https://mainichi.jp/sunday/articles/20200203/org/00m/070/004000d
立憲民主党と国民民主党の合流は「破談」となった。これには、安倍晋三首相も高笑いをしていることだろう。意欲的に見えた両代表はどこですれ違ったのか。裏切り者がいるのか。取材を続けるジャーナリストが検証する。
まずもって、私の確信を持った読み通りに進んでいないことを読者の皆さんに対してお詫(わ)びしなければならない。立憲民主党と国民民主党の早期合流の実現についてである。
当初は昨年末が目標だったが、それは年をまたぎ、通常国会にも間に合わなかった。私は2017年の総選挙以降、これまでの2年以上にわたる経過取材で昨年の参院選後にいよいよ立憲の枝野幸男代表はハラを固めたこと、国民民主の玉木雄一郎代表は合流推進を一貫して進めてきたことなどから、年内にも合流・新党結成と読んだ。ところが、合流協議は難航し一旦中断。いまもまだなし得ていない。深層では何があったのか。