http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170723/k10011069951000.html?utm_int=news_contents_news-main_001
活発な前線の影響で、秋田県で断続的に非常に激しい雨が降り、この24時間に降った雨の量は、多いところで300ミリを超える記録的な大雨になっていて、川が氾濫し住宅が浸水する被害が起きています。自治体が出す避難指示や勧告などの情報に従い、避難場所など安全なところに早く避難してください。すでに周囲が浸水するなど避難が難しい場合には、建物の2階以上の崖から離れた部屋に移動するなどして安全を確保してください。
気象庁によりますと、東北付近に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み前線の活動が活発になっている影響で、秋田県に発達した雨雲が次々とかかり、断続的に非常に激しい雨が降っています。
午前6時までの1時間には秋田県が仙北市に設置した雨量計で41ミリの激しい雨を観測しました。午前6時までの24時間に降った雨の量は、秋田空港で332.5ミリ、秋田市雄和で281ミリ、横手市で274ミリ、大仙市で211ミリと各地で平年の7月1か月分を大幅に超え、ところによって観測開始以来最多となる記録的な大雨となっています。
秋田県内では、大仙市や由利本荘市を流れる川で22日夜遅くからきょう未明にかけて氾濫が発生し、住宅などが浸水する被害が起きているほか、県内各地の川で氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えていて、このうち、秋田県を南北に流れる一級河川の「雄物川」では国土交通省と気象台は氾濫の危険性が非常に高まっているとして「氾濫危険情報」を出しました。
これまでの雨で秋田県の秋田市や大仙市、仙北市、由利本荘市、横手市など、岩手県の八幡平市、滝沢市、雫石町では土砂災害の危険性が非常に高まり自治体が避難勧告を発表する目安とされる「土砂災害警戒情報」が発表されています。前線が東北付近に停滞するため秋田県ではこのあとも大雨による土砂災害や川の氾濫や洪水に厳重な警戒が必要です。
また、岩手県や山形県にも発達した雨雲が流れ込み大雨になるおそれがあります。秋田県と岩手県、山形県では、これから夕方にかけて1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る見込みで、あす朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで▽秋田県と山形県で160ミリ、▽岩手県で150ミリと予想されています。
気象庁は、記録的な大雨になっている秋田県などでは、土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒するよう呼びかけています。自治体が出す避難指示や勧告などの情報に従い、避難場所など安全なところに早く避難してください。すでに周囲が浸水したりして避難が難しい場合には建物の2階以上の崖から離れた部屋に移動するなどして安全を確保してください。また、大気の不安定な状態が続いているため、落雷や竜巻などの激しい突風にも十分注意してください。
【被害の状況】
秋田市役所によりますと、午前5時までに住宅など2棟が床上まで水につかる被害が出たほか、3棟で床下が水につかる被害が出たということです。
横手市役所によりますと午前6時半までに住宅など8棟が床上まで水につかる被害がでたほか、48棟で床下が水につかる被害がでたということです。また、市内各地で土砂崩れが起きていて市の職員が確認にあたっています。
さらに、道路が土砂崩れで通行止めになり、孤立状態の集落もあります。
横手市大森町坂部地区で48世帯123人、大森町中の又地区で18世帯58人、大森町大平地区で11世帯37人、大森町小山地区で11世帯21人、それに横手市沼山地区で4世帯10人と、5つの地区で孤立状態がおきています。地区の住民と連絡はとれているということです。
由利本荘市役所によりますと、午前6時半までに、市内の住宅など3棟が床上まで水につかる被害がでたほか、6棟で床下が水につかる被害がでたということです。
7月23日 7時13分
活発な前線の影響で、秋田県で断続的に非常に激しい雨が降り、この24時間に降った雨の量は、多いところで300ミリを超える記録的な大雨になっていて、川が氾濫し住宅が浸水する被害が起きています。自治体が出す避難指示や勧告などの情報に従い、避難場所など安全なところに早く避難してください。すでに周囲が浸水するなど避難が難しい場合には、建物の2階以上の崖から離れた部屋に移動するなどして安全を確保してください。
気象庁によりますと、東北付近に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み前線の活動が活発になっている影響で、秋田県に発達した雨雲が次々とかかり、断続的に非常に激しい雨が降っています。
午前6時までの1時間には秋田県が仙北市に設置した雨量計で41ミリの激しい雨を観測しました。午前6時までの24時間に降った雨の量は、秋田空港で332.5ミリ、秋田市雄和で281ミリ、横手市で274ミリ、大仙市で211ミリと各地で平年の7月1か月分を大幅に超え、ところによって観測開始以来最多となる記録的な大雨となっています。
秋田県内では、大仙市や由利本荘市を流れる川で22日夜遅くからきょう未明にかけて氾濫が発生し、住宅などが浸水する被害が起きているほか、県内各地の川で氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えていて、このうち、秋田県を南北に流れる一級河川の「雄物川」では国土交通省と気象台は氾濫の危険性が非常に高まっているとして「氾濫危険情報」を出しました。
これまでの雨で秋田県の秋田市や大仙市、仙北市、由利本荘市、横手市など、岩手県の八幡平市、滝沢市、雫石町では土砂災害の危険性が非常に高まり自治体が避難勧告を発表する目安とされる「土砂災害警戒情報」が発表されています。前線が東北付近に停滞するため秋田県ではこのあとも大雨による土砂災害や川の氾濫や洪水に厳重な警戒が必要です。
また、岩手県や山形県にも発達した雨雲が流れ込み大雨になるおそれがあります。秋田県と岩手県、山形県では、これから夕方にかけて1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る見込みで、あす朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで▽秋田県と山形県で160ミリ、▽岩手県で150ミリと予想されています。
気象庁は、記録的な大雨になっている秋田県などでは、土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒するよう呼びかけています。自治体が出す避難指示や勧告などの情報に従い、避難場所など安全なところに早く避難してください。すでに周囲が浸水したりして避難が難しい場合には建物の2階以上の崖から離れた部屋に移動するなどして安全を確保してください。また、大気の不安定な状態が続いているため、落雷や竜巻などの激しい突風にも十分注意してください。
【被害の状況】
秋田市役所によりますと、午前5時までに住宅など2棟が床上まで水につかる被害が出たほか、3棟で床下が水につかる被害が出たということです。
横手市役所によりますと午前6時半までに住宅など8棟が床上まで水につかる被害がでたほか、48棟で床下が水につかる被害がでたということです。また、市内各地で土砂崩れが起きていて市の職員が確認にあたっています。
さらに、道路が土砂崩れで通行止めになり、孤立状態の集落もあります。
横手市大森町坂部地区で48世帯123人、大森町中の又地区で18世帯58人、大森町大平地区で11世帯37人、大森町小山地区で11世帯21人、それに横手市沼山地区で4世帯10人と、5つの地区で孤立状態がおきています。地区の住民と連絡はとれているということです。
由利本荘市役所によりますと、午前6時半までに、市内の住宅など3棟が床上まで水につかる被害がでたほか、6棟で床下が水につかる被害がでたということです。
7月23日 7時13分