任天堂の時価総額6兆円 9年ぶり回復、「スイッチ」けん引
2017/9/20 22:17
20日の東京株式市場で任天堂株が3日続伸し、株式時価総額は2008年9月以来9年ぶりに6兆円の大台を回復した。
3月に発売したゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」をけん引役とした業績拡大が期待されている。
かつて業績不振に苦しんだが、復活のピッチが加速している。
この日の終値は前日比4.7%高の4万2890円で、時価総額は6兆761億円だった。
時価総額は上場企業全体ではゆうちょ銀行(6兆2955億円)に続く11番目の大きさとなる。
株高の主因はスイッチのヒットだ。
家電量販店では入荷後すぐに完売する状態が続く。
14日には中国ネットサービスの騰訊控股(テンセント)によるソフト供給も明らかになった。
エース経済研究所の安田秀樹氏は「テンセントとの連携で販路を開拓し、
中国市場に本格参入するのではとの思惑も広がっている」と指摘する。
https://www.nikkei.com/article/DGXLZO21337880Q7A920C1DTA000/