米バイオ企業モデルナは17日、風邪の症状や気管支炎、肺炎を引き起こすRSウイルスに対するワクチンの臨床試験で、
60歳以上の人の発症を84%抑える効果がみられたと発表した。
同社幹部は「春までには米国や日本の当局と結果を共有し、承認申請したい」と話した。
RSウイルスは2歳までにほぼ全員が一度は感染する。
初めてかかる乳児のほか、肺や心臓の病気がある高齢者で重症化の恐れがある。
試験には約3万7千人が参加。接種した部位の痛みや倦怠感などがみられたが、安全性が懸念されるような健康問題は確認されていないとした。
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