500万円窃盗の警察官に執行猶予付き有罪判決 大阪地裁
7月14日 14時54分
大阪府警の警察官だった男が、職務で訪れた家に多額の現金があることを知り
現金500万円を盗んだとして、窃盗などの罪に問われた裁判で、大阪地方裁判所は
「警察への信頼を失墜させたが、反省し、懲戒免職にもなっている」として、
執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。
大阪府貝塚警察署の地域課の巡査だった出口卓実被告(25)は、
ことし1月と4月に貝塚市内の高齢の男性の自宅から現金合わせて
500万円を盗んだとして窃盗などの罪に問われました。
出口元巡査は、男性から「財布がなくなった」という連絡を受けて家を訪れた際、
多額の現金があるのを知ったということで、起訴された内容を認め、
検察は懲役2年6か月を求刑していました。
14日の判決で大阪地方裁判所の辻井由雅裁判官は
「警察への信頼を失墜させる犯行で、社会的な影響は大きい」と述べました。
一方で、「懲戒免職処分を受け、被害者とも示談している」として、
出口元巡査に懲役2年6か月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。
NHK NEWSWEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170714/k10011058811000.html