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2019/5/24(金) 20:16配信 YAHOO!JAPAN NEWS,時事通信
写真:環境省の実証事業で、除染土を選別する作業=24日午後、福島県飯舘村
![【福一】農地に除染土再利用へ=環境省、実証事業を公開−福島←発電燃料用の作物栽培、帰還困難区域の飯舘村長泥地区、実証事業公開 ->画像>4枚](https://amd.c.yimg.jp/im_sigg7tKhiduMBtsoyFsC0W5H_Q---x900-y600-q90-exp3h-pril/amd/20190524-00000154-jij-000-3-view.jpg)
環境省は24日、東京電力福島第1原発事故に伴う除染作業で生じた土を農地で再利用するため、
帰還困難区域に指定されている福島県飯舘村長泥地区で行っている実証事業を報道陣に公開した。
6月にも発電燃料用の作物の栽培を始める。安全性が確認されれば、将来的に同地区内の約34ヘクタールの土地に農地を造成する。
実証事業では村内の除染土のうち1キロ当たり5000ベクレル以下のものを使って280立方メートルの盛り土を造成。
同日は重機による工事などを公開した。表面から50センチ分は放射能汚染されていない土で覆い、
バイオマス発電の燃料に使う穀物などを栽培。
放射能濃度などを測り、今年度中に安全性を検証する。
長泥地区の一部は、帰還困難区域内の避難指示解除に向けた国の「特定復興再生拠点区域」に指定され、
村は2023年春の解除を目指している。