来年度4%成長見通し
政府は2021年度の実質国内総生産(GDP)成長率の見通しを4%程度とする方針だ。
3.4%だった7月時点の見通しを上方修正する。8日にまとめた追加経済対策による押し上げを見込む。
20年度の成長率は新型コロナウイルスの感染再拡大を踏まえ、マイナス4.5%からマイナス5%台前半に下げる。
近く閣議了解する。政府は毎年末に翌年度の経済見通しを示し、予算編成の前提となる税収を見積もる。コロナ禍で経済が停滞した20年度は予測通りなら戦後最悪のマイナス成長となる。
東京五輪・パラリンピックも予定する21年度は高い成長となるが、21年度1年間のGDPの水準でみると、予測通りでもコロナ前の19年度に届かない。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67408900X11C20A2MM0000/