中田宏氏(瀧誠四郎撮影)
自民党が夏の参院選比例代表で、元横浜市長の中田宏氏(54)を擁立する方向で調整に入ったことが4日、分かった。中田氏は周囲に出馬の意向を伝えている。複数の党関係者が明らかにした。
自民党選対幹部によると、出馬は中田氏側の希望という。
中田氏は平成5年衆院選旧神奈川1区で日本新党から出馬し、初当選。衆院議員を3期務めた後、14〜21年に横浜市長を務めた。
24年衆院選で日本維新の会から出馬し、4期目の当選を果たしたが、26年に落選後はテレビ出演などをしていた。安倍晋三首相に近い山田宏防衛政務官とは盟友関係にある。
自民党は今回の参院選で、比例代表に旧民主党出身者も含め積極的に擁立することで票の上積みを図っている。党幹部は「一定の知名度がある中田氏は票を稼いでくれる」と期待を寄せている。
https://www.sankei.com/politics/news/190405/plt1904050003-n1.html