人はまだすぐ傍にいるのかもしれない。
そして、今の自分は薄布一枚しか身に着けておらず、もし襲い掛かられればひとたまりもないわけで。
反射的に胸と足の付け根を両手で庇いながら警戒態勢をとる少女だったが、室内に人の気配はない。
それでも安心できず周囲を見回すが、その瞬間「ピリリリリ!」とスマホから着信音が鳴った。
「まさか……っ」
嫌な予感を覚えつつも、覗き込んだスマホの画面に映るのは非通知番号。
動揺からかすかに震える指を動かし電話をとると、はたしてスピーカーから聞こえてきた声は
予想通り、ボイスチェンジャーを介してもわかる、陽気な声で喋る例の男のものだった。
『コングラッチュレイション! 流石はアクアメロディ、見事に第一のミッションをクリアしたね!』
「あなたは……!」
『どうやら覚えていてくれたようだね! もうわかっているとは思うけれど、ウインドルを置いていったのは
 他でもない、この撲さ! 勿論遠慮なんかしなくていいよ、僕は言ったことは必ず守る男だからね!』
「一人暮らしの女の子の家に勝手に入り込むなんて……マナー違反じゃないかしら?」
『それは申し訳なかったけど、でも大丈夫! ウインドルを置く以外は何もしてないからさ。
 もう家からは出たし、当然お風呂だって覗いていないよ! 正直悩みはしたけどね……』
理性の勝利を自慢げに語る電話先の男に美音はホッとする。
声音からして、恐らく彼は自分で言った通り、嘘をついてはいない。
つまり、入浴シーンは覗かれていないし、脅威も既に去っているということだ。
無論、未だ情報の少ない相手を捕まえるチャンスでもあったので残念な気持ちもあるのだが
その時は裸かバスタオル一枚でやりあわなければいけなかったので、今回はよしとするしかなかった。
『それにしても、マスコミという障害物が増えた中で見事な活躍だったね!
 あと、こちらの指示になかったのに宝石も盗んだのには感心したよ。というかこれはこっちのミスだね。
 アクアメロディが宝石に手を出さないんじゃ格好がつかないもんねぇ』
「お褒めの言葉をどうも。それで、次のミッションはなんなの?」

288怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/17(金) 14:02:07.17ID:bNl/EUSR
男が言うように、宝石という余計な盗みを働いたのはアクアメロディとしての矜持だった。
エレメントジュエルが対象ではなかったが、あくまで自分は宝石専門の怪盗。
悪人を懲らしめることが活動の主目的ではない、という無言の抗議だったのである。
『声が冷たいなぁ。ちゃんと手助けだってしたのにさ。まあそんなところもいいんだけど』
「確かにもらった情報で助かったのも事実だけど、だからって感謝なんてするはずがないでしょう?」
『アクアメロディの助手になった気分で頑張ったんだけどなぁ……』
ひとつめのミッションをこなす際、電話の男は毎回標的についての詳細な情報を提供してくれている。
流石に一ヶ月で四回も盗みを働くのは負担が大きすぎるだろう、と気を利かせ
相手の人物像、犯罪歴、警備員の配置や数、屋敷の見取り図、周辺の通路の構造など。
盗みに入る上で必要な情報の下調べを、彼はあっさりとこなして水無月家に送ってきたのである。
勿論、それをそのまま鵜呑みにするほど美音は彼を信用していないため、裏取りはしたのだが
もらった情報が全て正しいという結果しか出なかった。
(本当に、何を考えているの……?)
無茶ぶりをしてきたかと思えば、手助けもしてくる。
そもそも、アクアメロディの正体とジュエルの脅威を材料にすれば自分を好きにすることなど容易いはず。
なのに彼はそれをしない。ただ、ゲームのようにミッションを提示してくるだけ。
相手の思惑が読めず、美音は不安と焦りを覚える一方だった。
『ま、やる気があるようで嬉しいよ。それではふたつめのミッションを発表しよう。
 ひとつめは簡単すぎたからね。今度は難易度を上げていくよ』
「……っ」
だが、通話先から聞こえてきたその言葉に、無理やり気を取り直した美音は気を引き締める。
相手の台詞を一文字も聞き逃すまいと耳をすまし、そして次の瞬間。
「えっ……ええっ!? えええええっ!?」
彼が告げた内容に、少女は思わず身に纏ったバスタオルを落とすほどの驚愕の声を上げるのだった。


―――そして一週間後。ミッション当日。

289怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/17(金) 14:06:46.05ID:bNl/EUSR
「くそっ、まさか俺のところにアクアメロディから予告状から届くとは……!」
広い敷地内の中、まるで迷路のように―――否、意図的に迷路状に作られた竹林の中央。
背の高い竹の葉で隠れるように佇む屋敷の主、佐竹緑郎は二階の自室内を落ち着きなく動き回っていた。
彼は金貸しを営んでおり、一代で身代を大きくした銭の傑物なのだが、今の彼には見る影もない。
「絶対にこの『皇竹』は渡さんぞ……! それに……」
とある没落富豪から借金のカタに取り上げ、竹の形状に加工したエメラルドを手に握りしめながら
初老の男は目立たないように部屋の奥に設置されている扉をチラリと見やる。
扉の奥は警備はおろか、信頼する腹心すら入れたことのない秘密の部屋になっており
そこにはここまでの財産を築く上で犯してきた犯罪の証拠が、そして個人的な趣味の記録が保管されている。
前者は勿論だが、後者が人目に公開されれば自分はあらゆる意味で破滅すると佐竹は理解していた。
何故ならば、彼の個人的な趣味とは「幼女にSMで責められることを悦ぶ」というものだったのだから。
「最近のアクアメロディは宝石だけではなく、予告状を出した相手の悪事も盗んでいる。
 ということは、お、俺も今までの奴らと同じように……! そうはいかん、いかんぞぉ!」
一人咆哮する金融王に、しかし返事をする者はいなかった。
秘密部屋の存在を知られないよう警備は室外に配置しているし、警官は二階にすらあげていない。
今、室内には彼一人。そろそろ予告の時間だが、侵入者が現れたという知らせもない。
落ち着け、と自分を戒める佐竹だったが、そんな彼の身体がギクリと跳ねた。
ギイ、と扉が開く音がしたのだ。
それも聞こえてきた咆哮は廊下側ではない、自分しか出入りしないはずの秘密部屋の扉のほうからだ。
「まっ、まさかぁ……っ!」
慌てて音源へと首を捻った佐竹の視界に入ったのは、開け放たれた秘密部屋の扉。
そしてそこから招かれざる客として現れた、シティで一番有名な怪盗少女の姿だった。
「あ、ああ……」
何故アクアメロディが秘密部屋から現れたのか? 警備や警察は何をやっている?
脳裏に浮かぶ疑問や不満があったが、それよりも佐竹には重要なことがあった。
あの部屋には悪事の証拠と共に、自身の変態行為の記録が大量に保管されている。
それを見られてしまったのか、データとして盗まれてしまったのか。
しかし彼には絶望的なことに、すぐに答えは判明した。
アクアメロディの素顔を隠すマスクの上からでもわかる、軽蔑と呆れの混じったような視線。
瞬間、全てを悟った男は、命の次に大事にしていた『皇竹』をあっさりと放り出し
そして秘密を知った者をこの世から排除するべくがむしゃらに突進を開始した。

290怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/17(金) 14:12:05.53ID:bNl/EUSR
「え!? ちょ、ちょっと!?」
が、名乗りを上げる暇すらない屋敷主の突然の暴走に面食らったのは突撃先にいる怪盗少女だった。
それはそうだろう。応援を呼ぶでも逃走するでもなく、無策で突進してくるなど予測できるはずがない。
「死ねぇぇぇっ!」
「わ、わわっ!」
必死の形相で襲い掛かってくる初老の男に動揺しながらも、場慣れした肉体は自然と動いていた。
闘牛のようにまっすぐ突っ込んでくる頭を両手で押さえながら、馬飛びで華麗にかわす。
そのまま勢いが止まらず、顔から壁に突っ込んだ佐竹は気絶したのかピクリとも動かない。
一方、相手を踏み台に宙を舞ったアクアメロディこと美音のほうはと言うと
180度近くまで大きく開脚された下半身を覆うスカートがヒラリと浮き上がり
ムチッと張りつめたツルツルの太ももと、更にはその上の付け根部分が露わになりかけ―――
「あっ、やだっ!」
しかし危ういところで素早く動いた両手で押さえられ、事なきを得る。
そのまま、無事に元の位置へと戻されたミニのスカートをキュッと太ももで挟み込むようにしながら
着地する怪盗少女だったが、その挙動は普段の彼女からすれば明らかに不自然だった。
いくら素は普通の女の子だとはいえ、アクアメロディの時の美音は羞恥心を意識させられない限りは
スカートが捲れかけたくらいでは動じずにアクションをこなすことができる。
「み……見られてない、わよね……?」
後ろを振り向いて佐竹の様子を確認する美音だったが、その声音には多分の羞恥が含まれていた。
普段ならば凛々しく背筋と足を伸ばして小悪魔な笑顔と共に勝利のキメを行うところだが
何故か今の彼女は背を丸めて胸元を両腕で隠すようにし、足も内股気味という奇妙な格好をとっている。
それはまるで何かを隠し、それがバレることに怯えているかのような態度で。
「うん、完全に気絶してる。飛んだ時は下を向かせたし……見られてない、大丈夫!」
自分に言い聞かせるように頷きつつ、床に放り出されたエメラルドを回収する美音。
既に佐竹緑郎による悪事の証拠も変態趣味もメモリーカードに保存してあり、あとは脱出するだけ。
しかし、彼女にとってのミッションはここからが本番だった。
謎の男からの告げられたふたつめのミッションは指示された「ある前提条件」を守りながら
佐竹邸から盗みを働き、その後、竹林迷路を通って脱出すること。
そして「ある前提条件」とは―――当日は上下の下着を身に着けてはいけない、というものだった。

291AM2017/11/17(金) 14:12:57.65ID:bNl/EUSR
以上で投下終了となります。
既に過去作で何度かやってるノーパンシチュを懲りずにやります。
でも今までが「流れでそうなった」のに対し、今回は「強制で自分からさせられた」ですからね
この違いは大きいです、性的な意味で

292名無しさん@ピンキー2017/11/17(金) 14:36:57.96ID:8M1kq11S
乙乙
警察やギャラリー盗撮魔もどきのマスコミもいる中でノーパン羞恥とか、たまらないシチュエーション。
美音の恥ずかしがりっぷりも最高にエロくて可愛くて興奮するし
次回からのメインミッションがとんでもなく待ち遠しい!

293名無しさん@ピンキー2017/11/17(金) 15:02:28.91ID:o4EPwMX5
乙ー
ノーパンにも注目ですがなんとか隠しようがあるノーパンより隠しようがない無防備なノーブラな胸にも注目したい

294名無しさん@ピンキー2017/11/18(土) 23:40:29.73ID:BIsrHhc/
お疲れ様です!
二つ目のミッションで下着なしとかなりハードルが高く感じるけど
二つ目がこれで、三つ目以降がどうなってしまうか今から楽しみだわ

295名無しさん@ピンキー2017/11/19(日) 10:10:34.10ID:xi+e41ax
週一投稿ありがとうございます。
二つ目でノーパンノーブラ。三つ目はライティアでごまかした全裸とかでしょうか?実に楽しみです。
ミッション間の日常会の羞恥も読んでみたいですが、今回とかもう一般雑誌ではまず不可能レベルですね。
非合法の雑誌か会員制のページか…見た場合の美音の反応が気になります。
あと、ミッションは成功前提になってますが、魔石をばらまくのはミッションを受けない場合。
ならミッション失敗(犯人が手助け)した場合、ペナルティとかあるのでしょうか?

296名無しさん@ピンキー2017/11/19(日) 10:37:12.09ID:/OyN531i
>>295
第十話で失敗してもバラまくって描写されてるぞ
あとsageようね

297名無しさん@ピンキー2017/11/19(日) 11:17:03.87ID:xi+e41ax
>>296
これは申し訳ない。読み込みが足りませんでした。
am再開で久しぶりにコメントしてsage進行を忘れていたのもすいません。

298名無しさん@ピンキー2017/11/19(日) 23:05:17.87ID:AZeqIEYp
アクアメロディの正史って描写された中では夜暗にはどこまでされたんだっけ
クレーン車で吊り下げられるところまで追いつめられるのは回避してたかな

299名無しさん@ピンキー2017/11/20(月) 06:49:28.59ID:CIh7QAqr
>>298
最後に勝利したというIFルートということですが、クレーン車まで行っていたらもっと過激な写真や映像が出回っていそうですし、対ダーク戦で勝利した続編では?

300名無しさん@ピンキー2017/11/22(水) 00:30:51.24ID:VZOyz2/8
衆目で勃起した乳首をマイクで責められ、
その上漏れた喘ぎ声をマイク越しで聴衆に聞かれるというの凄い興奮した

301AM2017/11/23(木) 10:48:07.93ID:amBTRuIe
昼以降から投下開始します。
作品は「怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー 第十一話」となります。
前作正史についてですが、夜暗が余裕ぶっこいてる隙をついてアッサリ勝利したという事で。
なのでクレーン車やストリップもなく無傷の決着となっております。

302名無しさん@ピンキー2017/11/23(木) 11:25:55.34ID:RMc+Izmx
おお、期待してます!

303怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/23(木) 12:49:17.62ID:amBTRuIe
屋敷を中心に、約一平方キロメートルに及ぶ敷地内に作られた竹林による迷宮、通称「竹林迷路」
竹をこよなく愛する佐竹緑郎主導で制作されたこの迷路は、上空からは笹の葉が邪魔となり
外部から入口と出口を繋ぐ正解のルートを調べるのは難しくなっている。
では警備員の持つ地図を奪えばいいのかというと、これも無理な話だった。
彼らは地図を持ち歩いてはいない。自分の持ち場周辺のみを頭に叩き込んで警備しているからだ。
勿論正門からまっすぐ伸びている正式な来客用の通路は存在しているのだが
身を隠すものもなく、前後から挟まれれば一巻の終わりのこの通路を使う侵入者はいない。
要するに、ひとたびこの迷路に入り込んでしまえば、自力で脱出する以外の手段はないのである。
「まだ出口に辿り着けないなんて、どれだけ広いのこの迷路って……」
そんな制作者以外には大不評な竹林迷路をうんざりした表情で進んでいくひとつの影。
それはつい一時間ほど前に佐竹緑郎から盗みを働き終えた怪盗アクアメロディだった。
「ううっ……股下がスースーして落ち着かない……」
足の付け根にひんやりとした夜風が当たるたびに、落ち着かない気持ちになる美音。
それもそのはず、謎の男から下されたミッションの一環として、彼女は今ノーパンだった。
防護面でいえば薄布一枚の差でしかないのだが、下着を穿いているかいないかでは大きく違う。
下半身はただでさえ中身が露出しやすいミニスカートなのだから、迂闊な動きをしてしまえば
ガードのない乙女の一番大事な部分があっさりと人目に晒されてしまうことは間違いない。
もしそんな場面を他者に見られたら恥ずかしいのは勿論だが、露出狂の変態扱いされてしまう。
アクアメロディはノーパンで盗みを働く露出狂。そんなレッテルを張られるのは御免だった。
「胸も、動くたびにいつもより揺れるし……」
下半身と同じく、上半身も下着を身に着けることが禁止されている。
こちらは上着があるため素肌を見られるということはまずないが、その代わりに普段はブラジャーで
押さえつけられている豊満な双乳が解放の喜びからアクションのたびにワガママに暴れてしまう。
しかも、間近で注視しなければわからない程度ではあるが、コスチュームの上着を大きく膨らませている
Eカップバストの先端では、乳首のかすかなぽっちが浮かび上がっていた。
「とにかく、この状態を気づかれないためにも、早く脱出しないと……!」
本来ならば、侵入に使ったルート。秘密部屋から敷地外に繋がる緊急脱出道を使うのが一番安全。
謎の男からの情報にもそう記されていたし、実際に使ってみて不都合もなかった。
だが「行きはいいが、帰りは迷路を通ること」がミッションの中にある以上、従わざるを得ない。
無用な苦労をさせられる不満と、これになんの意味があるのかという疑問に思考の一部を奪われつつ
怪盗少女は外へ向かって駆け足で、しかしスカートが捲れないように注意して走っていく。

304怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/23(木) 12:54:59.36ID:amBTRuIe
「いたぞ、アクアメロディだ!」
曲がり角から屋敷の警備員が現れたのはそれから一分後のことだった。
数は三人と少ないが、警察を含めれば今まで遭遇してきた追跡者は既に三十人を超える。
竹林に機械を持ち込まれることを好まない佐竹の意向ゆえに、トランシーバーで敵に連携されることも
監視カメラで位置把握されることもなく、罠も竹槍落とし穴や竹のしなりを利用した捕獲罠など
原始的なものばかりなので、移動距離を除けば実のところこの迷路自体の難易度は高くない。
精々が偶然出くわした少人数との遭遇戦になるくらいなのだが、その頻度がとにかく高すぎる。
「もう、キリがないんだから……仕方ないわね、かかってきなさい!」
「小娘が!」
足を止め、待ち構える態勢をとる怪盗少女へと激高した警備員の一人が突撃。
できるだけスカートが乱れないように突き出された拳をかわした美音は、相手の背後に回り込むと
無防備な背中へスタンガンで一撃。あっさりと一人目を撃沈する。
「クソッ! ……うっ!?」
「タイミングがちょっと遅い、残念っ!」
同僚に少し出遅れつつも、アクアメロディの華奢な背中へととびかかろうとした二人目は
振り向きざまに放たれた麻酔銃の針を額にもらい、標的に辿り着くことすらできずに倒れてしまう。
「さあ、貴方はどうするの? 逃げるのなら追わないけど」
「……そうはいかない。給料分は働かないといけないんでね」
先の二人に比べて慎重派なのか、最後の一人はいつの間にか麻酔銃の射程範囲外まで引いている。
だが、不利な状況を自覚しているがゆえに、どうするべきか迷っているのだろう。
視線は油断なく決して切らないが、それ以上のことはできない様子だった。
「あんまり時間はかけられないの。こないのなら、こっちからっ!」
時間をかけすぎて応援がやってきたり、脱出が遅れてしまうのは望ましくない。
そう考えた末に、目の前の警備員は恐れるに足りずと判断し、一気に間合いを詰めるべくダッシュ。
案の定、機先を制した動きに対応できない三人目を昏倒させるべく麻酔銃を構える怪盗少女。
しかしその瞬間、思わぬ風の悪戯が彼女に襲い掛かった。
「―――えっ?」
ヒュオオッと音を立てて竹林の間を通り抜けた一陣の風は態勢を崩すほどの強風ではなかったが
アクアメロディのミニスカートを捲り上げるには十分な風量を持っていた。

305怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/23(木) 12:59:44.34ID:amBTRuIe
「きゃあ!」
警備員との戦闘を繰り広げながらも、念のためにと下半身に注意を払っていたのが功を奏し
あわやノーパン状態の下半身が御開帳、という危ういところで美音のガードは間に合った。
しかしその代償として両手が一時的に使えなくなり、当然麻酔銃から針は発射されず。
そして天から降ってきたその隙を、警備員の男は見逃さなかった。
「なんだかわからねえが、チャンス!」
「ちょ、ちょっと待って……! ああ、もうっ!」
千載一遇の機会を逃すまいと、先程までの引け腰が嘘のように男は勢いよく地を蹴る。
形勢逆転とばかりに詰まっていく距離に、スカートを押さえたままで動きが制限された怪盗少女は
一旦態勢を立て直すべくバックステップし、跳躍と同時に麻酔銃を持つ右手を改めて構えた。
左手は下半身をガードするために使われたままだが、問題はない。
男の攻撃が届くのが先か、アクアメロディの射撃が先か。結果、先を取ったのは後者だった。
「ぐがっ……」
首筋に針を撃ち込まれ、途端に力なく地面に崩れ落ちていく三人目の警備員。
これでこの場の勝利の軍配は怪盗少女に―――とは、いかなかった。
「よし……っ!?」
危ないところを切り抜けた余韻に浸りつつ着地した瞬間に耳に届く、ガサリという草ずれの音。
不吉な予感を覚え、足元を見てみれば、そこでは輪っか状に編まれた縄が右足首を捕らえていた。
「しま―――!」
グンッ! と縄が繋がっている竹が一気に反り返り、捕らえた獲物を釣り上げる。
アクアメロディの軽い身体は、自然の力にまったく逆らえずあっという間に宙へと放り上げられ
地上から五メートルほどのところで、片足を縛られたままの状態で逆さまに吊るされてしまい
自然、重力に従ってスカートは垂れ下がり、中に隠れていた処女地とお尻が丸出しになってしまう。
「きっ、きゃあああっ!」
片足だけが捕らわれているがゆえに開脚を強いられ、スカートはまったく役目を果たせない状態
という、あまりにも大胆な格好を晒していることを自覚した美音の羞恥の叫びが場に響き渡る。
顔を真っ赤に染めながら慌ててスカートの前後を押さえ、大事な場所を見られまいと隠すが
幸いにも先程まで戦っていた警備員たちは全員地面に俯せに倒れこんで気絶しているため
この恥ずかしすぎる格好を誰かに見られることはなかった。

306怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/23(木) 13:02:52.15ID:amBTRuIe
(油断した……また、こんな罠に引っかかっちゃうなんて……っ)
過去にも一度(外伝参照)同じ罠にかかったことがある身としては、自身の迂闊さを嘆くしかない。
しかしここで後悔にひたり、慌てるだけで時間を費やすのは愚の骨頂である。
冷静に落ち着いて、しかしできるだけ早くこの状況から脱するべく、リボンの下に仕込んでいた
折り畳みナイフを取り出した美音は、右足首を捕らえている縄を切断し始める。
「うう、私今凄い格好してる……」
逆さ吊りの状態から足首の縄を切るためには、身を起こし片手で縄を掴んだU字の体勢になり
その状態を固定したままもう片方の手でナイフを使う、という形にならざるをえない。
だが、当然そうなると両手が塞がることになり、股間は下側からの視線に無防備になってしまう。
つまり、もしこの場に新手が現れれば美音は恥ずかしい部分を隠しようもなく見られてしまう上
ショーツを穿いていないことまでが相手に知られてしまうのだ。
「早く切らないと……っ!?」
タッタッタ……
女の子としての窮地に気をはやらせる怪盗少女は、しかし近くから聞こえてきた足音に心臓を跳ねさせる。
この状況で最も起きてほしくなかった事態、すなわち新手が近くまでやってきたのだ。
「う、嘘! 早くしないと、こんなところ見られたら、私っ」
焦りに手元が滑りそうになりながらも、ナイフを動かし続ける。
しかし、動揺からかバランスを崩してしまい、反動で吊り下げられた身体がグラグラと揺れて
夜空の中剥き出しの桃尻が美味しそうにプルプルと震えるという扇情的な光景が生まれてしまう。
そんな無意識のサービスカットを作り出したことに気がつかない美音に余裕は欠片もなかった。
「こっちから声がしたぞ!」
(こ、こっちに来ちゃダメぇっ……!)
曲がり角のすぐ向こうから声が聞こえてきて、いよいよ進退窮まる美少女怪盗。
だが、無常にも足音はすぐそこに迫ってきている。
下半身を丸出しにした格好で追っ手を出迎えるなど、そんなことになれば末代までの恥。
アクアメロディとしても、一人の女の子としても一巻の終わりだ。
「お願い、間に合って……!」
「ここか!」
そして、遂に追っ手が姿を見せた。

307怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/23(木) 13:06:32.99ID:amBTRuIe
「あ、危なかったぁ……!」
結論から言えば、美音の丸出し状態の下半身は見られることはなかった。
追っ手が曲がり角から現れるほんの数秒前に縄を切ることができたため、着地が間に合ったのだ。
とはいえ、あとほんの一秒でも遅れていればアウトだったので本当にギリギリだったと言える。
「もうっ、本当ならこんな苦労をしなくてもよかったのに……」
困難を態々増やす色々な、特に下着なしという破廉恥な縛りを課してきた電話の男に愚痴をこぼしつつ
怪盗少女は「何が狙いかは未だにわからないけど、絶対に報いを受けさせてやる!」と気勢を上げる。
そんな彼女が今通っているのは、縦一メートル、横幅二メートルほどの小さく狭いトンネルだった。
着地した後、再度追っ手を蹴散らして進んだ先にあったこの通路は奥行き五十メートルほど。
竹でアーチが作られており、内部は数メートルおきに蝋燭が通路両端に置かれ、明かりを燈している。
前後を挟まれてしまえば逃げ場はないため、本来なら別のルートを探すのが正解なのだろうが
ここまで時間をかけすぎてしまったがゆえに気が逸ってしまったのと、少なくとも後方からの追っ手は
しばらくは来ないと判断した結果、美音はこのトンネルを通ることにしたのである。
「早く帰ってシャワー浴びたい……」
慣れない条件付きの盗みという難行からくる肉体と精神両面での疲労が積み重なってか
可憐な唇から、いつも自信たっぷりなアクアメロディにしては珍しい弱音が零れる。
だが、怪盗としての勘と体感による推測からすると、ここを抜ければ外はもうすぐそこのはず。
だからあともう一踏ん張り! と自身に鞭を入れた美音は四つん這いで着実にトンネルを進んでいく。
しかし、体勢上、大きめのヒップがミニスカートを少し持ち上げてしまっているため
後ろから見ると裾からは臀部なのか太ももなのかという部分までが露出してしまっており
それゆえに、後ろが気になるのか時折腰に手を回してはグイッと布地の裾を下に引っ張ってしまう。
「ふぅ、よいしょっ、ふぅっ」
また、この時怪盗少女は後ろにばかり気を取られていたためまったく自覚していなかったが
上半身、正確にいえば胸元もかなり扇情的な光景を生み出している。
ノーブラであるがゆえに、重力に従って下方にたわんだ乳房が水風船のようにたぷたぷと前後に揺れ
その上、コスチュームの上着が胸の動きに引っ張られる形で乱され、首元の襟が肌から少し離れて
その隙間から九十センチオーバーバストの谷間がチラリと覗けてしまっていた。
「ふうぅっ、そろそろ半分を超えたかしら……って、えっ?」
今の自分がどれほど男を情欲に誘う見た目になっているのか、まったく自覚のないまま
息を少し切らした美音は一旦現在の進行状態を確認するべく、後ろを振り向き。
そして次の刹那、仮面で素顔を隠しているその美貌に眩しい光が当てられた。

308AM2017/11/23(木) 13:11:29.95ID:amBTRuIe
例によって規制にかかってしまったため
あと五レス残ってますが、それはまた二十四時間後以降に投下します

309名無しさん@ピンキー2017/11/23(木) 13:18:17.00ID:UWKGTjL5
お疲れ様です!
ノーパン激写とまではいかなくても
かなり危うくて実用性の高い写真が撮られてそうでwktk

310名無しさん@ピンキー2017/11/24(金) 04:08:54.04ID:pS2z/Uv9
その光は…。機械が持ち込めない以上マスコミ以外だと思いますが、警備なら蹴散らせてもマスコミだったら厳しいですよね。
マスコミと言えば覗井照は出てくるのでしょうか?彼の番組で特集されたり、さらに撮馬久留夫と組んだりすればものすごい番組ができそう。
さて、上半身のガードが甘いアクアメロディ、コスチュームは新調されているのか?されていなければきついままのわがままバストがどうなるか見ものです。
AMさんも書かれていましたが最後の投稿が2011年の5月のシーフイントラップですが、他の板で新作はあったりするのでしょうか?
以前お聞きした時に教えていただいた魔法・超能力のとある、正義のヒロインのジャミング以外にあれば教えていただきたいです。

311怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/24(金) 13:26:57.72ID:oQTklGl6
「えっ……あ! あの人はっ!?」
「いっ、いたーーーっ!!」
トンネルの入り口に身を屈め、大声を出しながら指差してくるその若者に美音は見覚えがあった。
小銭警部率いる怪盗捕縛チームの一人で、確か名前は間貫。
過去の塔亜邸からの脱出の際のどさくさに紛れて乙女の一糸纏わぬ胸を揉みしだいてきた男だ。
所業が所業だけに、良い印象がない。というか、苦手意識のある相手だがこの状況で出くわすとは。
(けど、これだけ離れていれば問題はないはず)
既に自分はトンネルの半分を越えたあたりまで進んでいる。
通路の低さゆえに内部の移動手段が四つん這いに限られる以上、今から彼が追い付くことはほぼ不可能。
出口側には今のところ人の気配はなく、挟み撃ちをされる心配もない。
どうやら一人のようだし、脅威ではないだろう。そう美音は判断したが、それは間違いだった。
間貫は明かりのランタンを手放し、地に俯せになり、匍匐前進の体勢をとると
なんと、まるで夏場の台所に出現する黒いアレを彷彿させる速度でトンネルに突入してきたのである。
「降って湧いたこのチャンス、逃がさないぞアクアメロディ!」
「えっ、えええっ!?」
地面を指先とつま先で上手く掴む動きで接近してくる若者警官に驚きを隠せない怪盗少女。
正直気持ち悪いというか、人間としてありえない速度の動きだ。
しかし、そんな美音の感想とは裏腹に、間貫は遂に自分の努力が活きる時が来たことに感激していた。
夜目が利くこと以外、特に取り柄のなかった彼は何か一芸を身に着けようと常日頃から考えていた。
出した結論が「匍匐前進」だったのは、怪盗と言えば排気口内部の移動! というイメージから。
ならば狭く低い通路で素早く移動ができるというのは圧倒的なアドバンテージになる、と思ったのだ。
まあ、使いどころが限定的すぎるがゆえに理解者はいなかったのだが……
(今、全てを出し切る時!)
怪盗捕縛チームの最大標的であるアクアメロディを自分一人の手で捕縛することができれば大手柄。
他のメンバーからは一目置かれるだろうし、上司の小銭も褒めてくれるだろう。
ひょっとしたらそこから運が向いてきて、塔亜邸で出会った麗しの君とも再会できるかもしれない。
段々と都合の良い思考が湧き出てきていたが、それでも間貫のやる気を上げるには十分だった。
「う、嘘っ、追い付かれる……!?」
一方、思わぬ相手による怒涛の這い寄りに焦ったのは、追われる立場にいる怪盗少女だった。
前にしか逃げ場がない以上、できることと言えば足を止めない以外にない。
だが、出口まであと十メートルを切ったあたりで、遂に間貫に追い付かれてしまう。

312怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/24(金) 13:31:46.31ID:oQTklGl6
「逃がすかーっ!」
「きゃっ……!」
どうしてもお尻が気になって速度を出せない四つん這いの美少女怪盗のすぐ後ろにまで到着した間貫は
四肢に渾身の力を籠めると、低空で跳躍し、ラグビーのタックルさながらに飛び掛かる。
当然、美音は狭いトンネルの中で身をかわすことなどできるはずもなかった。
「―――むぐっ!?」
「ひゃあんっ!?」
ぼふんっ!
勢い余った若き巡査の跳躍を止めたのは、弾力に富んだふたつの水蜜桃だった。
「も、もごもごッ!!(こ、これはっ!!)」
「やっ、あっ! ちょっと、ど、どこに顔を突っ込んでるのよっ!?」
「もごーっ!(ケツだーっ!)」
風船のような張りと弾力を持ちながらも、心地よい柔らかさが伝わってくる重量感。
前に偶然触ったことがある麗しの君のおっぱいのそれとはまた違う、女体特有の触り心地。
スカート一枚で隔たれているだけの美少女怪盗の臀部という魅惑の柔肉は間貫を一瞬で虜にした。
(な、なんというデカさと柔らかさ! おっぱいと甲乙つけがたい! じゃなくて!)
想定とは少し違った形にはなったものの、狙い通りアクアメロディの捕獲には成功。
両腕で太ももを抱え込むようにホールドしたので、これで相手はそう簡単には逃げられない。
ゆえに重要なのはここからなのだが、この状況で手錠をかけるのは流石に難しい。
かといって、この体勢のまま人ひとりを抱えてトンネルから出るというのも無理がある。
となると、一番いいのはこの密着捕縛体勢を継続し、応援を待つことだ。
この状況で応援さえくれば最早怪盗少女に打つ手はない。だから、このままでいるのがベストなのだ。
(そう、これは正義のためだ! だからアクアメロディのお尻を堪能することになっても不可抗力!)
傍目には痴漢そのものな自分の行いを無理やり正当化する間貫。
しかし、当然ながら恥ずかしい場所に顔を押し付けられている側はたまったものではないわけで。
「このっ、んっ! 離れなさい……っ!」
美音は乙女のお尻に取り付いてきた破廉恥漢をどうにか引き離そうと四苦八苦するが
太ももをガッチリ抱え込まれてしまっているため、腰から下はほとんど身動きできない。

313怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/24(金) 13:36:25.81ID:oQTklGl6
(こんな時にスタンガンはバッテリー切れ、麻酔銃も弾切れだなんて……!)
道中、数十人の警備員及び警察を毎回律儀に全員倒していったことがあだとなり
一撃必倒の武器は現在使用不可能。また、この狭所では煙玉も催涙玉も使うわけにはいかない。
上半身は自由に動かせるも、腰が入らない状態ではロクな打撃を繰り出すことができず。
それでも羞恥心と嫌悪感に突き動かされて美音は手打ちのパンチを相手の後頭部にヒットさせるが
やはり大したダメージにはならないのか、まったく拘束が緩む気配はない。
「もふもふもふもふっ!」
「ひゃっ! あんっ! やめて、顔振っちゃダメぇっ!」
徐々に若き迸りを抑えられなくなってきたのか、間貫の動きが大胆なものへと変化。
鼻先をお尻の割れ目に突っ込んだ状態から頭を左右に勢いよく振り始める。
そんなヒップ版のぱふぱふともいうべきな痴漢攻撃にたまらず悲鳴をあげる美音だったが
美少女怪盗の桃尻を味わうことに夢中な警察官失格男の耳には届かない。
「くんくん……スーッ、ハーッ!」
「きゃあああっ! バっ、バカぁっ! なんてところの匂いを嗅いで―――んぅっ!」
(ああ、いい匂いだ……これが女の子の、アクアメロディの匂いか……)
「このっ、変態! えっち! はぅ……! いい加減にしないと後で酷い目に……」
更に間貫は鼻先をより一層谷間にグリグリと押し込むと、あろうことか匂いまで嗅ぎ始めた。
いつも清潔にしているとはいえ、身体で最も不潔な部分の匂いを布一枚越しに好き放題吸引されるなど
初心な美音にとっては顔から火が出るほど耐え難い恥辱である。
だが、懸命に腰を動かそうとしても、足が固定されているため弱々しい動きにしかならず
むしろ男を誘惑するような官能的な仕草となって、間貫を一層興奮させる結果に終わってしまう。
「んううっ……!!」
(へ、変なところに息が……!)
時折、蹂躙されるお尻の表面を流れ落ち、両脚の付け根の前側へと入り込んだ鼻息が
生暖かい微風となって下着の守りを持たない処女の閉じた柔筋を撫でていく。
そして、そのたびに怪盗少女の背筋が軽くのけぞり、何かを耐えるように唇を噛み締めた赤ら顔が
蝋燭の淡い光の中で照らし出されるという光景がしばし繰り返された。
「ふぅ……はぁ……はぁ……」
そして三分が経過した頃、美音は完全にグロッキー状態だった。
顔はおろか、全身が羞恥と与えられる刺激によって上気している様はなんともいえない色香を発している。
しかし、若き変態警官による恥辱は未だ終わらず、更なるピンチが怪盗少女を襲う。

314怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/24(金) 13:40:21.33ID:oQTklGl6
「ハァハァハァ……」
「やっ……そ、それはダメ! ダメだってば!」
間貫がアクアメロディのお尻を堪能するために起こした次なる行動は頬ずりだった。
だが、先程とは違い、その動きは今の怪盗少女にとっては危険極まりない。
何故なら、彼女は現状文字通りのパンツはいてない状態。
そして頬ずりによる上下の動きは最後の砦であるスカートを徐々に捲り上げていくわけで。
(いけない、このままスカートが捲れたら……!)
トンネルの中での密着状態なので視界は制限されているが、もしスカートの守りを突破されて
お尻に直接触れられてしまったら、そこに下着が存在しないことはすぐにわかってしまうだろう。
怪盗云々以前に一人の女の子としての尊厳にかけてそれだけは防がなければならない。
しかし、振り払おうと懸命に腰を揺すっても、煩悩パワーに支配された変態警官の拘束は緩まず
むしろ美音側の動きが加わることで、より一層スカートの捲れ具合が危険なことになっていってしまう。
(―――あっ、ダメぇっ!!)
そして遂に、危険水域を越えた布地の下から生尻がふるりと震えながら顔を出した。
臀部の下半分が完全に露出し、尻たぶに興奮から紅潮した間貫の頬が触れてくる。
裸のヒップに直接男の顔を当てられている嫌悪と羞恥に怪盗少女の全身がビクリと跳ねるが
それ以上に、ノーパンがバレてしまったという事実に美音は打ちのめされてしまう。
次にこの男はなんと言ってくるのだろうか。変態に変態扱いされてしまうのか。
悪い未来予想図にガクリと頭を落としかけるが、しかし間貫が次に発した言葉は意外なものだった。
「この感触は……まさか! アクアメロディの下着がてぃ、Tバックだとぉっ!?」
「……えっ?」
「こんなミニスカートでTバックとはなんて素晴らし……いや、けしからんことを!」
抑え込み切れない本音を覗かせつつも憤る若き警官にきょとんとするが、すぐに理解した。
この男はショーツの感触がなかったことを、Tバックを穿いていたからだと勘違いしているのだと。
九死に一生を得た美音は、すぐさまそこに便乗する。
「ふ、ふふっ。女性経験があまりなさそうなお兄さんには刺激が強すぎたかしら?」
「だっ誰が童貞だ! くそっ、この程度の色気でこの俺が釣られ……あぁ、柔らかい……!」
無理に余裕ぶったためかなり棒読み臭かったが、興奮状態の間貫はアッサリと引っかかる。
安堵にホッとする怪盗少女だったが、危機は依然として継続中。
足をピッタリと閉じているために前側は見えず、後ろ側は露わなのが未だ下半分だけなので
相手もどうにか勘違いをしてくれているが、これ以上スカートが捲れると今度こそアウトだ。

315怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/24(金) 13:43:59.59ID:oQTklGl6
「まったく下着が見えないなんて、くうぅ……食い込みすぎだろ!」
(穿いてないんだから当たり前でしょ! ……だ、だからもう見ないでぇ!)
ノーパン痴女と思われるよりかはマシだが、Tバックでも正直大胆なことには変わりはない。
あとはどうかこの男がこのことを黙っていてくれることを願うだけだ。
生尻を見られ触られ続けている状況に内心で涙目になりつつも、抵抗を続ける半ケツ状態の美少女怪盗。
「ぐへへ……」
「ひっ!?」
脱出の機会が訪れたのは、アクアメロディの下半身を拘束していた間貫の両手が動き始めた時だった。
お尻だけに飽き足らず、その下で剥き出しになっている太ももにまで手を出してきたのである。
汗ばんだ手で太ももを撫でまわされる感触に悪寒が走るが、それは同時に拘束の緩みでもあり。
(こ、この、調子に乗って……でも、チャンス!)
「―――えいっ!!」
「ムフフ、こっちもおっぱいやお尻とも違った柔らかさが―――むわぷっ!?」
ホールドが弱まった隙をついてグッと前傾姿勢をとり、溜めた力を反動で一気に後方へと解き放つ。
ばいんっ!!
怪盗少女渾身のヒップアタックが炸裂し、目の前の女体に夢中だった間貫はたまらずひっくり返ってしまう。
「あ、やばっ……」
距離ができたことによって形勢が逆転したことに気がついた間貫は青ざめるが後の祭り。
慌てて体勢を立て直そうと起き上がるが、そんな彼の目に映ったのは猛然と迫りくる靴裏だった。
「散々好き勝手にしてくれて、許さないんだからっ!」
「ぶげっ!」
「この、この、このっ!」
ゲシ、ガシ、ドガッ!
これまでの鬱憤を晴らすかのようなアクアメロディの後ろ蹴りが何度も変態警官の顔面にヒットする。
四つん這い状態から繰り出されていたため威力自体は高くはなかったが、数が重なればダメージは甚大。
あっという間に顔を腫らした間貫は、欲につられて千載一遇の機会をフイにしたことを悔やみ
そして、抜け目なくチラリと足の付け根に垣間見えた怪盗少女の下着の色を確認しながら気絶するのだった。
(……黒!)

316AM2017/11/24(金) 13:44:59.04ID:oQTklGl6
以上で投下終了となります。
アクアメロディは穿いてないのに下着が黒とはこれいかに(すっとぼけ)
本編は基本シリアス方向で進めるつもりだったのに、気がつけばコメディ風味になっている不思議。
そしてまだ脱出はできていないのでこのミッションは続きます。
あと、自分作品についてですが、これが復帰作なので他にはありません。

317名無しさん@ピンキー2017/11/24(金) 14:00:02.85ID:m08pkY0V
お疲れ様です!
間貫、裏山死刑

318名無しさん@ピンキー2017/11/25(土) 01:30:31.57ID:gc9/iXVc
毎週ありがとうございます。ぜひこのままラストまで走っていただきたいです。
道(迷路)半ばでグロッキー状態で武器もなし。ここからどうなるか次も楽しみです。
黒い下着、いずれ多くの人の目に晒されるのか?そしてミッション次第でその存在も無くなるのかと妄想もはかどります。

319名無しさん@ピンキー2017/11/25(土) 03:17:28.46ID:TgL7xsor
乙乙
間貫は前回で生乳を揉みしだき、今回は生尻を堪能できるとは役得だなー
現状で、一番美音の体を味わえている幸運な男ではなかろうか。
彼の次なるラッキーエロチャンスに期待しつつ
まだまだひと波乱ありそうで、アクアメロディが次はどんな恥辱に合うのか実に楽しみで、次回が待ち遠しい!

320名無しさん@ピンキー2017/11/28(火) 21:42:09.91ID:Hv9vlyjY

待って
本当にAMさん? 懐かしみに覗いたスレでとんでもない方に出会えて衝撃だわ

321AM2017/11/30(木) 11:32:23.71ID:vlP9l13d
昼過ぎくらいから投下開始します。
作品は「怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー 第十二話」となります。

322怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/30(木) 13:13:56.47ID:vlP9l13d
「ふぅっ、長かった迷路もようやく終点ね」
目の前にそびえたつ、格子状に組まれた竹幹の壁を見上げながら安堵の吐息をひとつ。
この壁は竹林迷路の外周を囲んでいるもので、隙間から見える向こう側にはもう竹が見えない。
散々自分に破廉恥行為を働いてきた年若の男警官をボコボコにし、トンネルから出てきた怪盗少女は
ノーパンノーブラ状態という羞恥を乗り越え、ようやく出口まで辿り着いた達成感に口元を綻ばせる。
「うん、向こうには人もいないようだし、ここから出ようっと」
今回も謎の男の指示通りマスコミに予告状を出しているため、敷地の外には大勢の記者やカメラマンが
詰めかけているが、その大半は正門付近に陣取り、お目当ての登場を今か今かと待ち構えている。
中にはアクアメロディが馬鹿正直に正門に来るはずがないと考え、壁の外を張っている者もいるが
土地の広さが広さなので当然全てを監視できるはずもなく、山勘で張り込むしかない。
幸いにも目の前の壁の向こう側には人がいる様子はないため、脱出に支障はなさそうだった。
「よーく狙って……と」
ボシュッ!
左腕を斜め上に向けて構えた数瞬後、グローブから先端にフックのついたワイヤーが打ち出され
それは狙い違わず壁の頂点に達し、格子の隙間に引っかかって固定される。
ワイヤーが巻き取られはじめ、アクアメロディの細身を上方へと引き上げていく。
「さて、あとは上につくまで……」
「そうはいかんぞアクアメロディ!」
「えっ? って、こ、小銭警部!?」
上昇を始めた怪盗少女の耳を貫く怒声を上げたのは怪盗捕縛チームの隊長、小銭だった。
別ルートで迷路を脱出してきたのだろう、身体に笹の葉を多数纏わせながらも肩を怒らせている彼は
一人ではあったが、ようやく標的を見つけたとあって目を爛々と輝かせている。
しかし、その登場はいささか遅かった。既に壁際を昇りつつある美音に対し、小銭はまだ壁まで距離がある。
「くすっ、小銭警部。残念だけどまた今度ね」
先程追い付かれるはずがないと油断して酷い目に合ったばかりだが、二度も不運は続かないだろう。
その余裕から笑みを零した美音はウインクを飛ばして小銭に別れの挨拶を告げる。
だが、それがフラグだったということに彼女が気がついたのはそのすぐ後のことだった。
「逃がさぁぁぁぁん!!」
距離的に追いつくのは無理。それは小銭とてわかっているはずなのに彼の瞳に諦めはない。
すぐ傍に置いてあった伐採済みの竹幹を一本手に取ると、それを前方に突き出すようにしてダッシュ。

323怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/30(木) 13:17:35.52ID:vlP9l13d
「え、ま、まさかよね……?」
「棒高跳びで国体に出場したこともあるこの小銭を舐めるなよッ!」
手慣れたその一連の動きに嫌な予感を覚えた怪盗少女の頬に一筋の冷汗が流れる。
はたして、次の瞬間その予感は的中した。
小銭はこれ以上ないタイミングと角度で竹幹を地面に突き刺し、しなりを利用して跳躍。
一気に壁際を上昇するアクアメロディへと向かって高速で突貫していく。
「またこのパターンっ!?」
「逮捕だぁー!!」
先程のトンネルの悪夢再来かと身を竦める美音だったが、その怯えは杞憂に終わる。
成人男性にしては小柄な身体が着弾したのは上昇を続ける怪盗少女の少し右上地点だった。
如何な元国体選手と言えど、ブランク+道具が違う状況での必中は無理があったのである。
「クソッ! だがまだだぁ!!」
「お生憎様、こっちもボーッと見てるだけじゃないわよっ!」
竹壁にしがみついたのも束の間、すぐさま二度目の跳躍で目標の怪盗へと飛びつこうとする小銭。
しかし、それよりも早く動いたのは美音のほうだった。
つい先程意外な追撃を味わったばかりの彼女の立ち直りは早く、腰のポーチから素早く催涙玉を取り出すと
それを足に力を込めようとしていた壮年の男警官の顔目掛けて投擲する。
「ぐわっ!?」
「命中っ♪」
狙い違わずヒットした催涙玉は破裂して中身を撒き散らし対象の目や鼻、そして口へと吸いこまれていく。
そうなれば当然小銭は涙と咳が止まらなくなり、跳躍どころではない。
「ごめんね小銭警部。大人しくしていればすぐに治ると思うから―――っ!?」
「ゴホゴホッ! こ、この小銭を舐めるなと言ったはずだぞゴホッ、アクアメロゲホゲホ!」
ペロリと舌を出して謝罪の言葉をかける怪盗少女。
しかし彼女は半年以上もの間溜めに溜めた小銭の執念を見誤っていた。
彼は激しく咳のせいで力が入らない上、目は涙でグショ濡れで視界が完全に塞がれているにもかかわらず
なんとしてもこのチャンスを逃すまいと二度目の跳躍を決行したのである。
「ゲホゴホーーっ!!」
「なっ……」

324怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/30(木) 13:24:29.01ID:vlP9l13d
まさかの跳躍に、今度こそ意表を突かれたアクアメロディは呆然とするしかない。
だが、それゆえに目が見えずとも相手のどこかを掴もうと空中でもがく小銭の執念が実った。
闇雲に振り回した右手が怪盗少女の顔面をかすめ、指先が目元の仮面に引っかかったのだ。
「あっ!? ダ、ダメッ!!」
「ゲフンッ!」
自分の正体を隠す最重要装飾に触れられて動揺する美音は慌てて空いた右手をガードにまわすが
指に感じた確かな手応えを離すまいとする壮年警官が力を籠めるほうが早かった。
ブチッ!
「いやッ!」
決して奪われてはならぬ仮面をむしり取られてしまった美音は咄嗟に手のひらで顔を覆い隠す。
幸いにも小銭は未だ催涙玉の効果で目を瞑っており、露わになった素顔は見られてはいない。
それ以前に、自分が宿敵の大事なものを奪ったことすら気がついていないだろう。
しかし、仮面がなくなったことによる動揺から怪盗少女は半ば思考停止状態に陥ってしまった。
一方、小銭にとっては絶好のチャンス到来と言える状況。
だが、彼は未だ空中を跳躍中であり、仮面をむしり取ったことで掴まるものもなくなった。
つまり、あとは重力に従って落下するだけとなるわけで。
「ぬっ!?」
己の身体が落ち始めたことを感覚で理解した小銭は再び両手を振り回す。
ここで彼が幸運だったのは、この時アクアメロディは顔を隠すことに注力していたため、顔を覆う手を
前に突き出すだけで簡単に危険を排除できるということに気がつかなかったことだった。
(とにかく何かを掴まなければ!)
柵でもアクアメロディの身体のどこでもいい。掴みさえすれば落下は免れる。
利かぬ視界の中、先程右手で掴んだ何かの近くに懸命に伸ばした左手が掴んだものは、布の感触だった。
「きゃあっ!?」
可愛らしい悲鳴が上がったのは、小銭が自身の落下をかろうじて防いですぐのことだった。
彼が掴んだのは怪盗少女の襟元で、引っ張られた布地の下からすべすべの肌色が出現してしまったのである。
防刃繊維のコスチュームは男一人分の体重がかかっても破れることはなかったが
生地が伸びることは避けられず、首筋から鎖骨までのラインが一気に夜風に晒されてしまう。
それどころか、空いた隙間から自己主張激しく鎮座しているEカップの深い谷間が見え隠れしていた。

325怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/30(木) 13:29:25.54ID:vlP9l13d
「や、やだっ……ちょっと、離しなさい!」
「誰が離すゲホッ! ク、クソッ、目さえ見えるようになれば……ゴホゴホッ!」
頭上からの焦り声に、自分の手が掴んでいるのがアクアメロディのどこかということを察する小銭。
右手は目を擦るために使っているため左手一本でぶら下がっている状態だが、決してこの手は離すまい。
そう硬く決意した壮年警官は、右手に剥ぎ取った仮面、左手にコスチュームを掴んでいることで
自分が今どれだけ宿敵たる少女を追い詰めているか気がついていなかった。
(こ、このままじゃ……!)
小銭の分の重量が加わったことで引き上げる速度を落としたワイヤーに引っ張られながら
焦りと羞恥で身を焦がす美音はなんとかこのマズイ状況を打破すべく思考を巡らせる。
このままの状況が続けば、時間の経過とともに小銭の視力は回復してしまうだろう。
そうなったら最後、今の際どい格好は勿論、仮面を失って露わになっている素顔をも目撃されてしまう。
(それだけは絶対ダメっ)
それを防ぐためにはなんとか小銭を振り落とさないといけないが、相手も必死。
身体を揺らしてみてもほとんど効果はなく、むしろコスチュームの乱れが加速してしまい
今や空いた隙間からは谷間を越えて双子山の頂上までもが顔を出しそうになっている。
胸元は股間同様下着を身に着けていないノーブラ状態のため、そうなれば生乳ポロリが確定。
当然美音はそれに気がついており、更に頬が朱に染まるが今は恥ずかしがっている場合ではなかった。
左手はワイヤーに繋がっているため使えず、足は空中に浮いているため上手く力が入らない。
頼みの綱は右手だが、こちらも現在顔を隠すために使用中だ。
(まだ、小銭警部は目が見えていないはず。でも……)
この状況を打破するためには右手を自由にするのが必須ということは痛いほど理解している。
しかし、いくら目が見えていないとはいえ、警官の前で自ら素顔を晒すという決断が中々できない。
更に、右腕は上着が下に引っ張られていることで動きが制限されてしまっているため
どうしても一度コスチュームから手を抜き出す必要があるのだが、そうすれば完全に胸が露出する。
アクアメロディとして、一人の女の子としての葛藤が美音の動きを鈍らせていく。
だが、数多の修羅場を潜り抜けてきた経験が決断を促し、手遅れになる前に逡巡を断ち切った。
(―――お、女は度胸っ!)
迷いを振り切るように心中で叫んだ怪盗少女は右手を顔から素早く引き剥がすと
その勢いのまま上着の肩口から腕を抜いて、ポニーテールを纏める頭上のリボンへと伸ばす。
一連の動きの中で、遂に右の乳房がコスチュームからぽろんっと零れ出たが、気にしている暇はない。
リボンの結び目に隠していた小型のナイフを握りしめると柄の部分を下にして一気に振り下ろし
未だ襟元を掴んで離さない小銭の手の甲を思い切り叩いた。

326怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/11/30(木) 13:30:12.55ID:vlP9l13d
例によって規制にかかってしまったため
あと四レス残ってますが、それはまた二十四時間後以降に投下します

327名無しさん@ピンキー2017/11/30(木) 14:19:38.38ID:UnWmLn2b
お疲れ様です!
続きを楽しみにして待っております!

328怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/01(金) 13:50:09.10ID:gK0RNw5E
「ぐああっ!? ―――あ」
思わぬ痛みを受け、反射的に五指を開いてしまった小銭はしまったと悔いるも後の祭りだった。
己を支えるものを失った彼の小柄な身体は今度こそ空中に投げ出され、落下を開始する。
それでも再度何かを掴もうと足掻きを見せるも、それよりも先に怪盗少女の蹴りがヒット。
あと一歩のところまで宿敵を追い詰めた壮年警官は、それを自覚することなく地上へと墜落していく。
「おごっ!!」
数瞬後、鈍い音と共に地面にぶつかった小銭は唯一の戦利品であるアクアメロディの仮面を握りしめたまま
ぼやけた視界の中に申し訳なさそうな美少女の顔を収めつつ無念そうな表情で気絶するのだった。
「はぁっ、はぁっ……流石は小銭警部。危ないところだったわ」
かろうじて小銭を退けるのとほぼ同時にワイヤーの巻き取りが終わる。
最後の一仕事とばかりに竹壁の頂上によじ登った美音は壁の上に腰掛け、ホッと一息。
散々な目にあってばかりだったが、ここまで来ればもう今夜のミッションは達成したも同然。
苦労を乗り越えた達成感が疲れを癒していく中、ふと視線を下ろした怪盗少女は現状を思い出した。
「あ……」
見ればコスチュームの上着が半分脱げて、右側がほぼ完全に裸になってしまっていた。
元の位置に戻ろうとする生地の反動が下乳で引っかかり、おっぱいを重たそうに持ち上げている。
上方向に浮かされた右乳房はその大きさを誇示し、その先端では桃色の蕾がツンと生意気そうな尖りを見せ
時折外気に震えて反応しつつも、摘まんでくれ、吸いついてくれとばかりに存在感を主張していた。
「やだもうっ、私ったらまたこんな恥ずかしい格好を……」
危機を脱するためとはいえ、女の子として大胆な行動をとってしまったことに赤面しつつ
美音はコスチュームの位置を元に戻すべくモゾモゾと身動ぎする。
着直した後は、奪われた仮面の代わりに露わになっている素顔を隠す方法も考えなければならない。
―――バキッ
(今、何か音が……)
手を動かしつつも思考にふけようとしていた美音の気を引く何かが割れるような音。
それは、彼女が今腰掛けている竹壁を構成する幹の一部が折れた音だった。
「あっ! さっき暴れたから……!?」

329怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/01(金) 13:55:08.04ID:gK0RNw5E
怪盗少女の推察通り、竹幹の耐久力は限界に達していた。
二人分の重量に加えて、暴れた負荷もあってフックがかけられていた部分がモロくなっていたのだ。
メキッ、バキバキッ!
一部分が破損すると連鎖するように竹幹が折れていく。
そうなるとその上に座っていたアクアメロディの身体はバランスを崩すしかなく―――
「きゃっ―――!」
次の瞬間には、半裸の肢体は竹壁の向こう側へと傾いた。
だが、本日三度目のハプニングともなれば美音に焦りはない。
竹幹が崩れたことは予想外だったが、着地そのものは難しくはないのだ。
高さ自体はそれなりではあったが、履いているブーツには衝撃吸収機能が備わっている。
あとはきちんと足から着地すればいいだけ。
(……え?)
しかしここで美音の視界に落下地点で動くひとつの影が映った。
ゴソゴソと蠢くその影は何かを懐から取り出すと、上に向けて固定する。
月明かりに反射してキラリと煌めくそれは、デジタルカメラのレンズだった。
「っ!?」
パシャ!
シャッター音が鳴りフラッシュが光るのと、怪盗少女が顔を両手で覆うのはほぼ同時だった。
指の隙間から見れば、眼下にはカメラマンらしき一人の男が興奮した様子でデジカメを構えている。
どうして人がここに、と混乱する美音だったが、考えてみれば小銭とあれだけ大騒ぎしたのだ。
たとえ離れた場所にいたとしても、壁の内側から声が聞こえてくれば寄ってくるのは当然である。
(そんなことにも気がつかなかったなんて!)
いくら疲労と安堵に浸っていたとはいえ、油断の一言では済まされない失態。
しかも、ガードが間に合わず今の撮影でアクアメロディの正体が撮られてしまった可能性すらある。
こうなってはなんとしても下にいるカメラマンを逃がすわけにはいかない。
(早く地面について……っ!)
不安と焦りに身を焦がす美音だったが、物理法則を覆せない以上落下速度は早まらない。
男は一枚では全然足りないのか、シャッターを押しまくってアクアメロディの落下姿を収めていく。
コスチュームから絞り出されるように持ち上げられてたわむ右の生乳が。
そして、風圧で豪快に捲れあがったスカートの中の乙女の秘部が容赦なくレンズに捉えられてしまう。

330怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/01(金) 13:57:22.56ID:gK0RNw5E
「うひょーっ! こりゃ大スクープだ!」
(きゃあああッ! ど……どこを撮っているのよぉ!)
無防備に晒されている自分の一番恥ずかしい部分を激写され、心中で悲鳴を上げる美音。
しかし、足から降りなければならない以上、体勢を変えることはできない。
かといって、正体を隠すために使っている両手を顔から動かせるはずもなく。
フラッシュに身を焼かれる怪盗少女にできるのは歯を食いしばって羞恥に耐えることだけだった。
「おっと、そろそろ……」
だが、永遠にも思えた数秒間にも終わりは来る。
アクアメロディが着地すればデジカメを奪いに動くことは明白なため、カメラマンはお宝映像を守るために
デジカメを懐に仕舞うと、名残惜しさを振り切って足早に退散し始めたのだ。
「そうは―――いかないっ!」
だが、その隙を見逃す美音ではなかった。
後ろを向いた男の背中に発射したワイヤーを引っかけ固定すると、竹壁を思い切り蹴って方向転換。
驚愕の表情を浮かべるカメラマンに向かい、落下の加速を伴った膝蹴りを繰り出す。
「やああっ!」
「グギャッ!」
ゴスッ!
見事鼻先にヒットした膝の一撃は、大の男をも気絶させるには十分な威力だった。
まさかの不意打ちにたまらず昏倒したカメラマンの懐からデジカメが転がり落ちる。
そのまま地面を滑るように着地した美音はスッキリした表情を浮かべていた。
「……あっ、それよりもこれの中身を確認しないと」
不埒な男を成敗した爽快感も束の間、デジカメを拾った怪盗少女はデータ確認を始める。
操作によって男が撮影した画像が映し出されるが、そのどれもが美音にとっては赤面ものだった。
アップで映る太ももや風に煽られて震動するバストが鮮明に記録されてしまっているのだから無理もない。
それに、これらが撮影されているということは、カメラマン自身にも見られていることを意味するわけで。
「うう、全部削除しないと……あと、一番最初のは……」
見知らぬ異性に裸同然の姿を見られてしまった恥ずかしさに羞恥心をこれ以上なく刺激されながらも
美音は肝心の画像、すなわち最初に撮られた映像の確認をすべくボタンを操作する。
果たして素顔は撮られてしまったのか。緊張に心臓をドキドキさせる怪盗少女の目に映ったのは

331怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/01(金) 14:00:39.96ID:gK0RNw5E
「映ってない……! よかったっ」
ちょうど大きく広がったスカートの裾が、そこから上の部分を完全に隠している画像だった。
不運続きの一夜ではあったが、最後の最後で訪れた幸運に美音は顔を綻ばせる。
(でも……こ、これが一番恥ずかしい……)
だが、正体が守られた代償として、最も見られてはいけない場所が開帳されてしまっていた。
広がったスカートの真ん中に、ノーパン状態の股間がM字開脚で惜しみなくクッキリ映っている。
処女らしくピッタリと閉じ合わさった姫筋も、その上に薄く生えた黒い恥毛もハッキリ丸見え。
落下直後だったとはいえ、あまりにも大胆なポーズの中での一枚だった。
「これも削除っ!」
ピッ、と恥辱からボタンを強く押して全てのデータを削除し終えた美音は改めて上着を着直すと
鼻血を出して横たわっているカメラマンの元へと近づいていく。
首にかけられた記者証には「撮馬久留夫」という名前が書かれていた。
「この人が……撮馬久留夫!?」
まさかあの破廉恥な場面ばかりを撮って雑誌に掲載していた本人と対面することになるとは。
思わぬ偶然に驚く他ない美音は、他に人が集まってこないうちにこの場から退散しようと足を動かし
しかしふと真顔になると、再び撮馬の傍へと近づき
「念のためっ」
ゴンッ!
拾ったデジカメを頭頂部にぶつけ、追い打ちをかけた。
恥ずかしいところを好き勝手に撮られた恨みもあったが、これで記憶が消えてくれれば
という切実にして打算的な思いがあったのも確かな行動であった。
「二度と会わないことを祈りたいわね……」
心の底からそう思う美音は、しかし知るよしもなかった。
願いとは裏腹に、この男と再会することになることを。
そしてその時に、今回とは比較にならぬ恥辱を味わうことになることを―――

332AM2017/12/01(金) 14:01:37.62ID:gK0RNw5E
以上で投下終了となります。
当初はマスコミと警官の入り乱れる中の大立ち回りとかやろうかと思っていたのですが
ノーパンがバレないという前提だと、どうやっても無理だと思いこの形に。

333名無しさん@ピンキー2017/12/01(金) 14:10:23.15ID:OrpSZxbp
お疲れ様です!
恥ずかしい所を激写されたけど、全国の男子高校生の夜のお供とはならず残念
美音の反応がエロ可愛いから、どんどんもっともっと恥ずかしい目にあって欲しく
彼との再会がとても待ち遠しいですね

334名無しさん@ピンキー2017/12/01(金) 18:53:45.66ID:RBJeBrxj
ノーパンM字開脚を撮影されるのと比較にならない恥辱とな?
AMさんはアクアメロディの生放送で全裸放尿を超えてくる気だろうか?
そして美音の度胸はそれに耐えられるのか?
再会が楽しみです。
次のミッションは何か?それとも次回は日常回か?待ち遠しいです。

335名無しさん@ピンキー2017/12/01(金) 19:39:24.12ID:iAPVmdIy
AMさん復活おめでとうございます!
今回もしっかり楽しませて頂きました。
個人的にはもう少しエロ多めが好きなので、撮馬氏の頑張りに期待します。
次回も楽しみにさせて頂きます!!

336名無しさん@ピンキー2017/12/05(火) 08:23:32.40ID:0O+EXEpV
エロを抜くと今回左腕にかなりの負荷がかかっているけど、痛めていたら成功率がかなり下がるね。
これで不覚を取ってエロい目に合うのか?脅迫者が治療を支持して恥凌(恥辱医凌)を受けるのか?
なんて妄想が出てきた。実際怪我した怪盗とか、怪我の理由付けで医療関係に協力者がいないと治療も難しい気がする。

337AM2017/12/07(木) 10:55:16.29ID:SFM7CiMU
昼過ぎくらいから投下開始します。
作品は「怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー 第十三話」となります。
美音の左腕ですが、小銭が男にしては小柄で軽めだったのでノーダメということで

338怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/07(木) 12:56:04.27ID:SFM7CiMU
学園生活における男子禁制の地、女子更衣室。
夏真っ盛りで蒸し暑さを感じる中のプール授業が目前とあって、室内の女子たちは活気に満ち溢れていた。
色とりどりの女子高生たちの下着、あるいは全裸姿がひしめいてる光景は正に絶景の一言だが
そんな中、未だ制服のままコンビニで朝一に買った雑誌に目を落とす一人の少女がいた。
アクアメロディが佐竹邸からの盗みを終えた翌週に発売された、撮馬久留夫の過激な下ネタ写真で
一部の人間から熱狂的な人気を誇るその雑誌には、本来掲載されるべき記事と写真が
つまり、今やアイドル扱いの美少女怪盗を被写体とした特集が一ページも存在していなかった。
(よかった。ちゃんと消したから大丈夫だとは思っていたけど、やっぱり私の写真は載ってない)
雑誌末尾の「今週の特集は中止となりました」というお詫び文を読み終え、ホッと安堵の微笑み。
少女―――水無月美音は抱えていた心配事のひとつが解決し、肩の荷が下りた気分になる。
そんな彼女の背後に眼鏡をかけたおさげの少女が忍び寄り、ポンと肩を叩いた。
「ひゃあっ!?」
「おおう、思ったよりも大きな反応……」
「え、あ、楽子? ど、どうしたのいきなり?」
「いや、いきなりも何も着替えを始めてないの美音だけだからどうしたのかなって……」
不思議そうにこちらを見やる友人、長谷山楽子の言葉にハッとなった美音は周囲を見回すと
既に室内にいる同級生たちのほとんどはスクール水着に着替え終わっていた。
勿論楽子も着替え済みで、中々に均整の取れたスタイルがピッタリとした布地の上から確認できる。
「ご、ごめんっ。すぐに着替えるね」
まだ時間には余裕があるが、一人だけ遅れているとなると焦りも浮かぶというもの。
楽子に見えないようにこっそりと雑誌を閉じてロッカーにしまうと
ストレートロングの黒髪を軽く左右に振り乱しながら、美音は慌てて制服を脱ぎ始める。
ブレザーとその下のワイシャツを身体から抜き取り、手慣れた動きでスカートのホックを外すと
シンプルなピンク色のブラとパンティで大事な場所を隠しているだけの半裸姿が現れ
その高校生離れした魅惑の肢体を目に入れた周囲の女子生徒たちが羨望と嫉妬の視線を送った。
「……あんた、相変わらずのナイスバディよねぇ。またおっぱい大きくなったんでしょ?」
「う、うん……」
「かーっ! Eカップとかグラビアアイドルかってーの! 女目線でもヤバすぎるわこれは!」
恥ずかしいからあんまり言わないで、という少女の懇願を込めた視線をあっさり無視した楽子は
学園男子垂涎のバストを穴が開くほどマジマジと見つめ、手をワキワキとさせる。
その仕草に嫌な予感を覚えた美音は一歩後退するが、逃がさないとばかりに踏み込んだ眼鏡娘は
文学少女風の外見には似合わない素早い動きで目の前の桃色下着のフロントホックを外してしまう。
瞬間、拘束から解放された乳房がプルルンッ! と勢いよく飛び出した。

339怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/07(木) 12:57:55.83ID:SFM7CiMU
「やっ、ちょ、ちょっと楽子!?」
「何よ今のド迫力シーン!? こんなもん見せられて触らずにいられるかっ!」
「やぁんっ!」
自分では不可能な衝撃シーンを見せつけられた楽子は、たまらずぎゅむっと眼前の巨乳を掴み
もみもみやわやわとその感触が本物であるか確認するかのように揉みしだく。
「ら、楽子……やめ、あ、んっ!」
「くっ! これは紛れもなく天然……わたしの負けね」
「……ふぅ……はぁ……最初から勝負なんかしてなかったんだけど」
圧倒的な敗北感に襲われた眼鏡娘はガクリと肩を落とすと、そのまま床へと崩れ落ちる。
当然だが、そんな彼女を見つめる美音の視線は冷たい。
「うぐぐ、こうして下から見上げると美音の顔がおっぱいに隠れて全然見えない。これが大台……!」
「あのね楽子、いい加減にしないと……」
「しかし隙ありー!」
「きゃあ!?」
恥ずかし気に頬を染めつつ、胸を両腕で隠しながら友人に注意をしようとした刹那の隙を突かれ
楽子の手によって無防備な腰からスルリと最後の一枚を脱がされた美音の悲鳴が更衣室に響く。
だが、うるさいと声を上げる者はいなかった。
女でも目を奪われてしまうほどの美しさと、男に美味しそうと思わせ誘う淫靡さを両立させている
水無月美音という少女のグラマラスな裸体に皆思わず見入ってしまったのだ。
「……うん、やっぱりヤバイわこれ。美音、あんたならアクアメロディにも勝てる!」
「か、勝つって……何を?」
「お色気!」
キッパリと断言する眼鏡娘に、美音は今度こそ呆れの溜息をつかざるをえなかった。
というかそもそも同一人物なのだから勝つも負けるもない。
「今からでも遅くはないわ! 美音も怪盗デビューして……」
「―――逮捕されれば大笑いね」
「え? あ、日野森さん……」
変な方向に流れ出した話題に焦りを感じ始めた美音が友人の口を塞ごうとしたその時。
調子に乗った楽子の台詞を強制的に中断させる鋭い声が間に入ってきた。
水着姿の女子の群れの中央を割るようにして姿を見せた声の主は隣のクラスの女子生徒であり
それは楽子も、そして美音もよく知っている人物だった。

340怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/07(木) 13:00:01.34ID:SFM7CiMU
日野森美緒。それが彼女の名前である。
パーマをかけた金髪に気の強そうな吊り目が印象的な美少女で、男子人気は美音に次ぐほどなのだが
その自尊心の高さと目立ちたがりな性格ゆえに同性からの評判は芳しくない。
美音も正直なところ、苦手な相手だ。
彼女は己よりも人気のある自分のことを嫌っておりそれをまったく隠さない。
名前の読みが似ているところも癇に障るらしく、目が合うたびに睨まれる始末。
それにもうひとつ、彼女のことを苦手とする理由が美音にはあった。それは―――
「まったく、犯罪者になりたいなんてどんな神経をしてるのかしら?
 それもあんな薄汚いコソ泥と張り合おうだなんてありえないわね」
「ちょっと! 美音は何も言ってないじゃない! それにアクアメロディは怪盗! コソ泥じゃない!」
「言い方を変えただけで同じでしょ、ふんっ」
このアクアメロディに対する敵愾心だった。
目立ちたがり屋な彼女は自分より目立つ人間をとにかく敵視する傾向がある。
だから現在シティで一番目立つ存在であるアクアメロディを嫌悪するのもわからないではないのだが
その負の感情を同一人物ゆえに二人分向けられる当の本人としては困るとしか言いようがない。
「それに何よ、あのいかにも男に媚びてる格好は。アイドル面してるけど実際はただの露出狂ね」
「あんた、言っていいことと悪いことがっ」
「楽子、ダメよっ」
大のアクアメロディファンを自称する楽子にとって、その言いざまは許せるものではなかったのだろう。
怒り心頭と言った表情で手を振り上げるが、流石にマズイと見た美音は咄嗟に抱き着いてそれを止める。
一触即発の空気となり、騒然となる女子更衣室。
そんな重苦しい空気を掻き消す予鈴のチャイムが鳴ったのは眼鏡娘が再度口を開きかけた瞬間だった。
「……さて、そろそろプールに行かないと怒られちゃうわね」
「待ちなさいよ、逃げる気!?」
「ふん、犯罪者を持ち上げるような奴なんて相手にしてられないわ」
言いたいだけ言って去っていく勝気な少女を、しかし美音に捕まえられている楽子は追いかけられず
遠く小さくなっていく背中に罵倒を浴びせることしかできない。
「なによ! ただの貧乳の僻みのくせに!」
「えっ」
「だってアイツ、最後美音のおっぱい見て顔をしかめてたし! 間違いない!」
言われてみれば、確かに去り際の彼女は抱き着きで大きくたわんでいた自分の胸を睨んでいた気がする。
先程の日野森の憎悪に満ちた顔を思い出し、美音は理不尽な恨みの理由に溜息をつくしかなかった。

341怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/07(木) 13:03:02.67ID:SFM7CiMU
「まったく楽子ったら、授業が終わっても怒りっぱなしなんだから……」
険悪な空気が漂うプールを含めた授業も終わり、放課後。
一人で帰宅していた美音は友人の直情さに呆れつつも、感謝の気持ちを覚えていた。
本来ならば日野森の暴言に対し怒るべきだったのは自分。
だが、もしあの場面で感情の赴くがままに言い返していれば、楽子がそうしていたように
流れ上アクアメロディを庇う発言をしなければならなかった。
けれども、自分とアクアメロディを同じくらいに嫌っている彼女の前でそんなことをすれば
二人は同一人物じゃないのか、と突っ込まれる可能性も零ではない。
そこで否定するのは簡単だし、誰も信じたりはしないだろうが、言い分が真をついている以上
用心をするに越したことはない。知らずに自分がボロを出す可能性もあるのだから
そういう意味では、楽子が激発してくれたのは好都合だった。
勿論打算的な意味だけではなく、友達としても自分を庇ってくれたことは嬉しかったのだが。
「それにしても、思っていた以上にマスコミは厄介ね……」
ふと、最近のメディアによるアクアメロディフィーバーについて思いを馳せる。
怪盗である自分がシティのアイドルとして持ち上げられるのは気恥ずかしいが、今まで見たものは
あくまで内容が健全だったから特に気にしないでいられた。
しかし、撮馬久留夫の例があるように、メディア関係者の全員が節度を持っているわけではない。
不健全な写真に限らず、怪盗少女の弱点や醜聞をハイエナの如く嗅ぎまわる者も一定数いる。
幸いにも自分は芸能人や政治家と違い素性不明なので彼らと関わるのは事件の時だけだ。
仮に遭遇したからと言ってインタビューに応じたり、写真写りの良いポーズをとる必要はない。
警察の追跡すら撒ける以上、仕事帰りを尾行されて家を突き止められるということなどありえないし
そういう意味では警察や標的の警備以上の脅威と捉える必要はないのだろうが……
(けど、油断していたらこの前みたいなことが起きちゃうのも確かなのよね……ううっ)
初対面の男にあんなところやこんなところまで見られて撮られてしまったことを思い出してしまう。
撮馬久留夫を気絶させて撮影データを消去した後、美音は彼の服を失敬してその場を脱した。
都合よく帽子もあったため、深く被れば顔も隠せたのでそのまま帰宅するのは難しくなかった。
当然、あとには大の字に倒れたパンツ一丁のカメラマンが残されることになったわけだが
自業自得気味だったとはいえ、恥ずかしい目にあわされた怪盗少女が彼に対して同情心を抱くことはなく。
(これで少しは懲りてくれればいいのだけれど……)
写真は勿論だが「アクアメロディはノーパンだった!」みたいな文章すら載せていないあたり
ある程度のダメージはあったのだろう。単純に絵がないと説得力がないと思っただけかもしれないが。

342怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/07(木) 13:05:02.24ID:SFM7CiMU
「ふたつめのミッションでは最初の時みたいにマスコミに顔出しをしろって指示はなかったってことは
 次以降もない可能性は高い。それなら極力彼らのいるあたりを避ければとりあえずは大丈夫よね」
それでも望遠カメラなどで姿を捕らえられることはあるだろうが、これはもう仕方がない。
パンチラやおっぱいが揺れるところを撮られる程度ならば必要経費と割り切るしかなかった。
勿論、アクアメロディとしてはともかく、水無月美音としては非常に複雑な結論ではあったのだが。
「さてと、今日の晩ご飯はどうし……?」
考え事をしている間にいつの間にか自宅に到着していたため、美音は入口の門を潜り玄関へと向かうが
ドアの前に何か見慣れない物体が置かれていることに気がつく。
そこには、自分ならばなんとか一人で抱えられそうなくらいの大きさの木箱がひとつ。
「何、これ……ッ!?」
宅配便の配達員が置いていった自分宛ての荷物だろうか、と箱に近寄った美音は目を見開く。
蓋の上には「AMへ。ISより」と書かれた紙が貼ってあった。
AMはアクアメロディの略だろう。つまり、この木箱の差出人は知っているのだ。
水無月美音のもうひとつの顔が怪盗アクアメロディだということを。
「間違いない、これを送ってきたのは電話の男……!」
ここ最近の出来事を考えれば、このISと名乗る人物の心当たりなど一人しかいない。
事実、罠を警戒しつつも木箱の蓋を開けてみれば、そこには拳大の宝石ケースに入れられた黒い宝石。
すなわち、エレメントジュエルのひとつであるダークが入っていた。
―――ピリリリリ!
刹那、まるでタイミングを見計らったかのようにスマホに着信が入る。
画面を見れば予想通りの非通知表示。
不安と緊張に心臓の鼓動を早めつつ、美音は通話をクリックした。
『やあ、第二のミッションのクリア報酬は受け取ってくれたかな?』
「ええ、ちょうど今蓋を開けさせてもらったところよ」
『そっか。いやあ、前に勝手に家に入り込むなって怒られちゃったからね。
 今回はちゃんと反省して中に入らないようにしたんだ』
「……それはいい心がけね。それで、聞きたいことがあるのだけれど」
『それは次のミッションについてかい? それとも―――』
「IS。あれが貴方の名前なの?」
余計な会話はいらぬばかりに、美音はズバリと切り込んだ質問をぶつける。
性別以外は事実上何もわからない相手の素性を探る絶好のチャンスを逃すわけにはいかなかった。

343怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/07(木) 13:09:49.33ID:SFM7CiMU
『やっぱりそれを聞いてくるよね! ああ、ISっていうのは僕のイニシャルではないよ。
 アクアメロディのような、格好いいもう一つの名前が欲しくてねぇ。それで考えてみたんだ』
「……」
『あれ、反応薄いね? まあいいや、このISっていうのは「Invisible stalker」の略だよ。
 見えない、けれど寄り添う者。僕にピッタリな名前だと思わないかい?』
「ええ、ストーカーってところがとてもね」
『アイタタタ、それを言われると痛いなぁ〜。でもまあ、そういうことだから今度から僕のことは
 アルファベットの頭文字を撮って「アイズ」って読んでおくれ』
ちなみに火野にもこの名前を名乗っていたんだよ。
と楽しそうに告げる謎の男改めアイズに美音は閉口しつつ、今得た情報を分析する。
声だけのことなので断言はできないが、今まで数々の悪党と対峙してきた経験からすると
一貫してふざけたような言動をとっているように見えても、彼は決して愉快犯ではない。

344怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/07(木) 13:12:03.28ID:SFM7CiMU
強い執着―――この場合は自分に対してだろう、を原動力にして動いているように思える。
ストーカーというマイナスイメージの強い単語を使っているのもその表れだ。
(だけど、目的が見えてこない。『君を僕だけのモノにしたい』なんて言っていたけれど
 やっていることは嫌がらせ紛いのミッションを私にやらせているだけ)
毎回のターゲットの情報収拾だけ見ても、その精密さからして多大な労力と金銭がかかっているはず。
アイズがそれなり以上の財力と権力の持ち主であることは間違いないだろうが、限度がある。
ミッションクリアの報酬としてエレメントジュエルをアッサリと返還してくるのも異常だ。
超常の宝石は、使い方さえ間違えなければいくらでも持ち主に利益をもたらしてくれるというのに。
(とにかく、このアイズという男の正体と目的をハッキリさせないことには前に進めない)
『じゃあ、自己紹介も済んだし、そろそろお待ちかねだろう三つ目のミッションを発表しよう』

345怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/07(木) 13:16:38.74ID:SFM7CiMU
そのためにも今は悔しくても彼の言いなりになってミッションをこなすしかない。
けれどもし、次のミッションがまたあんな恥ずかしい内容だったら―――
上下の下着を身に着けていない状態でアクアメロディとして盗みを働いた先日のことを思い出すと
あの時の自分はなんて恥ずかしい真似をしてしまったのだろう、今でも頬が上気してしまうが

346怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/07(木) 13:17:00.97ID:SFM7CiMU
勿体ぶる男の声を聞き逃すわけにはいかず、美音は静かに耳を澄ませた。
『ターゲットについては後で情報を送るとして、今回の「条件」だけど……』
「……また、あんな変態みたいなことをさせるつもりなのかしら?」
『ハハッ、今度はちゃんと全部着てて構わないよ。ただし、こちらが用意した特別なものを……ね』
「用意? 特別? それって一体……」
『論より証拠。木箱の中にはまだ包みが入っていただろう? 次のミッションはそれの着用が条件だ』
改めて箱の中身を確認すると、確かに宝石ケース以外にも包みが入っていることに気がつく。
中から出てきたのは、見慣れた衣装一式。すなわち、怪盗アクアメロディのコスチュームだった。

347AM2017/12/07(木) 13:17:26.65ID:SFM7CiMU
以上で投下終了となります。今回は日常回+次のミッションへの導入。
楽子は前からちょくちょく出てきていた友人ちゃんです。ようやく名前がつきました。
美緒のほうは後々活躍してもらいます、性的な意味で。
あと、今更致命的なミスに気がつきました。インビシブルじゃなくてインビジブルだ…
ネタバレ:用意されたコスチュームは水に溶けます

348名無しさん@ピンキー2017/12/07(木) 16:34:53.09ID:jb4TZLot
お疲れ様です!
水に溶ける衣服とは、下着姿での活躍が約束されたようなもので
また次も恥ずかしい目にあいそうで凄く凄く楽しみです!

349名無しさん@ピンキー2017/12/07(木) 19:41:14.72ID:psFAEZm9
撮馬久留夫は他にカメラを四家家テなかった見ないですね。
と、いうことは雑誌に載せていた写真も自分の足で追いかけて撮影していたんでしょうか。
逃亡するアクアメロディに追随し、最後は正面に回りこみ、しかもまったく気づかれずに写真を撮ってみせたってことですかね。

350名無しさん@ピンキー2017/12/07(木) 20:02:42.50ID:6m50V7Ij
>>347
お疲れ様でした。
毎週の投稿には冬の寒い体をもっこり、ではなくてほっこりさせてもらっています。
水に溶けるコスチュームとはこれはもっこり、いやびっくりしました。
次回が楽しみです。

351名無しさん@ピンキー2017/12/08(金) 01:23:57.81ID:FfYar2rJ
楽子はいい友人だなー
そんな彼女も、美音が前作ラストで晒した痴態に痴女だと軽蔑していたと思うと興奮する

352名無しさん@ピンキー2017/12/09(土) 13:07:11.50ID:rUgxa1yB
どこまで用意された衣装でしょう。それによって展開が変わってきますね。
前作のダーク編のストリップではスカート、上着、ブラ、パンツ、手袋、ニーソ、ブーツでした。
手袋、ブーツは装備であり元のままかと、上着とスカートは確実に溶けるでしょう。
下着はどうか?上着よりも溶けにくいが溶けると面白そうですね。
ニーソは溶けるかもしれないし、針の仕舞う場所として元のままかも
というか、ポシェットなどの仕舞う場所が無いのに麻酔銃やスタンガン、そして盗んだ宝石をどこに持っているのかの疑問が出てきます。
ウエストポーチを装備して裸にポーチのバックルで活躍するとか見ごたえがありそうです。
仮面やリボンは溶けない使用か、溶けても非常に溶けにくい(後回し)にするべきですね。
下着が溶けて丸出しもいいですが、アクアメロディらしく、♪のニップルや、♯の前張りとかもありですね。

353名無しさん@ピンキー2017/12/10(日) 08:55:19.35ID:lpSk2pbw
>>352
あんま要素だらけでネタ潰しっぽいことは書かないほうがいいのでは…

354AM2017/12/14(木) 10:52:53.55ID:QEmObDns
昼過ぎくらいから投下開始します。
作品は「怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー 第十四話」となります。
アクアメロディの怪盗道具及び盗んだ宝石などは基本的にウエストポーチにしまわれています
リボンの中の小型ナイフのように、コスチュームの中に隠されているものもあるんですけどね
無印第一話のハンググライダーについては、軽量&圧縮技術が凄いってことにしといてください
最初はリュックとか考えてたんですが、それだとビジュアル的にダサイですし…
ほら、コナンの怪盗キッドも手ぶらなのに色々出すじゃないですか、それと同じってことでw

355怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/14(木) 12:26:48.76ID:QEmObDns
アイズから告げられた三つ目のミッション当日。
日曜日の昼間という怪盗が動くにはやや不似合いな時間帯にアクアメロディは動いていた。
ローラーブレードで軽快に走る彼女が今いるのはシティ全域に張り巡らされた地下水路の一角。
このまま進んでいけば今回のターゲットの住む屋敷の直下に辿り着く予定になっている。
「ふぅっ、直接走っているわけじゃないからそれほど疲れないとはいえ、やっぱり遠いわね……」
今度のミッションにおける標的の名前は青広豪水。
代々続く鰻の養殖で財を築いた人物で、シティの郊外に居を構えている。
保有する土地面積だけで言えば佐竹緑郎を凌ぐが、広大な土地の大半は鰻の養殖所となっているため
竹林で見通しの悪かった佐竹領とは違い、全体的な見晴らしがよいことから隠密潜入が難しい。
また、彼は傲慢からくる油断で隙の大きい富豪が多い中、情報を大切にしていることで知られている。
その秘匿力は、美音の情報収集力では屋敷内部の情報を手に入れることができなかったほどだ。
「だからアイズの情報に頼るしかないのも確かなんだけれど……」
美音がポケットから取り出した一枚の紙には青広邸の見取り図が詳細に記されていた。
過去五件と同じく、アイズから送られてきた情報には屋敷の見取り図は勿論、警備の人数はおろか
屋敷内で働いているメイドや養殖所の作業員の数までが詳細に記されてあった。
今移動中の地下水路で青広邸に辿り着くまでの最短ルートも彼によってもたらされたものだ。
(今までのことから考えて、アイズは全部は言わずとも嘘をつかないタイプなのは間違いない。
 だから、この情報も基本的には信用していいとは思う。だけど……)
彼が自分にやらせてきたことを考えれば、信じすぎることが危険なのも確か。
だが、疑ってばかりではキリがなく、精神が摩耗するだけである。
警戒を解くことはできないが、今は割り切ってミッションに注力するのが正しい選択だった。
(それに、今回も気を付けておかないといけないことがあるしね)
今回のミッションにおける不安要素は三つ。
ひとつは前述の通り、自分の手で情報を集められなかったことだ。
しかしこれはこの段階になっては気にしている場合ではないし、アイズの情報を信じるほかない。
それに、何らかの不測の事態が起きても諦めなければ切り抜けられるはず、という自信もあった。
ふたつ目は前回で苦戦を強いられる原因となった「前提条件」だ。
ノーパンノーブラという、年頃の女の子に強要するにはありえないことを既にやらされているだけに
今度はどんな破廉恥な条件を告げられるのかと美音は戦々恐々だった。
そんな中、指示された内容は「こちらが用意した衣装を身に着けてミッションをこなすこと」
最初は過剰に露出度を上げた破廉恥コスチュームでも着せられるのかと思っていたのだが
向こうが用意したという衣装は仮面やリボンを含め、いつも自分が着ているものと同一のものだった。

356怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/14(木) 12:30:15.99ID:QEmObDns
勿論、サイズがピッタリであったり、下着まで同封されていたことは引っかかる点ではあったが
恥ずかしい思いをしないで済むのならばそれにこしたことはない。
だが、今までのことを考えれば当然であったが、アイズはそんなに甘い相手ではなかった。
添付されていた紙には「注意:この服は水に溶けます」と書かれていたのである。
「今度は普通に……なんて一瞬でも思った私が馬鹿だったってことよね、はぁ」
またしても、一歩間違えれば恥ずかしい姿を晒してしまう危険性がある状態を強いられている。
その屈辱と不安に苛まれ、溜息をつく美音は自分の身体を覆う怪盗衣装を見下ろした。
そこにあるのはどこからどう見ても普段通りの怪盗アクアメロディのコスチューム。
しかしその実、それは水に濡れると溶けてしまうという危うさを秘めている。
一着しか用意されていない以上、実際に布地が溶けるか試すわけにはいかなかったが
アイズの今までの言動からしてただのハッタリということはないだろう。
「下着のデザインは私好みなんだけどなぁ。これが自分で買ったものだったら……」
クイッ、とコスチュームの胸元の襟を引っ張り中を覗き込むと、そこには怪盗少女のEカップ巨乳を
きつ過ぎず緩過ぎず包み込む純白のブラジャーが艶やかな光沢を放っていた。
所々でフリルと上品そうな刺繍が縫われているそれは一見しただけで高級品とわかる。
実際、着け心地も肌触りも抜群であり、揺れるミニスカートの下に隠れているお揃いのパンティと合わせ
得体のしれない男からの贈り物でさえなければこれからもずっと愛用したいくらいの逸品だ。
「今のところ特に服に変化はなし。書いてあった通り、汗では溶けないようね」
どういう材質なのかは不明だが、この生地はあくまで水にしか溶けないらしい。
今は夏場なので動き回ればどうしても汗をかく以上、それで溶けるのでは流石にどうしようもないため
注意書きの続きに記載されていたことが実証されてホッと一安心といったところだった。
(けれど、それにしてはここまで何もなさすぎる……)
最後の不安要素。それは「ハンデ」の存在だった。
アイズ曰く、今回のミッションはこのままだと最も簡単なものになってしまう。
だから内容は秘密だが、無敗の美少女怪盗に相応しいハンデもこちらで用意した、とのことだが
この衣装を着ること自体が既にハンデだと抗議したいのが正直なところだった。
(てっきりこの地下水路に罠が張ってあると思ったんだけど)
水に溶けるコスチュームを着用している自分に対するハンデなのだから、水が豊富にあるこの場所に
何らかの罠が仕掛けられていると踏んでいたのだが、現状その気配は見えない。
天気も出発時は雲一つない晴天だったし、天気予報でも雨が降るという情報はなかった。

357怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/14(木) 12:33:44.22ID:QEmObDns
そもそもの話、盗みに入る上で水に濡れてしまうような事態など早々起こるはずがない。
いくら青広豪水の土地の大半が鰻の養殖所とはいえ、人が通ることができる道はいくらでもあるし
屋敷の中には養殖所は存在しない。精々屋敷の南側に隣接する形で一ヶ所ほど池があるくらいだ。
だが、だからこそ何も起きない現状が解せない。一体アイズの言うハンデとは―――
「―――っと。そろそろ着くわね」
考え事をしているうちに目的地が間近となり、思考を中断する。
警戒をすることは大事だが、だからといって集中力を欠いてしまうのはマイナスだ。
美音は即座に精神のスイッチを切り替えると、進行速度を落として目的地へと近づいていく。
(……ッ!? 誰かいる!?)
ほの暗い地下水路の一角。
情報通りならば青広邸の地下倉庫に繋がっているはずの扉の前に立つ人影に驚きを隠せない怪盗少女は
しかしすぐさま気持ちを落ち着けると、サッと物陰に潜み相手を観察する。
(えっ……あれって、メ、メイドさん?)
そこにいたのは白のエプロンドレスにカチューシャと、実にわかりやすい格好をしたメイドだった。
光の差し込まない静寂の空間の中、微動だにせず佇むその様は人形と見間違えるほど。
しかし時折何かを探すかのように左右を確認する姿から、彼女が生きている人間であることがわかる。
(物腰からは荒事ができるようにはとても見えない。それなら……)
何故こんなところにメイドがいるのかは疑問だったが、いつまでもこうしているわけにもいかない。
意を決したアクアメロディはさりげなく、しかし堂々とした態度で物陰から姿を現した。
当然謎のメイドの無表情は驚愕に染まるかと思いきや、意外にもまったくの無表情のまま一礼。
「こんにちは。貴女がアクアメロディ様ですね」
「あ、はい」
「では、こちらへ」
驚かせようとした相手のまさかの対応に、美音は反対に驚かされ素で返事をしてしまう。
だが、そんなこちらの呆けた様子を一顧だにせず、メイドの女性はクルリと反転して背を向けると
目の前の扉を開き、まるで初めから決まっていたかのような動作でサッサと歩き出した。
「えっ? ええっ? ちょっと待っ……」
どう考えても怪しい、というか意味不明な事態に混乱する怪盗少女は慌てて女性の後を追い
この状況の説明を求めるべくエプロンドレスの後姿を引き留めようとする。

358怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/14(木) 12:38:07.42ID:QEmObDns
「青広豪水様がお待ちです」
しかし、肩に触れようとした手はその言葉に止められた。
そして同時に理解する。青広豪水はアクアメロディの侵入経路を知っていた。否、知らされていたのだ。
そう、自分に対するハンデとして―――アイズを名乗る男から。
(まさかそう来るとはね)
自分に情報を流す一方で、相手方にも情報を流すというアイズの蝙蝠行為には呆れるほかない。
だが、賊がどこから侵入してくるのか予めわかっていれば警備は大幅に易しくなる。
逆にアクアメロディからすれば目的の達成が難しくなるのだから、それは確かにハンデだった。
「明るくなりますのでご注意ください」
倉庫を通り抜け地下の階段を上がりきると照明の光でパッと視界が明るくなり、微かに目を細める。
各所に置かれた調度品や床に敷かれた絨毯、窓を覆うカーテンなどははいかにも高級そうだが
それぞれが出しゃばらずに調和がとれており、成金趣味にありがちな下品さは感じられない。
廊下には一定間隔で警備と思わしき黒服が直立しており、傍を通ると視線を向けてくる。
だが、明らかに賊だと分かる格好の自分を見ても彼らが襲い掛かってくる気配はまるでない。
先導するメイド同様、青広豪水から待機の指示が出ているのだろう。
相手が何を考えているのかはわからないが、無駄な交戦がないのは歓迎すべきだ。
それでも警戒を怠らず、アイズの送ってきた屋敷の見取り図と実際に見た間取りの照合を行いながら
メイドの後ろをついていく美音だったが、徐々に居心地の悪さを感じ始めてしまう。
(この人たちの視線……侵入者に対する警戒とは違う。もっと別の、ううん、まるで私を……)
黒服の男たちはアクアメロディに対して敵意や警戒心を向けてはいなかったが
その代わりに、舐めるような視線を彼女の年齢離れした発育を誇る身体へと送っていた。
歩くたびに蠱惑的に上下に揺れるバストやキュッとくびれた腰、フリフリと揺れるミニスカートから
見えそうで見えないヒップに、その下で美味しそうな肉付きを見せる太もも。
男好きする、という形容を実際に体現している女体に目を奪われた男たちは怪盗少女が近くを通るたびに
鼻の下を伸ばし、色欲に満ちた表情を浮かべてニヤニヤと口元を緩ませる。
(うう、落ち着かない……)
怪盗として行動する中で、男から性的な欲望を向けられることは今までにも幾度となくあったが
それらは基本的に一過性のものが多く、仮に直接ぶつけられる形になったとしても
敵として相手を倒すことですぐさま解消されることが怪盗少女にとっては当たり前だった。
けれども、今感じている視線はそのどちらでもなく、身体に纏わりついて離れない。
すぐに意識から消えるわけでも、敵として倒して消えるわけでもない男の生々しい視線。

359AM2017/12/14(木) 12:41:19.44ID:QEmObDns
例によって規制にかかってしまったため
あと四レス残ってますが、それはまた二十四時間後以降に投下します

360名無しさん@ピンキー2017/12/14(木) 13:30:18.11ID:QABFj+1s
お疲れ様です!
怪盗ではなく一人の女として性の対象としか見られてない状況とは、美音にとっては居心地悪くても、
読んでる側としては、そんな彼らの前でどんな痴態を晒して屈辱を味わうことになるのか、とても興奮するシチュですね!
明日を楽しみにしています!

361名無しさん@ピンキー2017/12/14(木) 22:17:22.46ID:Z64NnBrs
一旦乙ー
汗には溶けないにしろまさか下着まで含まれているとは良いですなぁ
男の視線も案外情報リークで水に弱いのまで知られてしまっているからだったりして

362怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/15(金) 13:21:41.42ID:aqAbC2Xe
クラスメイトの男子たちが自分をいやらしい目で見ていると知ってしまったあの時から
羞恥心という名の鎖が未だ男を知らぬ一人の少女の心を知らず知らずの内に縛り始めていた。
「あ、あの! 青広豪水は一体どんなつもりで……?」
「私は貴女様を案内をせよという命令を受けているだけですので」
気を紛らわそうと前方にかけた声はあっさりと一蹴される。
ここまで徹底して己の職務にだけに集中できるプロ意識はいっそ清々しい。
向けられる視線をどうしても意識してしまう自分からすれば、見習いたいくらいだと美音は思った。
「次の突き当りを右に行けば、青広豪水様がお待ちになっている部屋となります」
「……そう、ようやくというわけね」
時間にすれば数分。しかし美音にとっては数時間にも感じられた移動が終わりを告げる。
普通に考えれば自分を捕らえようとする罠が張り巡らされているであろう場所。
何が起きても対処できるように、と身構える怪盗少女を迎えたのは扉の前に立つ二人の黒服だった。
「おい、その女が例の?」
「はい。それで豪水様は?」
「中にいらっしゃる。しかしそうか、情報は本当だったってわけか」
「へえ、これが生の怪盗アクアメロディか。テレビや雑誌のよりずっと美人じゃないか」
右側に立つ黒服は感心したような、そして左側の黒服は軽薄そうな態度を見せる。
「それにイイ身体してやがる……早く邪魔なもんを溶か―――」
「オイ!」
「っとすまねえ。でもまあ、この後が楽しみってもんだぜ……ケケケッ」
(……この後?)
意味深な左側の黒服の言葉に不穏なものを感じる美音。
女へのゲスな欲望を隠そうともしないその視線に思わず身体を両手で庇いたくなってしまうが
怪盗アクアメロディとして弱みを見せることはできない、という強い意志で衝動を抑え込み
逆に胸を張って堂々とプロポーションを誇示するような姿勢で目の前の男を睨みつけた。
正直気恥ずかしさはあったが、その甲斐あってか相手の目を逸らさせることに成功する。
「ケッ! あとで見てろよ……豪水様、開けてもよろしいですか?」
「ああ、構わんよ」
忌々しそうに捨て台詞を吐く軽薄そうな黒服は、しかし職務を優先し扉をノックする。
そして中からの返事の後、遂に屋敷の主が待ち構えている部屋の扉が開かれた。

363怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/15(金) 13:25:26.58ID:aqAbC2Xe
(……中にいるのは二人で護衛はなし。左右に扉があるからその向こうに伏兵がいるのかも。
 罠は……パッと見た感じだと特にないようだけれど……)
メイドに促されて入室した怪盗少女は予想とは裏腹に何も起きなかったことに拍子抜けした。
やや広めの部屋の中にいたのは食事中と思わしき一人の初老の男と、給仕らしき老人だけ。
言うまでもなく、初老の男が屋敷の主にして今回のターゲットである青広豪水だ。
大勢の黒服が武器を向けて待ち受けているわけでも、強化ガラスで部屋が区切られているわけでもない。
これではたとえ何らかの罠が仕掛けてあったとしても、豪水に攻撃が届く余地は十分にある。
余裕か、それとも何か考えがあるのか。注意深く相手を観察する美音に対し、屋敷の主は口を開く。
「すまないね。君が来るまでに食事を終わらせておくつもりだったのだが」
「こちらこそ、食事中の訪問をお詫びしないといけないかしら?」
「それには及ばない。それに、もう一口で終わるところだ……うむ、美味い」
彼が食しているのは鰻の蒲焼きだろうか。
丁寧な所作で皿に残った最後の一切れを口に運ぶ男は本当に食事を楽しんでいるようにしか見えない。
「鰻はいい。栄養があって精がつく。それに、他にもいろいろと使い道が―――」
「講釈は結構、こちらとしては早く要件を済ませたいのだけど」
「ふむ、確かにその通りだな。遅れたが自己紹介をしておこう、自分が青広豪水だ。
 これからよろしく頼むよ、怪盗アクアメロディ」
「よろしくするような時間をかけるつもりはないわ。貴方が何を考えているのは知らないけれど―――」
会話を交わしながらも豪水の動きと周囲の観察を続ける美音だったが、今のところ異変はない。
目の前には予告状を出し、自身の大事なものを盗みにやってきた有名な怪盗がいるというのに
彼は欠片も動揺の気配すら見せず、優雅にも食後のワインを味わっている。
一見すれば上品そうな老紳士といった感じの男に、しかし怪盗少女は一層の警戒心を抱く。
経験上、こういう人間こそが最も油断ならない、弱みを見せてはならないと知っていたからだ。
「フフフ、つれないね。しかしシティを騒がせる女怪盗というからどんなものかと思っていたが
 なかなかどうして、美しさは申し分なく、仮面の奥の意志の強そうな瞳が素晴らしい」
「お褒めの言葉をどうも。それで―――」
「まあ待ちたまえ。本題に入る前に君には話しておくべきことがある」
「……話しておくべきこと?」
「そう、君にとっても重要なことのはずだ。何故侵入経路にメイドを待機させることができたのか。
 その情報提供者について……アイズについて知りたいのだろう?」
「っ! その名前は……っ!」
屋敷の主の口から出てきた名前にドキリ、と心臓が大きく跳ねる。
アクアメロディにとって、その名前は捨ておくことはできないものだった。

364怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/15(金) 13:28:45.93ID:aqAbC2Xe
「答えなさい、貴方はアイズの正体を知っているの!?」
「おや、急に余裕がなくなったね。だが、ご期待に沿えなくて悪いが自分の持つ情報は多くはない。
 彼はそうだな……一言で言えばビジネスパートナーでしかないからね」
「ビジネスパートナー、それは……?」
「数か月ほど前のことだ、携帯に非通知の電話がかかってきてね、それがかの人物だったんだが……
 まあ、色々とあってね。それ以来多方面にわたる情報提供者として重宝させてもらっている」
「……彼の正体を調べようとはしなかったの?」
「考えはしたがね、すぐに止めたよ。情報の秘匿を人一倍大事にしているこの自分の携帯番号を
 調べ上げ、平然と連絡を取ってきた存在だ。この手の者は下手にさわると火傷では済まないのが常。
 君子危うきに近寄らずというやつだよ。だから彼の本名は勿論、容姿や素性も知らない」
ナプキンで口元を拭きながら語る男の口調や表情に淀みはない。
つまり、嘘はついてはいないということだ。
「なのに彼のもたらす情報は利用している、と。危険だとは思わなかったのかしら?」
「思ったとも。そもそもこちらが一方的に利益を得るだけで彼にメリットがなさすぎるからね。
 だが、だからこそ危険ではないと判断した。自分を罠に嵌めるならもっと他に手段はある。
 ということはだ、自分には理解できないメリットが彼にはあるということになる」
ならばそのメリットを得るまでは切られることはない。
そう言葉を閉める豪水には、酸いも甘いも噛み分けた実力者の風情がある。
情報を重要視するという慎重さと正体不明の男からの情報を利用するという豪胆さを併せ持つその様は
流石にシティでも有数の富を築き上げてきただけのことはあると納得できるものだった。
「そして今日になってようやくわかったよ」
「……それは、アイズのメリットが?」
「そう、彼のメリット……というか目的だな。それは君だったんだ、アクアメロディ」
「わ、私……?」
「正確に言えば今この状況を作ることが狙いだったんだろうな。
 つまり、自分は君の為に用意された敵役だったというわけだ。なんともまあ愛されているね?」
「これが愛からくる行動なら、迷惑の一言ね」
愉快そうに笑う初老の男に対し、不快そうな表情を浮かべてアイズへの嫌悪を露にする怪盗少女。
結局この男も自分も彼によっていいように動かされているだけなのだ。
違いがあるとすれば、それを受け入れているか、そうでないかという点だけ。
「まあ、そうなると彼の筋書きでは自分はこの後まんまと君に盗みを働かれてしまうわけだが……」
「そうはさせない、と?」
「操り人形でいるのも中々に楽しいが、少しくらいは意趣返しをするのも悪くはない。
 それに自分は君のことを大変気に入ってしまった。彼から奪い取ってしまいたいくらいにはね」
「私は私のものよ。それに私は奪う側で貴方は奪われる側、いずれはアイズからも……!」

365名無しさん@ピンキー2017/12/15(金) 13:31:45.80ID:ZzvBY8iA
支援

366怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/15(金) 13:32:08.35ID:aqAbC2Xe
改めて闘志を燃やすアクアメロディに、しかし屋敷の主は不敵に笑う。
「残念だが、君が自分から盗みを働くことは絶対に不可能だ」
「残念だけど、今まで私にその台詞を吐いて実際に成功させた者はいないわ」
「いいや、今回に限っては絶対なのだよ―――オイ」
パチン、と豪水が指を鳴らすその仕草にすわ開戦かと身構える美音。
しかし罠が発動することも、黒服がなだれ込んでくることもなく、動きを見せたのはただ一人。
自分をここまで案内してくれた後は無言で退室していたメイドだった。
背後から入室してきた彼女はこちらに襲い掛かってくる気配などまるで見せずにしずしずと近寄ってくる。
両手で抱えたお盆の上には一枚のメモリーカードと、淡く輝く濃蒼の宝石が乗っていた。
「どうぞ」
「これは……」
「市長への不正献金に違法な薬の使用による品種改良など、それには自分の悪事の証拠が詰まっている。
 宝石のほうは知っているだろうが、秘蔵の『グランレイクブルー』だ」
「……どういうつもりかしら?」
「言っただろう、盗みを働くことは絶対に不可能だと。何せ盗まれる前に差し出すのだからな」
ハハハッと愉快そうに笑う初老の男に怪盗少女は困惑を隠せなかった。
偽物、あるいは罠かと考えたがそんな様子は見えない。
しかしこれが本物だというのならば、後は屋敷を脱出するだけでミッションはクリアとなる。
「おやおや、そんなに眉間にしわを寄せては折角の美貌が台無しだぞ」
「ふざけ―――」
「クハハ、冗談だ、そんなに怖い顔をしないでくれたまえ。だがね、前言を翻すことはしないよ。
 何故ならば―――」
それは怒りによって視野の狭まった美音の隙をついた一瞬の出来事だった。
流れるような無駄のない手慣れた動きで懐に手を伸ばし、引き抜く。
時間にすれば一秒にも満たない中で、青広豪水はその右手に黒い棒状の何かを掴み
そして、それが拳銃であることに気がついた時には既に照準は怪盗少女の胸元にセットされていた。
「―――君はここで死ぬのだから」
引き金にかかった指が曲げられ、発砲。
パァン! という乾いた音がその場に響いた。

367AM2017/12/15(金) 13:37:18.38ID:aqAbC2Xe
以上で投下終了となります。前置きが長くなり過ぎた…
というか書き終わって気がついたんですが、これ火野の時と同じヒキだ!
コス溶けシチュは既にシーフイントラップでもやってますが、好きなシチュなので気合を入れていきたいです

368名無しさん@ピンキー2017/12/15(金) 13:52:11.84ID:hEhEspdh
お疲れ様です!
左側の護衛の反応から、色々エロエロされそうで、もう次が待ち遠しくて興奮が止まらない
アクアメロディ初の複数相手を前に、大立ち回りに、羞恥・屈辱を味わいそうな展開で
本当に次が待ち遠しいです!

369名無しさん@ピンキー2017/12/15(金) 22:37:52.21ID:/3rn4bDr
アクアメロディが死ぬところは見たくない。でも社会的に死ぬのはぜひ見たい。
見るといえば男のゲスな視線には気丈に対応していましたが、
もしメイドたちが哀れみの視線でかわいそうなものを見るようにしていた方がダメージでかそうな気がします。
前回と違い、見晴らしのいい所を逃げるのも楽しみにしています。がんばれマスコミ。

370名無しさん@ピンキー2017/12/16(土) 14:39:22.25ID:mFdckIqz
2週にわたってエロが無いだと、、、。
来週は期待しています!

371名無しさん@ピンキー2017/12/19(火) 05:36:57.18ID:LUZ+9zC7
レスが多いので覗いてみたらAM氏が復活しているとは
おめありがとうございます

372AM2017/12/21(木) 06:23:56.50ID:9NttQ/54
昼過ぎくらいから投下開始します。
作品は「怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー 第十五話」となります。
来週は微妙なので恐らくはこれが今年最後の投下になるはず。

373名無しさん@ピンキー2017/12/21(木) 08:47:37.33ID:KVVA02tf
楽しみに待ってます!

374名無しさん@ピンキー2017/12/21(木) 12:23:38.74ID:ert03AMo
頼みます!

375怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/21(木) 14:25:21.76ID:9NttQ/54
人は銃で撃たれると、痛みより先に熱さを感じるという。
しかし、アクアメロディが発砲音の後に感じたのは熱さではなく冷たさだった。
恐る恐る顔を下げてみると、胸元の一部だけが何らかの液体で濡れて濃い深青色になった上着が見える。
勿論液体の正体は自分の血ではない。それどころか、弾丸が貫いた痕跡すら存在していない。
何が起こったのか。一目瞭然のその答えはすぐ目の前にあった。
青広豪水の持つ拳銃の銃口からは硝煙が出ておらず、その代わりに水滴が垂れていたのである。
「水、鉄砲……?」
「その通り」
まるで悪戯が成功した子供のような表情の屋敷の主の後ろに見えたのは、床に散らばる紙テープの残骸。
よく見れば、彼の傍に控えている給仕の後ろ手にはクラッカーが握られている。
おそらく、銃声に聞こえた音の正体はこれだったのだろう。
「このっ……え? 待って、水鉄砲……水……!?」
突然の暴挙に怒りがこみ上げかけるが、それよりも優先すべき気づきが脳裏を走る。
水鉄砲ということは、発射されたのは水だ。つまり、コスチュームを濡らしているのも―――
その事実に思い至った怪盗少女は再度目線を下ろした。
そこには、一部がドロドロに溶けた上着と、その下から姿を現したブラに包まれた柔胸があって。
「ほう……」
「きゃああッ!!」
豪水の感嘆を引き金に、頬を恥じらいに染めた美音は反射的に前傾姿勢になりながら胸元を両手で隠した。
次の瞬間「迂闊」「駄目」「いけない」などといったマイナスの思考が流れていく。
アイズが情報を敵にも流しているという時点で、衣装のことも知られているのは当然だった。
それを考えていなかったのは明らかな失態だが、本当にまずかったのは今のリアクションそのもの。
咄嗟のこととはいえ、否、咄嗟のことだからこそその行動には羞恥心という本心が出ている。
それゆえに、怪盗ではない、水無月美音としての素を目の前の男に見せてしまったという事実は重い。
「中々良い趣味をした下着をつけているじゃないかね」
「……ありがとう、というとでも? そういうあなたは悪趣味ね」
「クハハッ、上手い返しだ。これは一本取られたな」
苦笑する初老の男だが、ギラリと光るその瞳は高揚する感情を隠せてはいなかった。
美音は確信する。今のリアクションで間違いなく見抜かれてしまった。
怪盗アクアメロディの正体は決して世間で言われているような無敵のヒロインなどではない。
一皮剥けばただの女の子でしかないのだということを。

376怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/21(木) 14:27:38.75ID:9NttQ/54
(くっ……!)
弱みを握られる、ということは主導権を奪われるということに等しい。
それでもせめて気圧された姿は見せまいと胸元の両腕を下ろすと、羞恥の残る赤ら顔で敵を睨み据える。
しかし、そんな健気な取り繕いを嘲笑うかのように、屋敷の主は手を挙げ、パチンと指を鳴らした。
それが合図だったのだろう。左右の扉から数多くの黒服が整然と入室してくる。
彼らは青広の周囲を固めると、美音を、正確にはブラを露出させた胸の谷間をニヤニヤと見やった。
その明白な好色の視線に羞恥心が刺激されるが、負けん気が上回った怪盗少女は恥じらいを押し込め
逆に胸を張って義賊ヒロインとしての堂々とした立ち姿を見せつける。
だが、そうすることでふよんっと乳房が揺れ、男たちを喜ばせる結果になってしまったのは皮肉だった。
「クハハッ、いきなり撃ったりしてすまなかったね。死云々は勿論冗談だ。
 今の本来の目的は、確認だ。何せアイズの言とはいえ、流石に信じがたい情報だったからね。
 ……あの怪盗アクアメロディの衣装が水に溶けるなどということは」
「……っ」
「そう怖い顔をしないでくれたまえ。どういうことなのか興味はあるが、事情を聞いたりはしない。
 肝心要の確認はできた。だからその宝石とデータは詫び料、そして参加料と思ってくれればいい」
「参加料……? それはどういう……」
邪な視線に耐えつつも、美少女怪盗は意味深な言葉の意味を問い返す。
初老の男の返答は簡潔だった―――これからはじまる狩りに参加してもらう代価だ。
ハンターは黒服たち、獲物は言うまでもなく侵入者であるアクアメロディ。
この屋敷から無事に逃げ切れれば怪盗側の勝ち、できなければ負けというシンプルなルール。
「暴力は極力禁止するから安心してもらっていい。折角の美貌に傷がついては勿体ないからね」
その代わりに、と屋敷の主が言葉を切ると、一斉に黒服たちが懐から銃を抜いていく。
それが上部分にタンクついたそれは間違いなく水鉄砲。これを武器とするということなのだろう。
と同時に、美音は案内中に男たちから向けられていた視線の意味をようやく理解する。
彼らにとって自分は侵入者ではなく、一方的に狩られるだけの獲物。
必死に逃げ続け、しかし最後はあえなく裸に剥かれ捕らえられ嬲られるという結末を迎えるだけの存在。
だからこその、牡として雌を物色する視線だったのだと。
「さて、それでははじめようか」
「―――くッ!」
侮られていることを悔しがる暇もなく出された号令にハッとなった美音は考えるよりも先に横っ飛び。
すると、一瞬遅れて彼女がいた地点に十を超える水弾が降り注ぐ。
床を転がる勢いのままに立ち上がり、ブーツをローラーモードにして後方の扉へとダッシュ。
流れるような動作で逃げる獲物を慌てて追いはじめる部下たちを見送りながら、青広豪水は呟いた。
―――見事。しかしこの屋敷からの脱出は決して叶わない、と。

377怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/21(木) 14:32:05.69ID:9NttQ/54
「―――クソッ! 当たらねえ! なんでだ!?」
「馬鹿、よく狙え! あのアクアメロディをひん剥くチャンスなんだぞ!」
「よっしゃ、当たっ……てねえ!? 誰だあんなところに壺置いたのは!?」
不意打ち同然に開始された一対多数の狩り。狩る側の圧倒的有利は疑いなしと思われたそれは予想に反し
黒服たちは逃げるアクアメロディに未だ一射すらヒットさせられないでいた。
「ほらほら、どうしたのかしら? 私を裸にするんじゃなかったの?」
大の男が四人並んで走れる程度の広さの廊下を駆ける怪盗少女の後ろ姿へと五発の水射撃が飛ぶ。
しかしそれらは見当外れな場所に着弾するか、ヒラリとかわされるか。
あるいは備え付けの調度品や仲間に当たるかで、肝心の獲物娘に当たる気配はない。
無理もなかった。そもそも走りながら狙いをつけるのは難しい。相手が動き回るなら猶更だ。
しかもアクアメロディは身軽さにかけては並外れているため、本物の銃弾ならともかく
水鉄砲程度の弾速ならば、不意を突かれなければそうそう当たるはずがない。
更に悪いのは、逃走経路に存在している障害物の多さだった。
壺や甲冑といった調度品や部屋のドア、屋敷内で働くメイドや立ち塞がる黒服などよりどりみどり。
(よし、いける……!)
こんなはずでは、と焦燥する黒服たちを尻目に逃走を続けるアクアメロディ。
青広豪水にはいいようにしてやられたが、いざ動き出して見れば優位性はひっくり返っていた。
水が当たれば服を溶かされてしまう、という常とは別種の緊張感が動きを阻害するのでは。
という懸念も、むしろ逃げの一手という単純な状況になったことで集中力が増す結果となっている。
(次のT字路を右に曲がれば屋上へ続く通路に出るはずっ)
屋上からならハンググライダーが使えるし、水鉄砲の射程範囲に出ることも容易。
敷地の外にはマスコミが陣取っているが、空を飛ぶ相手には無力であり、歯噛みして見送る他ないはず。
青広豪水の余裕からして何かあるかと思ったが、今のところ異質な気配もない。
(でも、油断は禁物ね)
前回の件では油断から端を発して散々な目にあっている以上、最後まで気は抜けない。
だからこそ、美音は次に目にしたものに対しても大きく動揺することはなかった。
「そう、ここで裏切ったのね……アイズ」
被弾なしで脱出間近。望み通りのはずの状況で目にしたのは、そこにあるはずがない「壁」だった。

378怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/21(木) 14:36:59.65ID:9NttQ/54
受け取ったデータ通りならここは屋上へと続く通路が広がっているはず。
なのにこうして壁がそびえ立っているのは、データ偽りがあったことに他ならない。
しかし、美音の中に裏切られたと落胆する感情はなかった。元より信用などしていないのだから。
そもそも、脅しをかけてくるような相手をどうして信じられるというのか。
(こんな形っていうのは、少し予想外だったけれど……)
ただ、横やりに対する警戒は常に頭の片隅にあったが、ここまで露骨なものだとは思っていなかった。
アイズには愉快犯的なところこそあるものの、嘘はつかないという印象があったからだ。
見る目がなかったといえばそれまでだが、一方でこの状況にどこか違和感が残るのも確か。
何かを見落としているような気持ち悪さが美音の思考を覆いかけるが、それが形になる前に
黒服たちが後ろから追いついてきたため、思考は打ち切られてしまう。
「フゥーッ!! ようやく追いついたぞ。散々手間かけさせやがって!」
ハンターたちの先頭に立つ軽薄そうな黒服が悪態をつきながらも勝利を確信したのかニヤリと笑う。
早くも獲物を捕まえた後のことを妄想しているのか、だらしない顔を隠そうともしていない。
足を止めると同時に十数人の黒服が廊下の隙間を塞ぐように隊列を組み、水鉄砲を構えた。
前には物理的な壁、後ろには人の壁。常識的に考えればどう見ても絶体絶命のピンチ。
「くすっ、この程度で私を追い詰めたつもりなのかしら?」
しかし、そんな状況であっても怪盗らしくアクアメロディは余裕たっぷりだった。
何故なら、この程度の危機ならば乗り越えられる自信があったから。
(チャンスは斉射をしてくるタイミング……)
単発やバラバラの射撃で命中が望めないのはいい加減黒服たちも理解しているはず。
ならば彼らがとりうる手段はひとつ、全員での一斉射撃による面攻撃しかない。
だが、その瞬間こそが怪盗少女にとっては場を切り抜ける絶好のチャンス。
全員の射撃となると場に一瞬の隙ができる。後は距離さえ詰めれば容易く乱戦に持ち込めるはず。
乱戦ならば敵自体が射線の邪魔になるので被弾のリスクは最小限であり、人の波さえ抜ければ
改めて屋上に向かうことができる。唯一の問題は最初の斉射をどうかわすかだが、これも問題はない。
すぐ傍の窓にかかっているカーテン、これを盾にすればいいだけだ。
(さあ、撃ってきなさい……!)
いつでもカーテンを引き抜いて前面に展開できるよう準備しつつ、攻撃を待つ。
しかしここで美音にとって本当の意味での予想外が発生した。
既に銃口はこちらに向け終わっているというのに、誰一人として引き金を引こうとしないのだ。

379AM2017/12/21(木) 14:38:37.42ID:9NttQ/54
例によって規制にかかってしまったため
あと四レス残ってますが、それはまた二十四時間後以降に投下します

380名無しさん@ピンキー2017/12/21(木) 14:41:17.15ID:KVVA02tf
お疲れ様です!
続きがとても気になるところで
とてももどかしく、明日を待ってます!

381名無しさん@ピンキー2017/12/21(木) 17:58:56.06ID:B+UyeDh+
はたして何を見落としてるのか?黒服たちの行動の意味は?明日も楽しみです。
今週で今年最後ですか。二か月、楽しませてもらいました。良いお年を。来年もよろしくお願いします。
…これ、催促に見えますね。応援してるのは本当です。
終盤まで本番エロ描写はないとあったので、前作では宝石で失った処女を今回はどう失うのか?
とラストまで読みたい理由もありますが、単純に面白いんですよね。
毎週このスレを何回も更新するのが週末の過ごし方になるくらいには。

382ぽん2017/12/21(木) 18:31:44.46ID:tNQMEk//

383名無しさん@ピンキー2017/12/21(木) 18:51:35.57ID:1FEjsv0A
来週はやっぱりあの祭典だからかな

384怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/22(金) 14:45:27.61ID:SWkZBhkT
これは一体どういうことなのか。
相手の意図が読めず困惑する怪盗少女へと言葉を発したのはやはり先頭の軽薄そうな黒服だった。
「ケッケケ……なんで撃たないのかって顔だなオイ」
「……こんな絶好の機会に撃てないあなたたちの臆病さに呆れているのだけれど?」
蔑んだ視線を送ると共に挑発するが、黒服たちは激高するどころか笑みを深める一方。
これには流石に薄気味悪いものを感じ、警戒レベルを引き上げるが周囲に変わった様子はない。
この時、アクアメロディには間違いなく油断はなかった。
黒服たちの動きに注意を払い、いつでも銃撃に反応できるように心も体もシッカリ身構えていた。
「ケケッ! お嬢ちゃんはそもそもの部分で勘違いしてるんだよ……!」
「何を言って―――!?」
だが、それは裏を返せば目に見える場所にしか意識を向けていなかったということ。
私生活、マスコミやアイズの存在、破廉恥なミッション、異性から向けられる欲望の視線。
ここしばらくの間、多くのことに思考のリソースを取られ続けていたがゆえに
知らず知らずの内に美音の視野は狭まっていたのだ。
「追い詰めるもなにもなあ、そこが行き止まりだって……誰が言ったんだ?」
バリッ、バリッ、バリッ! ビシュッ! ビシュビシュッ―――ビチャッ!
発泡スチロールを突き破るような音が背後から聞こえてきたのは次の瞬間だった。
振り向く暇もなく、続けざまに怪盗少女の無防備な背面へと複数の着弾音が響き渡る。
勿論本物の銃弾ではなく、水鉄砲から発射された水が当たった音だ。
当然、特別性の布地は化学反応を起こし、被弾箇所がグズグズと溶けて形を失っていくわけで。
五秒も経たないうちに、アクアメロディの背面の肌面積は一気に広がってしまう。
「な……!」
『オオッ!!』
遂に生意気な獲物少女が被弾したという朗報に黒服たちの歓声が上がった。
ポニーテールの影から見えるうなじやシミひとつない背中は水に濡れて艶めかしさを醸し出している。
肌と一緒に顔を出したブラジャーの紐はまだ無傷だったが、明らかに細く薄く頼りなさげなそれが
アクアメロディの巨乳を支える一部だと思うと、嫌らしく見えるのが不思議だ。
一方、下に視線を移すとスカートの破損の酷さがすぐに見て取れる。
ベルトは無事なためなんとか腰には留まっているものの、装飾としての役割は既に果たしておらず
純白のフリル付きパンティに包まれたヒップは丸見え同然の状態となってしまっていた。
しかも、飛沫が何滴かかかったらしく、最後の砦たる布地にも小さな穴が数ヶ所できている始末。
そんな扇情的な後ろ姿を見せる美少女怪盗に男たちの視線が集まるのは当然の帰結で。

385怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/22(金) 14:50:05.42ID:SWkZBhkT
「あ、ああッ! ―――いやッ!」
ひんやりとした感触に、自分が今どんな格好を晒しているかを察した美音は慌てて両手を背後に回す。
しかし、それによって今度は前面がノーガードになってしまうのは自明の理だった。
「今だ、撃て!」
この時を待っていた軽薄黒服の号令による一斉の射撃。
十を軽く超える水の線が宙を走り、棒立ちの獲物少女へと迫っていく。
動揺から思わず身を硬くしてしまったアクアメロディにそれをかわすことは不可能だった。
―――ビチャッ! ビチャビチャッ!
つい先程の焼き直しのように、発育著しい起伏を見せる身体の前面に多くの着弾音が発生した。
胸元を手始めに、肩、お腹、腰、足と各所を覆う布地が水を吸っていく。
それだけに飽き足らず、仕上げとばかりに狙われたのは怪盗少女の素顔を隠す仮面だった。
「―――ッ! ダメぇっ!!」
ビチョッ!
咄嗟に頭を下げることによって前髪で水弾を防ぐことで仮面を守ることに成功した美音は
ホッと安堵の息をつくが、背面同様に被弾した箇所が溶け始めるとドキリと心臓が跳ねてしまう。
「あ、ああ……」
スラリと伸びた二本の美脚を包むニーソックスは虫食い状態となり、膝やふくらはぎの大半が露わに。
ミニスカートは後ろ同様ボロボロに溶けて、残すは下着一枚だけとなった股間が衆目に晒され。
被弾箇所の多い上半身は胸から下がほぼ全て外気に触れ、可愛いおへそもよく見えている。
そして、一番被害が大きかったのは胸元だった。
狩りが始まる前の時点で青広の不意打ちによって穴が開いているところへの直撃ゆえに
ブラジャーまでもが大きく破損してしまい、ボリュームたっぷりの乳肉は既に三分の二ほどが姿を現し
カップ部分の穴からは薄紅色の乳輪が、更にはその奥の突起が今にも零れてしまいそうだった。
「ケケケ、いい格好になったじゃねえか」
「いっ、いやあぁっ!」
大勢の男の前でセミヌード同然の姿にされてしまったことで羞恥心が限界に達した美音はたまらず
両膝をピッタリとくっつけ、両腕を胸元で交差させながらその場にしゃがみこんでしまう。
ムニュンッ、と押しつぶされたバストが存在を強調されるがそれを気にする暇はない。
そして、聞こえるはずのない声が背後から届いたのはその時だった。
「クハハ……まんまと引っかかってくれたようだね、アクアメロディ」

386怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/22(金) 14:56:49.05ID:SWkZBhkT
バリッ! バキバキバリッ!!
破砕音に愉悦混じりの声を乗せつつ、壁をいとも簡単に壊しながら屋敷の主である青広豪水が
姿を現すのを背中越しに見た瞬間、怪盗少女は全てを悟らざるを得なかった。
アイズは嘘の情報を寄越したわけではない。
ただ、自分に屋敷の見取り図を渡したという情報をも敵に渡していただけ。
自分を嵌めるために設置された偽物の壁、これこそが見落としていた違和感だったのだ。
(視野が狭くなっていた。服のことまで知られていた時点で予測しておくべきだったのに……!)
一度痛い目にあっているというのに、それを活かせなかった自分を叱責する美音だったが
その高い代償は既にコスチュームの半分以上を溶かされるという形で支払わされてしまっている。
しかも、その上で前後を多人数で挟み撃ちにされているとなれば流石にもう余裕などない。
「どうやら、情報の大切さが文字通り身に染みたようだね?」
(いけない……こ、このままじゃ……でも、どうすれば……)
なんとか苦境を打開しようと思考を巡らせるが、上手く考えが纏まらず焦りは募るばかり。
積み重なった羞恥心という名の鎖が、異性に見せてはならない半裸姿を衆目に晒したことを切欠に
美音が怪盗アクアメロディであろうとする意識をいよいよ侵食しはじめてしまったのだ。
(もしも今、襲い掛かられたら、私……っ!?)
悪い想像ばかりが膨らむことで恐怖が心の芯から活力を奪い、丸めた身体を更に縮こまらせていく。
だが、すんでのところで怪盗少女の思考は現実に引き戻された。
またしても絶好の機会で敵が手を止めるというありえない事態に気付いたからだ。
今追撃の斉射を受ければ残りの衣服も溶け、自分は文字通り一糸纏わぬ姿にされてしまうだろう。
そうでなくても、しゃがみこんでいる状態では直接的な捕縛を避けることすら難しい。
罠を張っていた先程とは状況が違う。みすみす好機を見逃す理由など―――
(ううん、敵がこれをあくまで狩りと考えているのなら)
狩りというのは当たり前だが、狙った獲物を仕留めることが目的である。
急所を一撃で貫けるのならばそれにこしたことはないが、確実性を考えれば獲物は弱らせるべきだ。
そう考えれば、今の状況は納得できるかもしれないが、重要なのはそこではない。
彼らは、弱らせるという行為自体を目的とし、楽しんでいるのだ。
目障りな敵にしてシティのアイドルである美少女怪盗を段階を踏んで無力に追い込みつつも
一思いにトドメをささないことでじわじわと嬲り、歪んだ加虐心を満たそうというのだろう。
そして、美音のこの考察はほぼ正鵠を射ていた。
(けれど、それならまだこの場を切り抜けるチャンスは残っているはず……!)

387怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2017/12/22(金) 15:02:08.34ID:SWkZBhkT
相手が時間をかければかけるほど隙は生まれやすくなる。
何よりも、落ち着きを取り戻して打開策を練るためには時間が必要だ。
見られたくない艶姿を視姦され続けるのは耐え難いが、背に腹は代えられない。
それでも、もう少しでいいからと肌面積を減らそうと身体を縮こまらせる美音の健気な抵抗は
しかし彼女の弱みを握る青広豪水に見逃されるはずがなかった。
「クハハ、攻撃が止まって一安心かね? だが、そうはいかないよ」
怪盗少女の心情を見透かしたかのような態度の初老の男には、もはや初対面の時の上品さはない。
そこには、極上の獲物を弄ばんとする下劣な本性がハッキリと姿を現していた。
「自分が見たいのは本当の君なんだよ。さあ、見せておくれ、その仮面の下の素顔を!」
ピッ!
いつの間にか屋敷の主の手に握られていたリモコンのスイッチが押されるのと同時に
美音の頭上の天井の一部が割れ、無数の小さな穴が空いている半円形の物体がせり出してくる。
それは人に危害を加えるものではなく、むしろ、本来ならば人の危機を救うための装置だ。
だが、この屋敷の中でただ一人、それが天敵となる少女は顔を青褪めさせるしかなく。
「これって……!?」
「お察しの通り、スプリンクラーだ。時間はあくまで有限なのだよ、アクアメロディ」
サァァ……
怪盗少女を中心に、半径五メートルほどの範囲に霧雨が降り始める。
それを見て、このままこの場に留まるのはまずいと判断し、美音は腰を浮かせかけるも
ちょうど境界線に当たる部分には黒服が水鉄砲を構えて待ち構えており、一歩も動けない。
「安心したまえ。見ての通り水は少量ずつしか降らないのでそこまで焦る必要はない。
 だが、すぐに丸裸になることはないにしても、悠長にしている暇がなくなったのも事実だな」
「うぅ……!」
さあ、どうする? と言わんばかりの声に、しかしアクアメロディは返答できなかった。
明確なタイムリミットを突き付けられたことで、再び大きく感情が乱されてしまったのである。
(ああ……! なんとかしないと、このままじゃ大変なことに……!)
ぶり返した焦りに思考が支配される中、名案は浮かばず刻々と時間は過ぎるばかり。
そしてそれは、頭上から降りてきた水分が少女の身体全体に纏われていくということに他ならず。
今、怪盗アクアメロディを象徴するコスチュームは崩壊の危機を迎えようとしていた。

388AM2017/12/22(金) 15:05:14.58ID:SWkZBhkT
以上で投下終了となります。
あれ、当初の予定ではアクション要素満載になるはずたったのに…?
大立ち回りの中、偶然の一弾からおっぱいポロリしてしまい羞恥から徐々に動きが鈍り
どんどん被弾して肌が露出するも、動きを止めるわけにもいかず半裸で苦闘。
……という感じの流れになるはずだったのですが、話の繋がりを考えて現行の形に変更。
ボツ案はいずれIFルートとして書いてみたいですね。

389名無しさん@ピンキー2017/12/22(金) 15:14:13.48ID:LmjGkFtV
お疲れ様です!
アクアメロディを怪盗ではなく、性の対象としか見ていない男達の前で、ついに半裸を晒し恥辱を味わうアクアメロディはもちろん、
その眼福たる光景に喜ぶ男達の興奮も相まって、とてもエロく最高のシチュエーションでした!!
やっぱり、強気でいた彼女が男達の思惑にハマり弱気になる姿がとても興奮しますね!
しかも、状況はますます悪化してくようで、現時点でもうボロボロとなっている服がどうなってしまうか、アクアメロディが更なる恥辱を味わうことに期待して、IFルートともども年明けを楽しみに待ちきれず待ってます!
今年最後にとてもいいものが見れました、ありがとうございます!

390名無しさん@ピンキー2017/12/22(金) 18:35:15.67ID:NrIoWmi3
>>388
お疲れ様でした。
こんな生殺しの状態で年を越せとは酷すぎますwww
次回も楽しみにしています!

391名無しさん@ピンキー2017/12/28(木) 18:46:58.55ID:iF+gfgTw
ないと分かってても、ついつい更新確認してしまう

392名無しさん@ピンキー2017/12/28(木) 20:02:09.77ID:EP2JhEgU
同じくw

393AM2018/01/04(木) 09:32:28.35ID:JUJHRim9
あけましておめでとうございます。昼過ぎくらいから投下開始します。
作品は「怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー 第十六話」となります。

394名無しさん@ピンキー2018/01/04(木) 10:11:10.74ID:8xbuHvoV
今年もよろしくお願いします。
この板の看板のAMさんが一番乗り!
楽しみにしています。

395名無しさん@ピンキー2018/01/04(木) 11:16:02.27ID:xuz7Tn8q
お待ちしておりました!
新年初投稿、楽しみにして待っております!

396怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2018/01/04(木) 12:29:18.01ID:JUJHRim9
「オラオラ、さっきまでの威勢はどうしたんだよアクアメロディちゃんよォ!」
「そうだそうだ、いつもあんなエロい格好してたんだ。今更裸の一つや二つ大差ねーだろ!」
「その邪魔な手をどけてデカチチを見せろ! 向こうの奴らにはケツ見せてるくせに!」
好き勝手に囃し立ててくる男たちに、しかし美音は唇を噛んで沈黙を保つことしかできなかった。
怪盗衣装や下着の溶解は時間の経過と共に進行し、もはや布が無事に残っている部分のほうが少ない。
肩から背中へのラインは完全に素肌が露出し、両側面と首元のあたりがなんとか繋がっているだけ。
背面に残った唯一の着衣であるブラ紐も、今にも千切れそうで危ういことこの上なく。
パンツに空いた雨粒ほどだった穴も今ではもう十円玉ほどに成長し、双丘や尻割れを覗かせている。
身体の前面は必死のガードによって被害の進行は抑えられているが、それでも霧水を防ぐには足らず
四肢全てを防御に回していなければ、とっくに見られてはならない場所を暴かれていただろう。
(く、悔しい……っ、こんな人たちに、私の……!)
未だ男を知らぬ穢れなき肌が、裸同然の状態で見ず知らずの大勢の男に注視されている。
過去にも何度か恥姿を晒すことはあったが、ここまでの人数に一斉に、となると流石に記憶にない。
言葉にできない屈辱を怒りに変え、気力を奮い立たせるアクアメロディは、しかしその実
少しでも気を抜けば顔を出そうとする羞恥心と弱気の虫を抑え付けるのに懸命だった。
そうしなければ、間違いなく水無月美音という一人の女の子の心が耐えられなかったから。
(どうすれば……あ、ああッ! えっ、う、嘘っ!?)
だが、迫りくる全裸公開の危機は、少女の虚勢という心の鎧を剥ぎ取らんと更なる牙を剥く。
身体の各所で感じているひんやりとした感覚。それが目元にも発生しはじめ、美音の背筋を凍らせる。
唯一水弾による被害を免れていたアイマスクに、遂に水分が染み込んできたのだ。
(いけないっ、このままだと私の素顔まで……!)
溶解の速度は他の部分と比べてかなり遅いが、かといって猶予はほとんどない。
いかに美音がアクアメロディたらんと頑張っても、物理的に正体を暴かれてしまってはアウトだ。
素顔が判別できるほどには崩壊は進行してはいないが、仮面は元々薄く面積も大きくはない。
手遅れになる前にできればもっと身を縮めて顔を隠したいが、それをすると視界が塞がってしまう。
状況的にないとは思うが、もし敵が自分の確保へと動いてきたら終わりだ。
(こうなったら、リスクは高いけれどあそこから―――!?)
実のところ、ひとつだけこの場から脱出する方法の案はある。
だが、それは成功率が高くなく、敵陣を強行突破するよりかはマシという程度のものだ。
しかしここに至っては迷っている暇はない。
逃亡の成否を賭けた博打を決意した怪盗少女は実行のタイミングを見計らうべく敵の様子を見やり
そして、青広豪水と目が合った瞬間、ギクリと身を竦ませた。

397怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2018/01/04(木) 12:36:05.73ID:JUJHRim9
敵の首魁たる老人は笑っていた。だがそれは慢心からのものではない。
未だ獲物に力が残っていることを理解し、油断なく逃げ道や反撃の機を潰さんとする冷静さがある。
まるですべてが見透かすようなその目は少女の落ち着きをあっさりと奪い、不安を与えた。
そして、その危惧は次の台詞によって最悪な形で当たることとなる。
「ああ、そこの窓から逃げるのはオススメしないよ」
「―――なっ」
なんでそれを!?
そう口に出しかけ、それでもかろうじて言葉を飲み込んだ美音の努力は無駄だった。
動揺明らかなその反応で己の推測が的を射ていたことを確信した豪水は得意げに笑みを浮かべる。
「簡単な消去法だ。前後が駄目なら後は横しかないのは自明の理だろう?」
「な、成程。しかし窓ならばここに来るまでにも多くあったはずですが……?」
「リスクが高いからだよ。こちらが待ち構えていた以上、地上には罠があると考えるのが自然。
 時間があるならともかく、急いでいる状況では罠を見つけて解除している暇はない。
 となると道は空中にしかないが、ここは二階。グライダーでは高さも助走路も足りないな」
「しかし確かアクアメロディの逃走手段の中にはバルーンなどもあったはずでは」
「だが、バルーンでは速度も高度も出ない。撃墜される可能性の高さを考えると難しい。
 何せ障害物の多い都市部と違い、ここの敷地は見晴らしがよいからね。追跡は容易だ」
隣の黒服の疑問に答えるという形にはなっているが、老人の言はアクアメロディに向いている。
理路整然としたその推測には説得力があり、そしてそれは一部の隙も無く正解だった。
しかし今更予定を変更することなど追い詰められた怪盗少女にできるはずもなく。
(読まれていた……それでも!)
「それでも自分のほうが窓に近い以上、こちらは逃亡を止められない、かね?
 なら止めはしないが……その前に外を見てみたまえ。面白いものが見えるはずだよ」
クイ、と顎で窓の外を示す屋敷の主につられ視線を横に向ける美音。
カーテンの隙間から覗く、晴天の空が広がっているはずのそこには目を疑う光景が広がっていた。
「……え」
水分でふやけて今にも溶け落ちそうな仮面の下の瞳が捉えたのは、どしゃぶりの雨。
出発前は雲ひとつない快晴、天気予報も一日中快晴と述べていたのにこれは一体どういうことなのか。
それに、おかしいといえばもうひとつ。雨が降っているのに外はやたらと明るい。
(天気雨? 違う、これは―――まさか!?)

398怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2018/01/04(木) 12:40:57.75ID:JUJHRim9
その可能性に思い至った美音は再び目を青広豪水へと向ける。
はたして、老人はまたしても自分の思い通りに事が進んだことに満足する愉悦の表情を浮かべていた。
「察したようだね、この雨は人為的なものだ。屋上の貯水庫から全方位に水を噴出させている」
「そんな……」
「驚くことはない、当然のことだろう? 予め情報を得ていたならば。
 さて、どうする? この水の壁をそんな有様で無事に乗り越える手段はあるのかね?」
あるはずがない。この水量の中に身を置けばものの数秒で生まれたままの姿を晒す痴女の出来上がりだ。
勿論、仮面やリボンも完全に溶け落ちる以上、素顔が露わになることも避けられず
しかもバルーンでの脱出だと両手が塞がるため、逃走中は裸体も素顔も一切隠すことはできない。
(……駄目、窓からの脱出は……できない)
青褪めた顔で、唯一の希望と思われた脱出路の消滅を自覚するアクアメロディ。
もはや手立てはなかった。残る手段と言えば前か後ろの敵中を強行突破するくらいだが
衣装が半壊し、全裸一歩手前という恥ずかしい格好のまま普段通りの動きができるとは思えない。
相手は多数、しかも素人ではない以上、動作に鈍さが出るのは致命的な要素だ。
「グヘヘ、もうすぐあの巨乳ちゃんを思う存分に揉めるぜ」
「オレはあのムチムチの尻に顔をうずめてえな! きっと最高の弾力に違えねえ」
「オイオイ、何を差し置いても大事なのはアソコの具合だろうが」
一方、気分を沈ませる怪盗少女へ熱気を帯びた視線とヤジを飛ばすのは黒服たちだった。
ある者は両の細腕ではまるで隠しきれていない、たわわに実ったバストを凝視し。
またある者はぷりんっと斜め下に突き出されている瑞々しさに溢れたヒップを舐め回すように見て。
そして、リーダー格の軽薄男は堅固な両膝ガードの奥に潜む乙女の聖域を想像する。
それぞれがアクアメロディの肢体を思うがままに蹂躙する近い未来を妄想し、涎を垂らしていた。
(いやっ……!)
あまりにも直接的でわかりやすい男の欲望をぶつけられた美音はリアルに身の危険を感じてしまう。
水に濡れた身体が恐怖に震えるが、獲物少女のそんな反応は男たちに一層の興奮を与える。
渦巻く熱気の中、一人冷静さを保つ屋敷の主が彼らをたしなめるように口を開いた。
「こらこら、まだ確保が終わっているわけでもないのに油断をするものじゃないぞ」
「も、申し訳ございません! しかし、もうどう考えても……」
「それくらいはわかっておる、勿論彼女もな。だが見てみよ、あの目を。
 あれは、それでもあきらめなければ万分の一のチャンスでも掴めると信じている目だ。
 流石はシティに名を馳せている怪盗よ。こちらとしても狩り甲斐があるというものだ」

399怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2018/01/04(木) 12:47:23.40ID:JUJHRim9
未だ活路を探し求める怪盗少女を褒めたたえつつも「だが」と老人は付け加える。
「如何な怪盗アクアメロディとて、ここに至っては心が折れる寸前ではあるようだ。
 その証拠に、身体の怯えが隠せておらんし、瞳の奥も不安に揺れている。
 本心では裸を見られる恥辱で泣き叫びたいのだろうに、まったく健気なことだ」
「―――ち、違うッ!」
豪水の見透かしたような言葉に、美音は咄嗟に反論する。
しかし、その切羽詰まった声音は指摘を肯定しているも同然だった。
勿論、下衆な性根を持つ黒服たちがそれを見逃すはずがない。
「いいんだぜ、泣いてイヤンイヤン叫んでもよ!」
「どうせ俺らだけしか見てないんだし、第一そっちのほうが興奮するしな!」
「まあ身体だけは立派に育っている美少女怪盗といえども所詮は小娘だ、仕方ねえよ!」
煽るような言葉の暴力に悔し涙が零れそうになるが、それを懸命に堪える。
ここまで裸に近くなってしまっては、初心な少女には「見るなら見ろ!」と開き直ることもできない。
迂闊な身動きができない今、相手の望む反応をしないことだけが唯一の抵抗だった。
(青広豪水、どこまでも私を嬲るつもりなのね……!)
暴力は極力禁止という言は本心のものだろう。だが、それが甘さとイコールなわけではない。
彼はただ、肉体を傷つけることで獲物少女の美貌が損なわれることをよしとしていないだけ。
逆を言えば、今行われているような精神的な攻撃には一切の容赦がないということだ。
ゆえに狙いは明白。彼はアクアメロディの心も身体も屈服させ、完膚なき敗北を突き付けたい。
衆人環視の中で裸を暴き、素顔を晒させ、全ての希望を摘み取って絶望へと追い込みたいのである。
だから、こうして薄皮を一枚ずつ剥ぐような手間をかけ、怪盗アクアメロディという偽りの姿を
一人の少女である水無月美音へと強制的に戻すことで否定し、嘲ろうとしているのだ。
(も、もし、そうなってしまったら……)
きっと自分は耐えられず、仮にこの場を凌げてももう立ち上がることはできなくなるだろう。
ただ女の子としての水無月美音の弱さは誰よりも自分が知っているのだから。
しかし、だからこそなんとしてでも敵の目論見を達成させるわけにはいかなかった。
だが、溶けていくコスチューム同様、一度崩壊を始めた心は容易に元に戻るはずもない。
そもそも、心が持ちこたえたところで、正体がバレてしまえば結果は同じ。
そして、確実に迫りくる敗北の足音を振り払えないまま、遂に終幕へのカウントダウンが始まる。
溶解の進んでいた仮面の下から、いよいよ素顔が見え始めてきてしまったのだ。
(ああ……ッ! もう、ダメなの……?)

400AM2018/01/04(木) 12:49:54.88ID:JUJHRim9
例によって規制の都合上、あとの四レスは二十四時間後以降に投下します

401名無しさん@ピンキー2018/01/04(木) 12:59:41.32ID:xuz7Tn8q
お疲れ様です!
やはり下衆みたいな男達から直接的な欲望をぶつけられ
それでも抵抗出来ず男の望む姿を晒し続けるしかなく、悔しさと羞恥と怯えに染まるアクアメロディには興奮します!
明日を楽しみに待っています!

402怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2018/01/05(金) 15:28:42.28ID:E2d/AQV2
完全に追い詰められた怪盗少女は絶望に目を伏せる。
こうなってしまっては、もはやできることと言えば矜持を見せるための特攻くらいだろうか。
けれども、勝算のない無謀は見苦しい悪あがきでしかない。
ならばいっそのこと、ここで全てを曝け出して楽になってしまうのが―――
(―――ッ!! そんなこと、できるわけがない!)
絶望が全身に回る寸前、少女を現実へと引き戻したのは亡き両親への想いと使命感だった。
ここで自分が倒れたら、誰がエレメントジュエルの脅威から人々を守るのか。
現所有者であるアイズは明らかに悪性の人間。少なくとも彼をどうにかするまでは終われない。
確かに現状は一見すれば絶体絶命の危機といえる。
だが、どんな危機も諦めずに乗り越えるのが怪盗アクアメロディという存在だ。
そして、未だその仮初の姿は、自分の変身は解けてはいない。
(考えるのよ、何か、何か手があるはず……!)
タイムリミットはすぐそこだが、ギリギリまで足掻く。
それで駄目だったら、なんてもう考えない。
「―――思うに、君がここからとりえる選択肢は四つほどある」
その時、声をあげたのはアクアメロディの生気の復活を察知した青広豪水だった。
何のつもりかと視線を集める周囲にかまわず、彼は人差し指を立てて言葉を続ける。
「一つ目はこのまま時間切れをとなり、大人しく我々に捕まることだ。
 これが一番双方にとって最も楽であるし、個人的にはこれを選んでほしい。
 何、部下たちは皆女性の扱いに慣れている。最初は恥ずかしいし、痛いこともあるかもしれないが
 すぐに初心な生娘である君を淫乱な娼婦に変身させてくれるだろう」
二本目の中指が立てられる。
「二つ目は我々の包囲を強引に突破する。選択肢の中では一応最も逃亡成功の可能性が高くはあるな。
 ただし……その裸同然の恥ずかしい格好で暴れることができるなら、だが」
「俺たちとしては目の保養になるし、大歓迎だけどな!」
黒服たちが囃し立てる中、三本目の薬指が立てられる。
「三つ目はその窓から飛んで逃げる。だがこれは先の説明通り成功率が低い。
 第一、水の壁の突破が必須である以上全裸になることは避けられないのは確実だ。
 奇跡的にこちらの追撃を振り切れたとしても、敷地の外には大勢のマスコミが待機している。
 アクアメロディの全裸に加えて謎に包まれていた素顔。大スクープを提供するかね?」

403怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2018/01/05(金) 15:31:57.93ID:E2d/AQV2
マスコミという単語に美音が撮間のことを反射的に思い浮かべる中、最後となる小指が立てられた。
「四つ目は上ではなく下。窓から地面へ飛び下りるという逃走経路だな。
 だが、ここで君の為に明言しておくが、地面には多数の罠が仕掛けてある。
 先程述べた通り、この急場で悠長に発見と解除をしている暇はないだろうね……」
老人の語る選択肢は、言われるまでもなく美音の考えの中にもあった。
どれもが事実上敗北の道へと繋がっていることも、そしてそれ以外の選択肢がないことも。
しかしそれをわざわざ青広豪水が口にしたのは、自分に現実を突きつけるためだ。
どうあがこうともお前に逃げ場はない、こちらの手のひらの上の存在でしかないのだと。
それでも、今の怪盗少女には一縷の望みに賭けるくらいしか打つ手はなく。
(読まれている……それでも、やっぱり強行突破しか……ッ!?)
改めて四つの選択肢を見直した瞬間、アクアメロディの脳裏に閃きという名の電流が走った。
続け様に浮かぶのは、アイズから得た見取り図の情報。
(確か、あの見取り図通りなら現在位置は……!)
高速で巡る思考。そして次の刹那、美音の中には五つ目の選択肢が生まれていた。
恐らく成功率は高くないが、今まで提示されていた選択肢よりは遥かにマシ。
問題があるとすれば、アイズを信じることができるかどうか。この一点だった。
(……結局、彼は嘘をついていなかった。なら)
腹は決まった。しかしそれを敵に悟られるわけにはいかない。
思いついた手はひとつでもミスがあったら、少しでも疑念を抱かれれば終わりという代物。
顔色からそれを読まれたくない怪盗少女は前髪で目元を隠すようにして顔を俯ける。
仮面が溶けかけているがゆえに、その行動は自然なものとして相手には映るはず。
はたしてその目論見は当たり、用心深さを誇っていた屋敷の主は遂に騙される側となった。
「クハハッ、ガックリしたかね? それとも、そこまでして素顔を見られたくないのかな?
 見苦しいとは言うまい。ますます後の楽しみが大きくなったというものだよ」
「アクアメロディの素顔か。美人系か、可愛い系か、どっちだと思う?」
「オイオイ、ブスだったらどうすんだよ? まあ、見た限りそれはないだろうけど」
「最悪の場合でも頭に袋被せればいいだろ、スケベボディなのは間違いないんだし」
雇い主に追従し、黒服たちは各々が思うアクアメロディの正体を語り合う。
もはや彼らはここからの逆転はありえないと高を括っていた。
そしてそれは本来ならば間違いではなかった。そう、相手が彼女以外ではなかったのならば……

404怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2018/01/05(金) 15:36:10.18ID:E2d/AQV2
ボゥンッ!!
男たちの前に全てが晒されようとしていた美少女怪盗の姿が多量の煙に覆われたのは次の瞬間だった。
「な、なんだぁっ!?」
「アクアメロディの仕業か!? クソ、奴の姿が見えねえ!」
「オイ、マズイぞ! この煙に紛れて逃げられるんじゃ……」
「―――馬鹿どもが、静まらんか!!」
油断の隙を突かれた不意の出来事に慌てる黒服たちに一喝が響き渡る。
思わずビクッと硬直する部下たちに向け、怒声をあげた張本人である老人は溜息をついた。
「見たまえ、煙幕はこちらまで届いておらん。ならば隊列さえ崩さなければ問題はない」
「し、しかし窓から逃げられてしまうのでは?」
「先の説明を聞いていなかったのか? 上下のいずれを逃走経路に選んでも詰みだ。
 彼女の狙いは今のように混乱を起こし、前後の包囲網のどちらかを強行突破することなのだよ」
「な、成程! おい、向こう側の奴らも聞いたな!? 迂闊に動くんじゃねえぞ!」
「それでいい。何、少し経てば視界は晴れる。その頃にはアクアメロディも全裸だよ」
部下たちを落ち着かせた屋敷の主は穴を未然に塞げたことに安堵しつつ、口元を釣り上げる。
煙玉で視界を封じてくるというのは自分にとっては十分に想定内だった。
確率自体は極低であろうとも、四つの選択肢の中では強行突破が最も成功の可能性が高いのは事実。
ならば、少しでも成功率を上げるためにアクアメロディが手を打ってくるのは必然なわけで。
(いいぞ……足掻きが多ければ多いほど、その後の絶望は濃くなるというものだ)
今頃煙幕の中で怪盗少女は最後の策が破られたことにショックを受けていることだろう。
先程取り戻しかけていた生気を失い、呆然と立ち竦んでいる姿が目に浮かぶようだ。
(捕まえた後は、まずは「風呂」に入れてあげるとしよう……)
ここで言う風呂とは湯を張った一般的なもののことではない。
屋敷内の隠し部屋に存在する、とある生物が大量に蠢いている水槽のことを指している。
その生物とは、今の青広豪水を築き上げる礎となった魚―――すなわち、鰻。
鰻が密集した水槽の中に裸の女を投げ入れる。
すると、その女は身体中をぬめった感触の鰻に這い回られることになるのだ。
当然女のほうも恥ずかしさと嫌悪感から抵抗を見せるが結局は多勢に無勢。
最終的にはせめてとばかりに局部を守ろうとするが、狭いところを好むのが鰻の性質である。
僅かな隙間に潜り込もうとする彼らの猛攻に負け、敏感な場所を刺激されて遂には悶え狂ってしまう。
その過程を見物するのが老人にとっての一番の楽しみであった。

405怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2018/01/05(金) 15:39:38.90ID:E2d/AQV2
(さて、アクアメロディは何分持つのかな……?)
この鰻風呂に入れられれば、どんな生意気な態度を見せていた女でも数十分以内には必ず従順になる。
ここまでの絶体絶命の危地にあってもなお、ギリギリのところで折れずいる少女が屈服する瞬間。
その時を想像すると、それだけで老人の興奮は頂点に達してしまいそうになっていた。
しかし、それは当然のことながら大きな隙を作ることにも繋がっていて。
結局のところ、優位な状況に油断してしまったという意味では彼も黒服たちと同じだったのだ。
ただ、慎重さゆえにそうなる瞬間が一番遅かったというだけで。
―――ヒュンッ
刹那、空気を切り裂く音と共に、煙幕の中からピンポン玉ほどの大きさの鉄球が飛び出した。
言うまでもなく発砲者はアクアメロディであり、その一弾は狙い通りに着弾する。
そう、勝利を確信したがゆえに注意力が散漫になっていた青広豪水の鼻面に。
「ギャッ!!?」
「あ、青広様!?」
高速で飛来した鉄球の直撃とあって、老人はもんどりうってひっくり返るしかなかった。
数秒遅れて何が起きたかを把握した黒服たちの表情が青褪めたものへと変化し
最上位者への被弾を許すというまさかの失態にその場にいた者全員が身体を硬直させる。
だが、彼らの混乱は更に拡大してしまうこととなる。
次の瞬間、ガラスが割れる「ガシャン!」という音が煙幕の中から聞こえてきたのだ。
「お、おい、今の音って!」
「アクアメロディだ! 窓から逃げ出したんだ!」
「煙が晴れてきたぞ……あっ、見ろ! あれを!」
一人の黒服が指差した先にあったのは、水壁を抜けて小型の気球で空を飛ぶ美少女怪盗の姿。
後ろ姿な上、雨のせいでハッキリとは見えないが、空を行くアクアメロディの全身は肌色だった。
予測通り、大量の水によってかろうじて残っていた衣装までもが溶け落ちてしまったのだろう。
「まさか素っ裸になってまで窓から逃げるとは……!」
「追え! 速度は大したことがない。すぐに追いつけるはずだ!」
「敷地の外にはマスコミがいる! 奴らに手柄を渡したら大恥だぞ!」
「おお! アクアメロディのオールヌードと正体、なんとしても俺たちが先に!」
「青広様は……駄目だ。完全に気絶している。おい、誰かメイドに介抱を命じておけ!」
失態を取り戻そうと焦る黒服たちはリーダー格の軽薄男の先導で全員が屋敷の外へと向かう。
この時、青広豪水が指示できる状態であるならば半分は待機を命じられていたに違いない。
もしそうなっていれば、残った彼らが気が付けた可能性もあった。
―――窓のすぐ下の池に大きな波紋ができていたことに。

406AM2018/01/05(金) 15:43:59.09ID:E2d/AQV2
以上で投下終了となりますが、今年もよろしくお願いいたします。
正直、美音をピンチに追い込みすぎてどう打開させるかに苦労しました。
おかげで説明調な文が多くなって分量が増えてしまった罠。エロ要素も少ないし。
次回は今までの話の流れで展開は予想できると思われますが、池にはにゅるにゅるするアレが…
あと、次回以降からはしばらく不定期の投下になりそうです
生活リズムが大きく変化するので、慣れるまで時間がかかりそうなんですよね…

407名無しさん@ピンキー2018/01/05(金) 15:48:27.67ID:cXDVRcDt
お疲れ様です!
これまでよりも、全裸の状態であの生物に遭遇する次回以降の方が美音にとって大変そうで、とても楽しみです!
不定期になってしまうのが残念ですが、次からより一層エロいピンチに陥りそうな美音に興奮し心待ちにしながら、楽しみに待っています!

408名無しさん@ピンキー2018/01/05(金) 16:18:45.03ID:OlT7wOod
水音が無いのは着地して入ったのかな?このままバットも見てみたかったですが、突っ込んでつかまったり、青広が気絶しなかったりと。
他にもIFのアクションルートですか、部屋からの逃走からの分岐でしょうか?
偶然の一発もありですが、青広が何もしかけないのもおかしいので、全館氷点下近く、水鉄砲を冷水にしておくとかの小細工もありでは?
次回は全裸のウナギ風呂から、罠の中に全裸で飛び込むんですね。楽しみです。処女はとっておくとして、後ろは潜り込むのかな?

409名無しさん@ピンキー2018/01/05(金) 18:04:28.52ID:/QQdRMTj
鰻は食&触ともに大好物なのでむっさ楽しみです
今年もエロしくお願い申しあげます!

410名無しさん@ピンキー2018/01/05(金) 22:52:08.23ID:9ctgWCds
一週間の生きがいがなくなってしまった…。
色々大変そうですが、あまり無理なさらず
次回の投下までアクアメロディと同じく全裸待機しております

411AM2018/01/09(火) 10:09:32.44ID:8fO+cO/C
昼過ぎくらいから投下開始します。
作品は「怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー 第十七話」となります。
不定期になると言いながらむしろ早まってますが、たぶん今回限りです。
明日からの新生活スタート前にキリのいいところまで進めたかったので…
注意:作中に登場する鰻はあくまで創作の鰻です。

412怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2018/01/09(火) 12:08:46.49ID:8fO+cO/C
「どっちへ飛んで行った!?」
「あっちだ、見ろ! まだ遠くには離れていないぞ!」
「やはりスピードも大したことはない、十分追いつけるはずだ!」
アクアメロディを狩るために屋敷内を駆け回っていた黒服たちが次々に外へと飛び出していく。
今、彼らの頭の中にあるのは空を逃げつつある獲物を捕まえること、その一点しかない。
雇い主を気絶させられた報復のため、手柄のため、美少女怪盗の魅力的な身体を好き勝手にするため。
突き動かされる理由こそ各自で異なりはするものの、目的はたったひとつ。
だが、その心理状態がつい先程まで彼らが獲物と見なしていた少女と同じ状態。
すなわち、視野狭窄に陥っている状態であるとは誰一人として自覚してはおらず。
それゆえに、数十メートル先の空中を進む人影が人間ではないこと。
そして、自分たちが本来追うべき対象の気配がすぐ近くにあることに気がつけなかった。
「俺たちがドンケツか!?」
「仕方ねえだろ、メイドに青広様の介抱を頼んでたんだから!」
「くそっ! これで捕り物に間に合わなかったら一生後悔するぞ俺!」
「いいから急げ、前の奴らに遅れるな!」
(……彼らが最後ね)
前方の集団に少し遅れて扉から飛び出した二人の黒服が愚痴を零しながら駆け去っていく後ろ姿を
屋敷の南側に隣接する形でひっそりと存在している池の中から注意深く見つめる人影がひとつ。
それは、黒服たちの主観では空を逃亡中のはずのアクアメロディ、その人のものだった。
「どうやら、賭けには勝ったみたいね……」
水面から無造作に生い茂る水草の間から頭だけをひょこっと出した状態で呟く美音。
全てが狙い通りに進んだことに深い安堵の息を吐きながら、ここに至るまでの数十秒を思い返す。
まず、煙幕を発生させたのは混乱を起こすためではなく、純粋に姿を隠すためだった。
敵の視界に映らない中、煙が消えるまでの短い時間で溶けかけのコスチュームを全て脱ぎ
それを怪盗ツールのひとつ、スイッチを押すだけで瞬時に膨らむダミー人形に着せ替えることで
偽のアクアメロディを作り出し、バルーンを取り付けたそれを窓から空中へ押し出す。
一方自分は特製銃で青広豪水を撃ち、その後すぐにダミー人形を追うように窓の外へとダイブ。
落下中に窓へと二発目の銃弾を発射し、ガラスの割れる音で着水の音を誤魔化したのである。
こうして順序立てると全て予定通りに見えるが、実際のところ、この策には穴が多かった。
煙が晴れるまでに下準備が完了すること、混乱した黒服が一人でも煙幕に突入してこないこと。
指揮者である青広を一撃で気絶させること、残った黒服たちの中に違和感を覚える者がいないこと。
外に見張りがいないこと、池の中に警報系の罠がないこと。
この中の一つでも条件が満たされていなければ、今頃自分は間違いなく虜囚の身だっただろう。
正直、かなり分の悪い賭けではあったがゆえに、勝ちを拾えたのは僥倖だった。

413怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2018/01/09(火) 12:15:35.41ID:8fO+cO/C
そもそも、前提条件として窓の下が池でなかったらこの策は成立しない。
そういう意味では幸運と、正確な見取り図を提供してくれたアイズに感謝するべきなのだろうが
元を正せば自分の不覚と彼の強要が原因なので素直にそうすることはできなかった。
(黒服たちは皆ダミーを追っていったようだし、あとは……)
この後の脱出プランは簡単である。侵入時に使った地下水路を使えばいいのだ。
まさか敵も空から脱出した怪盗が屋敷に舞い戻ってくるとは思うまい。
侵入に使われた場所なので見張りが残っている可能性はあるが、大した人数は残っていないはず。
黒服の追跡組が自分たちが騙されたと悟り、引き返してくるまでにはまだ猶予はあるだろうし
地下水路に辿り着いてさえしまえば内部は入り組んでいるので追っ手を撒くのも容易だ。
(それに、屋敷の中にはメイドさんがいるはずだから服も借りられるはず)
絶体絶命の危地を脱した美音はすっかりアクアメロディとしての自信を取り戻していたが
水面の下に漂う自身の発育豊かなヌードが目に入ると、安堵感もあってか羞恥心がぶり返し始める。
あの時は切羽詰まっていたため半ば無我夢中だったが、今思い返せば姿を隠した煙幕の中とはいえ
前後を男の集団に囲まれたど真ん中で衣装も仮面も脱ぎ捨てて裸になるという行動をとってしまった。
直接見られてはいなかったとはいえ、恥じらいを持つ乙女にはダメージが大きすぎる。
過ぎたことを悔やんでも仕方がないのは承知だが、それでも割り切れないのが処女の感情だった。
(私、あんな……男の人たちの前で……ううッ!)
ゆらゆらと揺れる水面の下で、一糸纏わぬ瑞々しい肢体がぷるぷると羞恥に震える。
否、一糸纏わぬというのは少々語弊があった。
コスチュームは勿論、仮面もリボンも跡形もなく溶解しきってはいたが、残っている装備もある。
ウエストポーチとそれを留めるための腰のベルト。そして、手袋とブーツ。
この四点だけは、怪盗仕事の都合を考えて普段通りのものの使用が許可されており
水に濡れても無事にアクアメロディの着衣、というより装備として残っていたのである。
美音としては唯一の救いと言える状態ではあったが、それゆえに彼女は今の自分の格好が
なまじ完全な全裸であるよりもいやらしさを醸し出すものになっていることを自覚していなかった。
(っと、そろそろ動かないと……)
ひとしきり恥ずかしがった後、周囲の安全を確認した美音はゆっくりと岸へ向けて歩き出す。
幸いにも水深はそれほど深くはないため、足を底に着けても頭を出す余裕は十分にある。
水草が生い茂っているとはいえ、窓から誰かが池を見下ろしてくる可能性がある以上
あまり身体を出すことはできないし、早く動き過ぎて大きな音を立てるのも厳禁だ。
そろそろと、しかし確かな足取りで少し濁った水の中をグラマラスな裸体が進んでいく。
足元に忍び寄る、黒い影が複数存在していたことを知る由もなく。

414名無しさん@ピンキー2018/01/09(火) 12:16:10.84ID:ziqAZRnz
支援

415怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2018/01/09(火) 12:20:57.31ID:8fO+cO/C
(―――えっ?)
ふくらはぎをシュッと掠める感触に、美音は反射的に目を落とし
スッと足元から離れていく見覚えのあるその細いシルエットに嫌な予感を抱く。
そして次の刹那。
「ひゃあっ!?」
にゅるり。
得体のしれない感覚が弾力抜群のヒップの柔肌を滑り、怪盗少女は思わず悲鳴を上げる。
慌てて口を塞ぎ、誰かに聞かれなかったかと身を強張らせるが、幸いにも周囲に動きはない。
(よかった……でも、今のは一体……ッ!?)
内心でホッとしながらも、お尻に起きた異変を確認すべく水面を凝視した美音は
そこにいた「ソレ」に驚愕から目を見開き、そして思わず動かしていた足を止めた。
(なっ、なななな……っ!)
屋敷に隣接している池に青広豪水が罠を仕掛けていなかったのは二つの理由がある。
ひとつは仕掛ける必要性を元々感じていなかったからだ。
水に溶ける衣装を着ているアクアメロディが水の中にわざわざ飛び込むとは考えにくいし
生まれたままの姿で動きの鈍る水中にいる女一人をどうにかするなど簡単だ。
もうひとつは、池の中で飼われているある生物の存在に気をつかってのことだった。
養殖所で育てられながらも、発育不良や奇形ゆえに売り物にならず、しかし食用としては
まったく問題はないため、屋敷の人間が食べる分として放し飼いにされていたソレ。
もはやわざわざ明言するまでもないのだが―――鰻である。
(なっ……なんなのこの数はっ!?)
少女が混乱するのも無理はなかった。
今まで一体どこに隠れていたんだとばかりの鰻の群れにいつの間にか包囲されていたのだから。
一匹や二匹ならまだしも、数十、下手すれば三桁に届くであろう鰻がすぐ近くを泳いでいるのは
壮観を通り越して不気味さを感じることしかできない。というか軽いホラーである。
勿論、ごく普通の感性の持ち主である美音はその光景に恐怖を覚えることしかできない。
(ひっ……!)
着水の衝撃から避難していた鰻たちだったが、震動が静まれば大人しくしている理由はなかった。
ここは俺たちの庭だとばかりに好き勝手に泳ぎ始める。
それどころか、人間という異物に興味を示し、包囲網を縮め始めていく。

416怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2018/01/09(火) 12:26:46.74ID:8fO+cO/C
(こっ、来ないで……!)
ぶんぶんと水中で手を振って鰻たちの接近を拒絶するが、全く効果はなく。
そして遂に、抵抗虚しくアクアメロディの首から下の裸体は黒の渦に飲み込まれてしまった。
「やっ……ん!」
まず最初に攻撃(?)を受けたのは成長著しい乳房の中央に鎮座する谷間である。
鰻は狭い場所を好む。ゆえに見るからに深く、そして狭そうなそこは恰好の餌食だった。
美音は両腕をクロスさせてバストをガードするが、そのせいで余計に谷間が狭く深くなり
複数の鰻が我先にとそこに頭を突っ込み、次々ににゅるんにゅるんと潜り抜けていく。
「ちょっ……いや! あっ! んんっ!」
勿論受け身一方の少女もそうはさせじと更に頑張って両腕に力をこめ、隙間を縮めるが
乳肉の柔らかさがどうしても空間を作り出してしまうがゆえに細長生物の通過を防ぐことはできない。
更に悪いことに、腕と乳肌の接触面にまで頭を潜り込ませようとする個体もいる。
両腕で抱え込むような体勢であるため、ぐにゅんと大きく変形しているEカップ巨乳に
大小、形も様々な鰻が我も我もと殺到し、身を擦りつけていく。
「……あッ! そこは……ひんッ!?」
弱い場所を責められるくすぐったさに腕の力が思わず緩んでしまった一瞬。
その隙を逃さず腕の裏側に強引に身を滑り込ませた一匹の鰻が右胸の中央部に達し
そこでぽつんと実っていた桜色の蕾に口先を当ててしまった。
刹那、ピリッと電流にも似た鋭い感覚が背筋を走り、美音はおとがいを反らしてしまう。
「やだ……ッ、ちょっと、離れ……やん……ッ!」
ツンツン、ツツン。
滑らかな肌の中に唯一存在する突起が気になったのか、鰻はまるでドアへのノックのように
アクアメロディの乳首をついばみ続けていく。
そして、その絶妙な刺激の連続に、性感に不慣れな女体はたまらず反応してしまう。
(ああ……)
ムクムクと膨張を始めた敏感な乳頭を美音は呆然と見つめるしかない。
生理的な反応だとはわかっていても、リアルタイムでそこが硬くしこっていくのを自覚するのは
恥ずかしいことこの上ない。しかもその原因がまさかの人外生物なのだから猶更だ。

417名無しさん@ピンキー2018/01/09(火) 12:32:56.96ID:SjQeu7EU
支援です。

418怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2018/01/09(火) 12:34:35.45ID:8fO+cO/C
だが、コスチュームという守りを失っている今、胸ばかりに意識を割いてはいられない。
両腕を交差させているがゆえにギュッと締まっている両脇も鰻たちには見逃せない場所だ。
心地よい穴蔵を求め、細くぬるぬるした軟体がにゅるにゅると脇の間をくすぐっていく。
「やっ……そんな変な、とこっ……気持ち、悪いっ」
場所が場所だけに、今まで誰にも触られたことのなかった箇所への侵略。
その刺激は性感を覚えさせるものでこそなかったものの、ゾクゾクとした怖気を全身に走らせる。
健康的なくびれを見せる腰にも数多くの鰻が身を擦りつけるようにして続々と通過。
また、ベルトと肌の隙間にも無理やり捻じ入ってくる不届き者も少なくない。
更には、どう考えても入り込むのは無理なはずの腹部真ん中の小さなへこみにまで被害は及ぶ。
美音は決してくすぐったがりな方ではないが、こうも各所を一斉に責められては流石にたまらない。
奇しくも、その光景は青広豪水が見物したがっていた鰻風呂そのものだった。
「ひゃっ……もう! くすぐった……だから、やめて……ッ!」
小さな声で、しかしハッキリとした拒絶を示すも相手に話が通じるはずもない。
歩を進めていた足はすっかり止まってしまい、美音は身体を硬直させて耐えることしかできず。
そうこうしているうちに、傍若無人な侵略者たちはいよいよ下半身へと侵攻を開始した。
にゅる―――
背中側を泳いでいたうちの一匹が、お尻の割れ目へ勢いよく突撃し
そのまま、前側の処女陰唇へと繋がる通路、いわゆる蟻の門渡りを一気に通り抜け。
「あ……」
―――にゅるるんっ!
そこから、内股であったがゆえに太ももと足の付け根の間にできていた三角形の隙間から
ニョキッ! と顔を出し、柔肉を掻き分けるように身を捩らせながら脱出を図った。
(……ぁんんんんんッ!?)
ビクンビクンビクンッ!
瞬間、最も敏感な部分に生じたかつてない刺激が少女の裸体を大きく痙攣させる。
しかし、咄嗟に身体を「く」の字に折ることで顔を水につけ、美音は悲鳴を掻き消すことに成功。
この時の彼女の反射ともいえる行動は、紛れもなく正解だった。
もし、水中に消えていった嬌声がそのまま出ていたら、確実に屋敷の中にまで届いていたのだから。
(いっ、今のは……何……?)
水に体温を奪われ、冷えた身体が一気に発熱したかのように頬が朱に染まる。

419AM2018/01/09(火) 12:36:51.70ID:8fO+cO/C
例によって規制の都合上、あとの四レスは二十四時間後以降に投下します

420名無しさん@ピンキー2018/01/09(火) 12:38:50.29ID:8LC09qHQ
お疲れ様です!
久々のアクアメロディの直接的なエロ!
鰻たちの健闘に期待してます!

421名無しさん@ピンキー2018/01/09(火) 20:09:25.52ID:K61SYz6B
お疲れ様でした。
オレ達の鰻先輩があと四レスでアクアメロディを絶頂させることができるか!
期待しています!!

422怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2018/01/10(水) 12:43:58.69ID:kunHVGch
それは快感と呼ぶには激しすぎ、痛みと呼ぶには苦しさがなかった。
過去に対峙した男たちから無理やり与えられた性感とは同じようで違う感覚。
あるいは、もう一度同じ感覚を経験すれば、少女は「女」として目覚めていたかもしれない。
だが、初心さゆえに己に起こるであろう変化に恐怖を覚えた美音は本能が命じるがままに
両手を股間に挟み込むことで、その得体のしれない刺激を二度と受けぬよう抵抗した。
(駄目……とにかく、ここに触れられるのだけは!)
防御を下に回したことで上、つまりはもうひとつの女性の象徴がガラ空きになってしまうし
そこも刺激を受け続ければ危険な部位であるという自覚はあったが、やむを得ない。
今はとにかく先程の感覚を与えられないようにするのが先決だった。
(足を、動かさないと……!)
そもそも、池の中に居続けているからこんな目にあっているのだ。
岸に上がることさえできれば鰻たちはついてこれない。
そうすれば、この間断なく与えられ続けている望まぬ感覚も終わりを迎えることができる。
その一心で仮面もコスチュームも失った怪盗少女は歩を進めていく。
しかし、内股の間に両手を挟むという姿勢ではスピードが出るはずもなく。
かといって無理な動きをすれば大きな音が出る可能性がある以上、ゴールは遠かった。
「あっ……ふっ、ふぁっ……ひ、んっ!」
(うっ……くぅっ……岸までが、遠い……!)
距離にすれば五メートルもないはずなのに、今の美音には岸が遥か彼方に見えていた。
のろのろと前に進んでいる間にも、鰻たちによる愛撫は激しくなる一方。
今はまだ、嫌悪感や気持ちの悪さといった悪感情が先走っているため耐えられるが
もしもこれが別の、先程目覚めかけた何かへと変化してしまえば、その時は。
(ダメッ! 余計なことは考えず、今は足を動かすことだけを考えて……ッ?)
「ひうっ?」
ぶるぶるっ!
その身体の震えが起きたのは悪い方向へと向きかけた意識を振り切るように頭を振ったのと同時だった。
鰻との接触によって生じたものではない。
外部からの刺激によるものというよりは、むしろ身体の内部から押し出されるような衝動。
(こ、これって……やッ、嘘、こんな時に!)
背筋に走る寒気とは裏腹に股間に集まる熱波が震えの正体を告げる。
それは、こんな状況であっても人間である以上は避けられない生理衝動、すなわち尿意だった。

423怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2018/01/10(水) 12:49:31.17ID:kunHVGch
今に至るまでのことを振り返ってみればおかしなことではない。
出発前にちゃんと用を足してはいるが、長時間気温が低く肌寒い地下水路を移動していた上
青広邸ではエアコンの利いた室内で散々水に濡れ、そして今は裸で水に浸かっている。
身体の水分を汗として排出しやすい夏場とはいえ、小水が近くなったとしても仕方がなかった。
(うっ……駄目、意識したら一気に波が……んんッ!)
少女の脳裏に押し寄せる津波によって今にも強引に開かれようとしている扉の映像が浮かび上がる。
それは両の掌の下で起きている切羽詰まった事態を端的に現す映像比喩だった。
だが、だからといってここで粗相をしてしまうわけにはいかない。
トイレ以外の場所に小水を垂れ流してしまうなど、年頃の女の子として許されるはずがないし
怪盗アクアメロディとしても、敵地、しかも屋外でというのはプライドに関わる問題だ。
それにここで漏らしてしまうことで起きる、何よりも耐え難いことは
(わ、私のおしっこの混じった水の中で育った鰻が誰かの口に入るなんて……)
思い起こされるのは青広豪水と対面を果たした時のこと。
あの時彼は鰻料理を食べていた。つまりはこの池に住む鰻も誰かが食べる可能性があるということ。
実際にこの池の鰻を食べる人間が調理前に起きたことを知ることはありえないだろうが
当事者である美音からすれば、その恥ずかしすぎる未来を想像するだけで気絶してしまいそうになる。
(我慢、しないと……あ、ああッ、でもッ!)
足の付け根で渦巻く濁流を何とか逃がそうと、ベルトが巻かれた腰が左右にくなくなと揺れる。
しかし、その動きは徐々に大きくなり、十秒も経たないうちに激しいものへと変化した。
これは水の中、という条件が災いしたとしか言いようがない。
頭以外の全身が浸かっている以上、体温が上がることはありえず、腹部への水圧も少なからずある。
また、どんなに潔癖な人間であっても、プールや海で小便を垂れ流す者によくある心理として
「どうせ出してもすぐに混じって分からなくなるんだし」という考えが無意識に浮かんでしまうため
どうしても、肉体的にも精神的にもブレーキが完全にかからないのだ。
「やあッ……お願いだから、今はっ、今だけは触っちゃ……あぅんんッ」
のみならず、現状は多数の鰻による全身ぬるぬる責めまで加わっている。
肩や背中や腋を撫でられ、臍を突かれ、太ももを滑られ、乳肌を蹂躙されるたびに力みが抜けていき
そして、すっかり彩づいた乳首がピンッと弾かれるたびに膀胱が緩みそうになってしまう。
「だめ、だって……言ってる、のにぃ……ひんッ!」
それでも最大の恥だけは避けようと健気に耐える怪盗少女だったが、決壊は間近。
そして、それを早めんとする刺客は彼女のすぐ後ろへと迫っていた。

424怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2018/01/10(水) 12:54:39.94ID:kunHVGch
(いけないッ……このままじゃ、漏らしちゃ―――きゃあああッ!?)
ツンッ。
身体中を責められながらも、唯一脅かされる事なく奥地でひっそりと佇んでいたもうひとつの陰部。
尻たぶの谷間を強引に掻き分けられ、発見されてしまったその小さな穴に侵略者のノックが与えられた。
不意の一撃は、かろうじて尿意を耐え忍んでいた美音の気の張りを一瞬消失させるには十分で。
「―――あッ、やんッ! だっ、だめぇっ!」
じわっ……
股間をギュッと掴むように押さえていた手のひらに、微かに広がる生暖かい感覚。
それが何を意味しているかに気がついた美音は慌てて下腹部に力を送り、開きかけた水門を閉じる。
なんとかギリギリで対処が間に合ったおかげでそれ以上尿が漏れ出すことはなく
ホッと息をつきかけるも、危機はまだ通り過ぎてはいなかった。
何故なら、潜り込める可能性のある穴を見つけた鰻がとる行動は一つしかないのだから。
「あくぅッ! いや、そんなとこ……ろッ! どうして、やめて……ぇッ!」 
柔らかな尻肉同士の間に身を滑り込ませた一匹が不浄の穴の中に入り込もうと動き始める。
少女にとって不幸だったのは、その個体が発育不良気味でサイズが小さかったこと。
もう少し大きければ無理を理解して諦めた可能性もあったが、そうはならなかった。
グリグリと頭を捩じ込まんとする動きによって菊襞が刺激され、鋭い悪寒が華奢な背筋を貫く。
美音のそこは汚い排泄物が出ていく部分であるにも関わらず色素は薄く、可憐な佇まいだった。
ヒクヒクと収縮する、アナルを中心に放射状に広がる皴々からも穢れを感じ取ることはできない。
(嘘……ッ、こんな、お尻、なんて……ああ、でもッ)
お尻が性感帯になる、という知識を持たない美音からすれば鰻の攻撃は青天の霹靂だった。
勿論性的興奮を覚えるということはないし、感じているのはひりひりする苦痛だけだ。
だが、微かではあるが切なさにも似た刺激が同時に伝わってくることには困惑せざるをえない。
痛みだけならばむしろ我慢の燃料となるが、後者の刺激はそうではない。
質としてはまるで別物であるが、それはどちらかというと先程股間で発生した衝撃に近く。
それゆえに無意識の恐怖を覚えてしまった裸少女は不埒な細長生物を振り払わんと
細腰を前後左右に勢いよくグラインドさせるが、思うような効果は上がらない。
むしろやる気が増したとばかりに未開の尻穴へと突き刺さらんと黒頭が勢いづいてしまう。
「くああぅッ! うくぅ! あは……ッ、んん! ふッ、んふう……ッ」
生まれて初めて感じる尻穴からの恥ずかしいくすぐったさと苦痛に心を掻き乱される中
美音は悩まし気な表情で眉根を寄せて括約筋を締め、必死に禁忌の扉を開けぬよう力をこめる。
本当なら後ろに手を回して引き抜きたいが、前の防御がある以上救援を送ることもできない。

425怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜2018/01/10(水) 13:00:37.80ID:kunHVGch
身体中に黒を纏い、小さく苦痛とも喘ぎともつかぬ声を漏らす裸少女の姿は淫靡極まりなかったが
そんな破廉恥なる綱引きの時間も終わりを迎える瞬間がやってくる。
身体の各所に与えられている刺激に悶え苦しみながらも、岸へと向かっていたブーツの両足。
それがあと一歩、手を延ばせば届くところにまで来た時のことだった。
下腹部に込めた力を留めるために止めていた息が限界にきたため、吐き出そうとした一瞬の隙。
全身の力が僅かながらも弛緩したその刹那に、男性器にも似た鰻の頭がぬるんと直腸の中へと飛び込み
密やかに窄まっていたピンク色の肛肉が黒光りする粘性の胴体を咥え込んだ。
(ひッ、ひゃぁうッ!! あぅんッ! いっ、いやああぁぁッ!!)
先程と同じく、咄嗟の危機意識から顔を水につけた美音の絶叫が水の中へと溶けていく。
ビクビクビクッ! と前傾に折られた身体が激しく震え、次の瞬間には後ろへと大きく仰け反った。
水面に出た少女の口はパクパクと何かを訴えるかのように動き、目元から一筋の涙が零れる。
それは痛みか、あるいは屈辱か、それとも女としての悦びの目覚めによるものだったのか。
本人ですらわからぬ理由で流れた涙からわかることは、果てしなきショックの大きさだけだった。
「あ、あっ……?」
じわ……じゅわわっ……ぷしゃああーっ!
続け様にショックが抜ける暇もなく、生気の抜けたような声と共に遂にダムが決壊した。
尿口から最初はゆっくりと、しかしすぐに勢いよく飛び出した黄金色の液体が股間を中心に広がっていく。
「いやッ、とっ、止まらない……ッ!」
恐れていた事態が現実となったことで、お尻の中に異物がいることも忘れて顔面を蒼白にする美音。
しかし、一度開いた水門は如何に力もうとも閉じることはなかった。
我慢に我慢を重ねて放出された小水はしばらく勢いを止めることなく垂れ流される。
どうする術もなくその光景を呆然と見つめる怪盗少女だったが、ここで思わぬ事態が発生した。
得体の知れぬ液体に恐れをなしたのか、処女の肢体を嬲っていた鰻たちが身を離し始めたのだ。
それは当然アヌスから尻内に侵入した一匹とて例外ではない。
ぬぽんっ! と慌てた様子で飛び出し、仲間たちと共に逃げ出していく。
「ひああんッ!? あっ……ふぁ……はぁ……」
尻穴から鰻の頭が抜けた瞬間、排泄の快感に似た感覚が少女に思わず嬌声を上げさせる。
数瞬遅れて小水も止まり、後に残ったのは惰性で前に進む虚脱状態の裸女体ひとつ。
「……ぐすっ」
邪魔者が消え、ようやく岸に辿り着いた美音の口から漏れたすすり泣きのような声を聞いた者はいなかった。

426AM2018/01/10(水) 13:02:13.36ID:kunHVGch
以上で投下終了となります。
これでミッション3編は終了となります。この池で育った鰻なら有り金はたいても食べたい(ぇ
この後美音は岸から直接一階の窓に再侵入し、近くにいたメイドを気絶させ服を盗んで変装。
そのまま地下水路から帰宅しましたが、特に描写する必要性がなさそうなのでスキップで。

427名無しさん@ピンキー2018/01/10(水) 13:20:30.11ID:CAuteHGF
お疲れ様です!
性的快感に怯え、突然の尿意を耐えながら、体内に異物を許し蹂躙され悶える美音にとても興奮しました!
前作といい、すっかり美音にはおもらしキャラの印象が残りましたが、やはり、羞恥心に耐えながら戦う彼女には強く興奮します!
今日からの新生活、頑張ってください!

428名無しさん@ピンキー2018/01/10(水) 15:45:52.85ID:5N1rZflf
こう終わりますか。アナル処女をウナギに奪われ失禁、美音はどういう気持ちで日常を送るのでしょう。
また、アイズにどこまで知られているのか(AMさんの言うように取り寄せてたり?)、次回のミッションは?と続きが気になりますが、新生活に無理が無いように頑張ってください。

429名無しさん@ピンキー2018/01/10(水) 23:18:30.40ID:r/oBk9LK
アクアメロディのお尻に潜り込めた鰻になりたい・・
アクアメロディのお尻で締め彼女の黄金水で漬けた鰻でなら、御飯何杯でも余裕でいけますわ

430名無しさん@ピンキー2018/01/15(月) 20:46:56.60ID:F4ENEKCz
しかし、これってウナギが潜り込んだ後お漏らしを我慢していたら、手足腰の装備だけでウナギをアヌスに入れたまま尿意を我慢して逃げたのだろうか?
この状況でのんびりトイレもいけないし、ウナギもひり出せないだろうし、何より入り込んだウナギを放置して帰れないでしょうしね。
むしろそのタイミングで見つかれば一番悲惨だったかも。

431名無しさん@ピンキー2018/01/15(月) 21:30:03.71ID:lamHFESz
抜けなかったら、多分アナル責めの衝撃で進めず、多数の鰻に責められ鰻風呂の中に沈んだままだったんじゃね
そしてその内警備に発見され、据え膳提供と

432名無しさん@ピンキー2018/01/17(水) 21:01:11.66ID:u9+vULKc
すごく久しぶりに覗きに来たら、アクアメロディ復活してるー!?
もう続きは諦めていたから、本当に嬉しい。
また読めるとは、今年は初っぱなから、いいことあった。
次のスーパー戦隊はルパンレンジャーvsパトレンジャーっていう怪盗戦隊vs警察戦隊っていう特殊な構成みたい。
ルパンイエローは女性みたいだし、このスレ的に美味しい設定はあるかな?

433名無しさん@ピンキー2018/01/19(金) 21:17:50.50ID:Qkx5yzlc
AMさん描写力とか言葉選びのレベルが上がってる気がする
ここに再来する前にも何か書いていらしたのかな

434名無しさん@ピンキー2018/01/20(土) 06:19:08.70ID:vCEqtWEv
>>316だと今回が復帰作とのことらしい

435名無しさん@ピンキー2018/01/26(金) 12:31:13.54ID:7MqpJ9qt
やはり新作がないと寂しいものだな。
怪盗好きの皆さん、元気でやってますか。

436名無しさん@ピンキー2018/01/26(金) 13:37:53.30ID:qs+roYG5
昔、AMさんが頑張ってた時みたくまた職人さん増えないかな

437名無しさん@ピンキー2018/02/11(日) 12:46:39.65ID:zIb3WPLl
AMさんの投稿から一月経ったけど、新生活は大丈夫だろうか?
続きはともかく元気でいるといいけど。

438名無しさん@ピンキー2018/02/11(日) 16:49:24.62ID:vgEr/Mzo
もうスレ名をAM氏と愉快な仲間達で良いような

439名無しさん@ピンキー2018/02/12(月) 01:09:10.90ID:rdKeydLv
職人さん方で賑わえばいいんだけど、もともとAMさんの復帰自体が奇跡といえるくらい寂れてたからなー

440名無しさん@ピンキー2018/04/07(土) 23:34:09.71ID:ZJoKhIbG
ずっと楽しませてもらってたけど
自分も投稿してみようかな

441名無しさん@ピンキー2018/04/08(日) 01:37:27.18ID:t7aU0Mq0
待機してる

442名無しさん@ピンキー2018/04/08(日) 01:39:31.66ID:wo5f4YLS
風邪引いてるけど全裸待機


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