[2022年7月26日14時51分]
日本相撲協会は26日、37代木村庄之助の畠山三郎さんが22日午後7時ごろに慢性間質性肺炎のため自宅で死去したと発表した。72歳だった。
青森県出身の畠山さんは1965年(昭40)に角界入り。2012年九州場所から立行司、39代式守伊之助を襲名。2013年九州場所から37代木村庄之助となり、2015年春場所を最後に退職していた。
波瀾(はらん)万丈の行司人生だった。1994年にバイクにはねられたことがある。2008年の秋には、食道がんを患った。2カ月の入院生活を経て1場所で土俵復帰。
再び「死」を見たのは、2012年初場所4日目。大関把瑠都に送り倒された小結若荒雄と接触。土俵下に転落し記憶が飛んだ。
生前、「気がつけば病院のベッドの上。ピクリともしないから周りは死んだと思ったらしい」と話していた。脳振とうだったが、休まず翌日も裁いた。
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