陸上やバレーなどの女子選手を性的な意図で撮影する「アスリート盗撮」を防ごうと、京都府警が取り組みを強化している。7月には大学生による女性安全対策チームを設立。関係機関との連携も深め、対策を進める。(坂戸奎太、河部啓介)
https://news.yahoo.co.jp/articles/668368fba45ef090b9d36adb07bd98fd381bd889
今月下旬、京都市右京区の競技場「たけびしスタジアム京都」で開かれた高校生の陸上競技大会に合わせ、府警の警察官約10人が私服で近辺を歩き、目を配った。場内は一般観客の入場が認められておらず、周辺から望遠カメラなどで選手が狙われる可能性があるためだ。期間中の計3日間で場内にカメラを向けるなどしていた7人に職務質問をした。 昨年8月の取り締まりでは、女子選手の下半身を撮影した男を見つけ、後日に府迷惑防止条例違反容疑で書類送検した。今回は検挙に至らなかったが、右京署の田土義之・生活安全課長は「声をかけると被害実態を知っている人が予想以上に多く驚いた。フェンスに目張りをし、警察官による警戒を場内アナウンスで知らせた効果が表れたのかもしれない」と振り返った。