
米EVテスラCEO、車もトップも「中国色に染まってもいい」
米EVメーカーテスラのイーロン・マスクCEOが、社内チームとの最近の懇談で「テスラのグローバル本社は将来、中国に置かれるだろうし、将来のCEOもエンジニア出身の中国人になるだろう」と発言したと、中国メディアが21日に報じた。
テスラの現在の売り上げはアメリカに集中しているが、今後の成長は世界最大のEV市場である中国にかかっている。しかし米中貿易戦争のあおりを受け、テスラの中国事業は2018年以降苦戦を強いられている。
マスクCEOは懇談で、
「EVの最も重要な市場である中国で勝つために、テスラは中国風味を増やしていく。ぱっと見完全に中国の車になることも辞さないし、新車を中国で最初に発売する可能性も否定しない」(マスクCEO)
とも述べ、中国市場への強い期待と決意が鮮明になっている。
https://www.businessinsider.jp/post-195114
テスラ車、中国が10%の購入税を免除−米中貿易摩擦の中、異例の厚遇
米電気自動車メーカーのテスラは、中国で販売する自動車に課せられる10%の購入税を免除された。米中の貿易摩擦にもかかわらず、異例の優遇措置を勝ち取った格好。
通常は国内の電気自動車メーカーに与えられる今回の優遇措置は、中国で販売されるテスラ車の全モデルに及ぶ。中国の工業情報省が30日にウェブサイトで発表した。同日の米株式市場で、テスラは一時4.8%高。
トランプ米大統領は1週間前、中国での生産に代わる計画を直ちに模索し始めるよう米企業に「命令」した後、両国の緊張は緩和しつつあると示唆していた。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-30/PX2AMR6K50XT01