5月8日に関西と山陰を結ぶ夜行としてデビューするJR西日本の長距離特急「ウエストエクスプレス銀河」が25日、大阪府吹田市の吹田総合車両所で報道陣に初公開された。
銀河は国鉄時代の117系(1980年製)を改造した6両編成。車体の色に、西日本の海や空をイメージした「瑠璃紺色」を採用した。
多様性がコンセプトで、グリーン個室は風景をより楽しめるよう、窓に合わせた座席配置に。家族個室や更衣室付きの女性専用車、乗客が交流できるフリースペース車両などを設けた。座席間隔やリクライニング角度も広げて快適性を追求し、車いす対応席もある。
週2往復程度の運行で、下りは午後9時15分に京都を出発し、翌日午前9時31分に出雲市着。上りは午後4時に出雲市を出発し、翌日午前6時12分に大阪着。兵庫県内は三ノ宮、神戸、西明石、姫路に停車する。料金は通常の特急と同等で、大阪−出雲市の普通車指定席は大人片道9770円(通常期)。JR西は「気軽に鉄道の旅を楽しみ、地域の魅力を発見してほしい」としている。
10月から来年3月までは大阪−下関間の昼行特急として運行する予定。(田中真治)
5月8日の運行開始を前に、報道陣に公開された「ウエストエクスプレス銀河」=25日午後、大阪府吹田市(撮影・鈴木雅之)

「ウエストエクスプレス銀河」の運転席。1980年代の車両をベースにつくられており、クラシックな雰囲気が漂う=25日午後、大阪府吹田市(撮影・鈴木雅之)

報道陣に公開された「ウエストエクスプレス銀河」。女性用の普通車指定席は、赤を基調にしたデザインになっている=25日午後、大阪府吹田市(撮影・鈴木雅之)

※ ソースにその他画像と動画あります
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202001/0013062189.shtml
2020/1/25 19:08神戸新聞NEXT