10代の若者の暴力を助長しているとしてTikTokの1年間禁止をアルバニアが決定 - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20241222-albania-bans-tiktok/
2024年12月22日 17時05分
現地時間の2024年12月21日、アルバニア政府が同国内でのショート動画共有アプリ「TikTok」の使用を1年間禁止すると発表しました。これは2024年11月にソーシャルメディアを発端に10代の少年による殺人事件が発生したことを受けてのものです。
Albania to ban TikTok and implement school safety plan following tragic incident - Albanian Times | Albanian Times
https://albaniantimes.al/albania-tiktok-ban-school-safety/
Albania bans TikTok for a year after killing of teenager | Reuters
https://www.reuters.com/technology/albania-bans-tiktok-year-after-killing-teenager-2024-12-21/
アルバニアのエディ・ラマ首相は、全国の保護者団体や学校教師と会合し、学校をより安全な場所にするための施策を計画してきました。そして、学校保護計画の一環として、TikTok禁止令を施行すると発表しています。アルバニアでのTikTok禁止令は、2025年初めに施行される予定です。ラマ首相は「1年間、我々はすべてのユーザーに対してTikTokを完全に禁止します。アルバニアではTikTokが利用できなくなります」と語りました。ラマ首相はソーシャルメディア、特にTikTokが学校内外で若者の暴力を助長していると非難しています。
アルバニア政府によるTikTok禁止令は、2024年11月に14歳の男子学生が同級生に刺殺された事件がきっかけになったとされています。刺殺事件が発生したあと、同級生が犯行時の写真をSnapchatで共有したため、アルバニアでは全国的な抗議活動が発生していました。ラマ首相は若者の間で暴力が増加していることについて、「特にTikTokが国内の若者の間で暴力を助長しています」「TikTokは近所の悪党です。我々はこの悪党を1年間、近所から追い出すつもりです」と語っていました。
ラマ首相はTikTok禁止令を施行する理由について、「この問題は子どもたちだけのものではなく、我々自身にとっての問題でもあり、社会にとっての問題でもあり、TikTokや子どもたちを人質に取っているその他すべてのものに関する問題でもあります」と語っています。
一方、TikTokはアルバニア政府に「緊急の説明」を求めているそうで、同社の広報担当者は「犯人や被害者がTikTokのアカウントを持っていたという証拠は見つからず、実際、この事件に至るまでの動画はTikTokではなく別のプラットフォームに投稿されていたことが複数の報道で確認されています」とロイターに説明しています。
フランス、ドイツ、ベルギーといったヨーロッパの一部の国では、(略)
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