菊地成孔からの呼びかけ
1)どうもこんにちは。菊地成孔と申します。これを、心ある、あるいは心なきTwitter使用者の何方かが、いかなるタイムライン上でも良いので貼り付けを願います。
目的は町山智浩さんの視界に入れることですが、勿論、何方に読まれても構いません。
2)僕が個人的にドナルド・トランプ(敬称略)を「支持する」と発言したことへの、集団的な差別に近い陰性の反応を引き起こしたことそれ自体は、特に問題視していません。
そもそもの連載の中で、当時から既にトランプが世界の嫌われ者であることは前提で書いていましたし。
3)こういう仕事ですから、批判者が出ることは有意義ですし、それによっていわゆる風評被害が出ることも有意義だと思います。
ただ「降りかかる火の粉は払わねばならない」という程度の反駁は持ち合わせています。
4)それは大きく2つに分かれます。「トランプはそんなに悪なのか?」という疑問と「Twitterとトランプと町山智浩さんの関係」について。です。
僕は、何方であれ、Twitter使用者の状態である方がトランプに対して病的な嫌悪感を抱くのは何故だろうかと考えましたが
5)トランプ自身がTwitter使用者だから。という点は重要な一つだと思っています。
また、Twitterは文章しか使えないので(動画も使えますが、基本的には)、発言内容だけが交換されがちですが、言動と行動は分けて考えるべきです。
6)町山さんが今回したことは、「言い付け」「吊るしあげ」に似ていると思います。これはファシズムを駆動するときに不可欠の行動形態です。
7)過去、日本人は「あいつ、在日だってよ」とか「あいつ、創価学会員だってよ」とか「あいつ、部落出身者だってよ」といった、差別扇動を行い、
その際には「言い付け」「吊るしあげ」が横行しました。世界に目を向ければユダヤ人、共産主義者へのそれも皆さんご存知でしょう。
8)今回、町山さんが僕に対してなさったことは「あいつ、トランピーだってよ」という行動形態であり、
町山さんが、Twitterという麻薬のジャンキーにさえならなければ、積極的に批判すべき、とまで言わずとも、自重されるはずだったのになあ、と考えます。
9)「トランプを嫌わないと差別されるのか?」というのは大袈裟に過ぎますが、
「菊地さん、合衆国在住者として、あなたのトランプ支持発言は危険だと思います」と、正々堂々と伝える方法はいくらでもあったと思いますので。
10)僕のあの発言は、連載記事の一つですが、別の記事は、N国のT氏がマツコデラックス氏をロックオンした際に「仇敵は似る」というテーマでした。
町山さんは、トランプへの憎悪の果てに、退行して(SNSは退行機械です)トランプと同化した感がある。と僕は思います。
11)と、他にも論点はありますが、Twitter上での議論というのは筆談や文通の形態にならざるを得ないので、僕の知る限り、かなり不毛な消耗戦になりがちです。
12)ですので、町山さんに公開討論を提案したく思います。町山さんは過去、N国T氏からの同じ誘いを「お前なんかの宣伝に使われたくないので」
と断った過去がある、と聞きましたが、僕相手ならさほど抵抗もないでしょう。勿論、ZOOM使用になりますが、来日時でも結構です。
13)場所はDOMMUNEが最適であると思いますが、違う場でも構いません。勿論これは戦闘的な行為ではありませんし、所謂プロレスでもありませんし、
なあなあの液状化にもつれ込もうという老獪で汚い手打ちの誘いでもありません。
14)僕ら両名にとっても、Twitter使用者の傍聴者にとっても(傍聴権はTwitter使用者であること。としましょう)
来るべき新しい世界に対する有意義な討論になると思っています。お返事をお待ちしています。期限は設けません。
拒否されても、逃げたと誹謗することは絶対にしません。
15)お返事は、ご本人である証明さえあれば、いかなる形でも結構です。以上、本来ならメールで差し上げるべきことを、15のツイートの形にしました。
根拠は、Twitter上で始まった事なので、ここまではTwitter上で。との判断です。ここから先は第3の場に移すべきだと思います。
菊地はもう反応しない方がいいと思う
岡田斗司夫や町山のような人間には、くれぐれも関わってはいけない
近づいたら見境なく不幸になる
町山が菊地に対する敗北感を引きずり続ける限りこの泥仕合は続くだろうな