北朝鮮のミサイル発射を受け、アメリカと韓国は31日午後、朝鮮半島上空に航空戦力を集結させ、有事の際に北朝鮮の核・ミサイル施設を爆撃する訓練を公開した。
こうしたなか、国連安保理の緊急会合で、北朝鮮への石油の供給禁止を含む追加制裁について議論されたが、中国とロシアはその場で反対した。
北朝鮮の90%以上の石油を供給している中国が、石油を止められない理由の一つにパイプラインの『構造的な理由』があるという。
国連北朝鮮制裁委員会元専門家パネルメンバーの古川勝久氏は「(送油を)一定期間止めてしまうと、パイプライン内部に付着物が堆積するため、再開にはかなりの手間とコストと期間がかかる」と話す。
一方、ロシアは、石油輸出を含めた北朝鮮との貿易を通じて、朝鮮半島における経済の権益と存在感を確保したいというのが本音だとみられる。
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