香川照之、違約金は5億円超か 〝降板ドミノ〟止まらず…改めて「THE TIME,」でVTR謝罪
9/3(土) 5:00配信サンケイスポーツ
性加害騒動の渦中にある俳優、香川照之(56)が1日に降板したTBS系情報番組「THE TIME,」(月~金曜前5・20)にVTR出演し、改めて騒動を謝罪した。金曜司会を務めていた同番組に黒いスーツ姿で登場し、「今の私の生の声は説得性がありません」などと涙目で熱弁。また、新たにサントリーがCMの起用を取りやめるなど〝降板ドミノ〟は止まらず、ドラマや映画、CMなどの違約金は5億円超の可能性も出てきた。
話題作や人気CMに出演するベテラン俳優がセクハラで失った代償は大きかった。
この日、香川は金曜司会を降板したTBS系「THE TIME,」にVTR出演。冒頭で月~木曜司会の安住紳一郎アナ(49)が緊急登板して降板を伝え、「これは香川さん本人と、私たち番組サイドで話し合った上での判断です」と説明。その後、黒いスーツ姿の本人が登場し、神妙に謝罪を始めた。
同番組の降板を発表した1日に収録したという動画では目に涙を浮かべ、「私の今までの人生すべてに関わってこられた方々の中で不快な思いをさせてしまった方々に対して、その方々すべてにおわび申し上げます」と語ると、深々と一礼。
降板について「今の私の生の声は、説得性がありません。さまざまな不信感や不快感を視聴者の皆さまに与えてしまう」と神妙に説明した。
セクハラ行為は先月25日発売の「週刊新潮」で発覚。3年前、クラブホステスのブラジャーをはぎとり、胸を触るなどして女性がPTSDを患ったと報道され、香川は同26日に同番組で生謝罪。その際は同局も番組続投の意向を示していたが、今月1日に同誌がクラブのママの髪を鬼の形相でつかむ香川の写真を載せるなど続報したことから状況が一変。続々と仕事の降板が発表された。
性加害騒動が過熱する中、この日、サントリーは10月放映予定の「パーフェクトサントリービール」の新CMへの起用中止を決定。続けて光放送のサービス「eo光」を提供するオプテージはウェブや広告の掲示などを取りやめる意向を示すなど、広告は全7社中6社が消滅した。また、NHK Eテレ「インセクトランド」は5日放送回からオンエアを中止し、配信も停止。同「香川照之の昆虫すごいぜ!」の過去の動画も取り下げるなど関係各所は大混乱となっている。
ある芸能関係者は「違約金は最低でも5億円を超える可能性が高い」と推測し、香川の今後について「イメージが悪すぎる。演技がうまくても見る側がセクハラ騒動を思い浮かべてしまう。しばらく復帰は難しいのではないか」と話す。損害は〝倍返し〟どころでは済まなさそうだ。
★代役は江藤アナ中心に
番組では安住アナが今後の金曜司会について「今日(2日)は私が、来週からは江藤(愛)、杉山(真也)、宇賀神(メグ)の3人のアナウンサーが担当いたします。どうぞご了承ください」と伝えた。同局は1日に香川の降板を発表した際、代役について「金曜日は江藤アナを中心に放送していく予定です」と報告していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c0e6d91ea48b24b47e7706148c81bfe87c06b4d