2017/10/19(木) 21:07配信
ロイター
焦点:日銀社債オペ、神鋼債買入の見方広がる 投資家救済の声も
https://jp.reuters.com/article/boj-kobe-steel-bond-idJPKBN1CO1P1
[東京 19日 ロイター] - 日銀が19日に実施した社債買い入れオペで、
データ改ざん問題に揺れる神戸製鋼所<5406.T>の既発債が買い入れられたとの見方が
市場で広がっている。不正発覚後に同社の社債価格が下落。
評価損を抱える投資家にとって、日銀オペは格好の「売り場」となり、
今回の社債オペが事実上の救済策になったとの声も聞かれる。
日銀が19日のオペで対象とした社債は、
年限が1年以上3年以下で格付け機関からトリプルB格以上の格付けを取得し、
日銀が認めた銘柄。
神戸鋼の既発社債は総額1760億円で、このうちオペ対象となるのは460億円。
社債等買い入れオペのルールで定められている買い入れ額の上限は、
総発行残高の25%、1発行体当たり1000億円となっており、
理論上では460億円の全てが買い入れ対象となる。
ただ「過去のオペで日銀が既に保有している分があり、これを除くと約200億円、
高く見積もったとしても300億円程度が入るだろう」(投資家)
との見方が、オペ前に出ていた。
市場の注目点は、落札レートだった。
神戸製鋼債を本気で売却したい投資家は、低いレートを出せないとの思惑が事前に出ていた。
ある市場関係者は「足切りレートがどのくらいになるかを予測して、
その水準よりも高めに入れる必要があるためだ」と述べる。
ロイター
焦点:日銀社債オペ、神鋼債買入の見方広がる 投資家救済の声も
https://jp.reuters.com/article/boj-kobe-steel-bond-idJPKBN1CO1P1
[東京 19日 ロイター] - 日銀が19日に実施した社債買い入れオペで、
データ改ざん問題に揺れる神戸製鋼所<5406.T>の既発債が買い入れられたとの見方が
市場で広がっている。不正発覚後に同社の社債価格が下落。
評価損を抱える投資家にとって、日銀オペは格好の「売り場」となり、
今回の社債オペが事実上の救済策になったとの声も聞かれる。
日銀が19日のオペで対象とした社債は、
年限が1年以上3年以下で格付け機関からトリプルB格以上の格付けを取得し、
日銀が認めた銘柄。
神戸鋼の既発社債は総額1760億円で、このうちオペ対象となるのは460億円。
社債等買い入れオペのルールで定められている買い入れ額の上限は、
総発行残高の25%、1発行体当たり1000億円となっており、
理論上では460億円の全てが買い入れ対象となる。
ただ「過去のオペで日銀が既に保有している分があり、これを除くと約200億円、
高く見積もったとしても300億円程度が入るだろう」(投資家)
との見方が、オペ前に出ていた。
市場の注目点は、落札レートだった。
神戸製鋼債を本気で売却したい投資家は、低いレートを出せないとの思惑が事前に出ていた。
ある市場関係者は「足切りレートがどのくらいになるかを予測して、
その水準よりも高めに入れる必要があるためだ」と述べる。