【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は28日、国防部から業務報告を受けた際、北朝鮮が一線を越える挑発を行ったり、首都圏を攻撃したりすれば、直ちに攻撃的な作戦に切り替えられるよう、近代戦に合わせて軍の構造改革を強く推進するよう指示した。
また、北朝鮮の核とミサイルに対応する「3軸体系」の具体的な構築計画を策定するよう指示した。
3軸体系は北朝鮮にミサイル発射の兆しがあれば先に破壊する「キルチェーン」、発射されたミサイルを迎撃する「韓国型ミサイル防衛(KAMD)」、北朝鮮が攻撃してきた場合に指導部などに報復攻撃を行う「大量反撃報復(KMPR)」の三つを指す。
国防改革については主要国政課題に掲げている。
文大統領は「強い軍隊が平和をもたらすということを一瞬たりとも忘れてはならず、強力な国防改革を迅速にやり遂げなければならない」として、「軍自らが身を削る自己革新の努力が必要だ」と強調した。
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政府ソウル庁舎で国防部の業務報告を受ける文大統領=28日、ソウル(聯合ニュース)