日産自動車の経営参画を水面下で模索してきた台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業による買収計画が再び浮上する可能性が出てきた。日産がホンダとの経営統合に向けた基本合意書(MOU)の破棄方針を固めたことで、鴻海の動きに歯止めをかけていた2つのくびきが外れるためだ。電気自動車(EV)事業に手間取る鴻海の買収への動機は失われてはいない。
台湾の中央通信社は2024年12月中旬、鴻海が日産株の取得に向けて大株主...(以下有料版で,残り2377文字)
日本経済新聞 2025年2月6日 5:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC05CTC0V00C25A2000000/