インターネットの交流サイトを利用して犯罪に巻き込まれた18歳未満の子どもは今年上半期(1〜6月)で919人だった。前年同期より30人増え、半期としては過去最多を更新した。警察庁が19日発表した。
警察庁によると、淫行などの青少年保護育成条例違反が350人と最多。裸の画像を撮られるなどの児童ポルノ関連が289人、児童売春が243人だった。被害者の95%は少女で、年齢別では16歳が25%、17歳が22%と多かった。被害者が相手と会った理由の4割は、金品や性的関係など「援助交際」目的だった。
サイト別では、短文投稿サイト「ツイッター」に起因した被害が昨年下半期(6〜12月)より2割増の327人で、全体の3分の1を占めた。次いでチャット型サイトの「ひま部」の93人(同40人増)。ツイッターは匿名で複数のアカウントを作れるために被害が増えていると警察庁はみている。ツイッター日本法人は「深刻に受け止めています。これまで以上に改善、努力を続けてまいります」としている。
被害者の約9割はスマートフォ…
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