4年間勤務で800万円、医師確保へ支度金制度
讀賣新聞:2017年11月23日 14時57分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171123-OYT1T50023.html
静岡県御前崎市は、市立御前崎総合病院(同市池新田)の医師と薬剤師を確保するため、支度金制度を創設する。
4年間勤務した医師には800万円を支払う。22日開かれた定例記者会見で柳沢重夫市長が明らかにした。
27日開会の定例市議会に提案する条例案によると、制度の対象は、過去3年以内に同病院に勤務した経験のない、60歳未満の医師になる。
まず500万円が貸与され、2年間勤務すると返還の必要はなくなる。
その時点でさらに300万円が貸与され、同様に2年間の勤務で返還を免除される。
薬剤師は40歳未満が対象で、新たに勤務する場合、150万円が貸与され、5年間の勤務で返還が免除される。
同病院に勤務した経験がある場合、貸与額は75万円で、3年間の勤務で返還を免れる。
同病院には12人の常勤医師がいるが、医師不在の診療科は大学病院からの応援でカバーしている。
条例案が可決されれば、12月にも施行する。県内では沼津市が同様の取り組みをしているという。
御前崎市はまた、12月から、医師の紹介者に奨励金を支払う制度を始める。
64歳未満の医師が対象で、採用された医師が1年間勤務した後、紹介者に50万円を支払う。