溶液に浸すだけで希土類クラスターを合成、高機能材料として期待
大阪大学大学院理学研究科の今野巧教授らの研究グループは、室温で溶液に浸すだけで希土類水酸化物のクラスターを合成する簡便な手法を開発した。
同クラスターは残留農薬を分解する固体触媒や、極低温を実現する磁気冷凍材料など高機能材料として期待できるという。
分子中に多数の希土類イオンが集積するクラスターは、磁性、発光、触媒などとしての多彩な応用が報告されている。
しかし、このイオンは幾何構造が容易に変化するため、特別に設計された有機物を利用し、水素イオン濃度(pH)、反応比、反応温度を制御した上での溶液合成が不可欠だった。
研究グループは結晶中のイオンが極めて高い運動性を示す「イオン伝導体結晶」を利用し、酢酸ルテチウム(Lu)の溶液にイオン伝導体結晶を浸した。
すると、4個以上のルテチウムイオンが結晶の中に入り込み、サイコロ状の錯体が新たに形成されることが分かった。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
サイエンスポータル 8/28(金) 14:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/78aa6d00cd506803f55cf43faa9b58d37d0b6940
大阪大学大学院理学研究科の今野巧教授らの研究グループは、室温で溶液に浸すだけで希土類水酸化物のクラスターを合成する簡便な手法を開発した。
同クラスターは残留農薬を分解する固体触媒や、極低温を実現する磁気冷凍材料など高機能材料として期待できるという。
分子中に多数の希土類イオンが集積するクラスターは、磁性、発光、触媒などとしての多彩な応用が報告されている。
しかし、このイオンは幾何構造が容易に変化するため、特別に設計された有機物を利用し、水素イオン濃度(pH)、反応比、反応温度を制御した上での溶液合成が不可欠だった。
研究グループは結晶中のイオンが極めて高い運動性を示す「イオン伝導体結晶」を利用し、酢酸ルテチウム(Lu)の溶液にイオン伝導体結晶を浸した。
すると、4個以上のルテチウムイオンが結晶の中に入り込み、サイコロ状の錯体が新たに形成されることが分かった。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
サイエンスポータル 8/28(金) 14:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/78aa6d00cd506803f55cf43faa9b58d37d0b6940