安倍氏「アベノミクス、変えるべきでない」 岸田氏に継続求める
自民党の安倍晋三元首相は26日のBSテレ東の番組で、岸田文雄首相の経済政策に関し「アベノミクスから変えることはすべきではない」と述べた。
安倍氏は、首相が「成長と分配」による新しい資本主義を掲げていることを念頭に「新自由主義は取らないと首相は言っているが、成長から目を背けるととられないようにしないといけない。社会主義的な味付けになっているととられると市場もマイナスに反応する」とクギを刺した。
安倍氏は岸田政権について「衆院選が大変な試練だったが結果は大勝だった。最大の試練を乗り越え、安定的な政権運営が可能になる基盤を獲得した」と指摘。政権の2022年の課題について「1、2月は(新型コロナウイルスの)オミクロン株にいかに対応していくか。7月は参院選で勝ち抜くことが求められる。北京オリンピックが開催され、中国とどう向き合うかが試されている」と述べた。【東久保逸夫】
https://mainichi.jp/articles/20211226/k00/00m/010/139000c