中日スポーツ12/31(火) 10:05配信
矢沢永吉(70)は2009年、12年に紅白に出場。09年は矢沢も紅白も「還暦」、12年はデビュー40周年の節目だった。「今年も70歳の節目ですが、のどを痛めています」と紅白に詳しい社会学者の太田省一氏。公演が中止されたこともあり、紅白登場は不透明だ。
「矢沢はライブでいかにファンを興奮させるかを命題にしてきた。テレビに出なくてもレコードが売れた1人」でもある。4年前、中日スポーツの単独インタビューに矢沢は「(キャロル結成後、)僕らもテレビに出てドカーンといきたいわけですよ。でも出してくれないんだもん。今度はテレビ局が出てくれとなった。テレビに使われずにドンといったんだから、テレビに出る必要はないんじゃない?」と振り返っている。
キャロルがデビューした1972年の紅白は小柳ルミ子が「瀬戸の花嫁」を歌い、矢沢がソロデビューした75年は布施明が「シクラメンのかほり」で出場した。矢沢は先の時代を疾走していたようだ。
「09年は節目の時期の出演ですが、(矢沢側にNHKに対する)人情もあるんでしょう」と太田氏。インタビュー時には夏フェスでの若い世代の熱狂ぶりを喜んでいた。矢沢は音楽を愛する人とのコミュニケーションには心が動かされるようだ。
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